GENERATIONSのあまり語られないとこ
ろを語りたい!

今年もEXILE TRIBEが熱い! その中で一
番注目すべきGENERATIONSの背景を語り
たい

歌、ダンス、演劇を主軸に日本を代表するエンターテインメントパフォーマンス集団として活躍しているEXILE TRIBE。あまりエンタメに興味のない方も、EXILE系列のアーティストでしょ? というイメージはあると思います。
現在、EXILE、EXILE THE SECOND、三代目 J Soul BrothersGENERATIONS、THE RAMPAGE、劇団EXILE、FANTASTICSで構成されているEXILE TRIBE。2018年は、母体となるEXILEが活動再開を発表したこともあり、EXILE TRIBEが音楽シーンを盛り上げる一年になると予想されます。

数ある有名グループやメンバーがいる中で、今もっとも注目してほしいグループはどこなのか?
筆者は、GENERATIONSを推薦したいです。今年ついに念願のドームツアー開催が決まっているGENERATIONS。なぜ彼らが2018年要注目なのか? GENERATIONSの魅力やあまり語られない背景を書きながら紹介します。

GENERATIONS from EXILE TRIBEって?

左から:小森隼、白濱亜嵐、数原龍友、中務裕太、片寄涼太、佐野玲於、関口メンディー

GENERATIONSは、EXILE TRIBEに属するダンスボーカルグループで、メンバーは白濱亜嵐(リーダー・パフォーマー)、関口メンディー(パフォーマー)、中務裕太(パフォーマー)、小森隼(パフォーマー)、佐野玲於(パフォーマー)、数原龍友(ボーカル)、片寄涼太(ボーカル)の7名です。
メンバーのほとんどが、EXILEがプロデュースする養成所のEXPG出身で、パフォーマーはEXPG内のオーディションで選ばられたメンバーで構成されています。(白濱亜嵐は劇団EXILE、中務裕太はサポートメンバーからメンバー入り)

2011年に結成され、EXILE TRIBEにとってもはや登竜門と呼べる全国をライブドサ回りする”夢者修行”を2回行い、2012年11月21日に「BRAVE IT OUT」でメジャーデビューを果たしました。
GENERATIONS from EXILE TRIBE / BRAVE IT OUT

メジャーデビューから今まで、シングル・アルバム共にほぼTOP3以内を記録し、デビューから高い人気を持つGENERATIONS。高いのは人気だけでなく、実力も年々レベルアップしていき、2016年からはアリーナツアーを回れるように。2017年にはアリーナツアーに加えて、台北、マカオ、ロサンゼルス、ニューヨークといった海外公演も経験。2018年は念願の東京ドームツアー”GENERATIONS LIVE TOUR 2018 “UNITED JOURNEY”が開催されます。

以下はGENERATIONSの最新MVです。結成時はメンバーのほとんどが10代。現在は全員20代になり、ビジュアルもパフォーマンスも急激な進化を遂げています。見比べてみると面白いです。
GENERATIONS from EXILE TRIBE / 「ALRIGHT! ALRIGHT!」

メンバーのバックヤードも興味深い

メンバーについても触れていきましょう。

まず、ボーカルを務めるのは片寄涼太と数原龍友。この2人は、三代目 J Soul Brothersのボーカルを決めるオーディション”VOCAL BATTLE AUDITION 2″に参加していたファイナリストです。惜しくも落選しましたが、GENERATIONSの構想が生まれた時にボーカルとして抜擢されました。

数原龍友は、色黒で歌に対して情熱的、兄貴肌タイプで熱い男。一方、片寄涼太は、色白で歌に対してピュア、王子様的存在。対照的とも言えるボーカル2人が生み出す楽曲の数々は、キレイな声質を武器にバラードからロック、EDMなどなんでもクオリティ高く歌うことできます。
もちろんパフォーマからも「彼らの声がないと僕たちは踊れない」と言われるほど、信頼を得ている最強コンビです。

パフォーマーは、子供の頃からEXPGで育ってきたメンバーがほとんどなので、ダンスの基礎はもちろんのこと、EXILE特有の高い運動量を必要とするダンスパフォーマンスを時にパッションに、時にクールに踊ることができる精鋭パフォーマーです。

メディア関連でいえば、白濱亜嵐がモデルのラブリと姉弟関係であることや、関口メンディーが「究極の男は誰だ!?最強スポーツ男子頂上決戦」で優勝したことが多く取り上げられるので、テレビで見かけた人も多いのではないでしょうか。
実は小森隼も小さい頃にめちゃイケで放送された”オカザイル”で、キッズダンサーとして出演しています。中務裕太や佐野玲於もそうですが、小さい頃からEXPGに在籍しEXILEのライブやMVに出演したので、昔からEXILEを応援している人たちは見かけたことがあるかもしれません。

ダンスに関して深く書くとかなりの長文になるので、ここでは割愛させてもらいますが、GENERATIONSはダンスの背景もしっかりしていて実力もあります。

中務裕太と小森隼は、いわゆるキッズダンサーの走りとも言える世代で、小さい頃からEXPGで様々なダンスを練習して来ましたし、EXILEのライブバックダンサーも経験しています。

白濱亜嵐は、劇団EXILEに在籍していたこともあり、演技で学んだ表現力がパフォーマンスにも反映されるタイプです。5人のダンスを見て、彼のダンスが一番好きだなと思う方は、激しい踊りの中で時折見せる表現力に惹かれているのだと思います。

関口メンディーと佐野玲於は、KRUMPというジャンルを得意にしているのですが、彼らはKRUMPのオリジネイターであるタイト・アイズから日本のKRUMPを託されたTwiggzがリーダーを務めるTwiggz famメンバーでもあります。
ダンス業界では有名ですが、三代目 J Soul Brothersの小林直己と岩田剛典も同じファミリーに属していますね。
簡単に言ってしまうと、世界が認めたKRUMPダンサーに認められて、そのファミリーに入っているという栄誉ある立場の人間なのです。
「Sing it Loud」 白濱亜嵐solo dance ver.(動画最後に全メンバーのソロ動画リンクあり)

こうした背景を見てみると、いかにGENERATIONSがしっかりと実力や将来性を買われて選抜されたのかがわかります。

EXILE TRIBEの重大使命を背負ったGENE
RATIONS

GENERATIONSは、EXILE TRIBE並びにLDHの今後を決めるといっても過言ではないほど重要なプロジェクトだったと筆者は思います。
今になって考察できることではありますが、彼らに与えられた使命は「EXILE TRIBEで新グループを定着させる」、「EXPGから世界に通じるアーティストを生み出す」、「EXILE TRIBEを大きくする」の3つだったのではないかと。

EXILEは第3章で、二代目 J Soul BrothersがEXILEメンバー入りしたことで、継承型のグループに生まれ変わりました。その後、J Soul Brothersを継ぐグループを作るということで三代目J Soul Brothersが結成。三代目J Soul Brothersには、EXILEのNAOTOと小林直己がダブルリーダーとしてメンバー入りしていたので、ここまではEXILEをベースにした流れだったこともあり、見ている方も分かりやすかったと思います。

しかし、GENERATIONSは少し状況が違います。結成時はEXILEメンバーもいないですし、EXILEの弟分という後ろ盾はありましたが、ほぼ新戦力で戦う集団として結成されました。

その中で、EXILEメンバーを使わず、EXPGからデビュー実績を作り、EXILEブランドの名に恥じないパフォーマンスを”若い力”の中から選抜していく。これは、EXILE TRIBEが今後拡大していくためのスタートダッシュでもあり、LDHが育ててきたコンテンツを最大限に利用して世の中に通じるのか? という社運をかけたものだったのではないでしょうか。

GENERATIONSが失敗していたら、その後のデビューはなかったかもしれない。THE RAMPAGE、FANTASTICSといった新グループも生まれなかったかもしれないですし、EXPGで結果を出せば夢を掴めるといった目標さえも怪しくなっていたかもしれません。

そういった点からもGENERATIONSは、EXILE TRIBEにおいて重要な使命を背負い、期待に応えてきたグループだと思います。GENERATIONSの成功があったからこそ、EXILE TRIBEはここまで拡大化できたといっても過言ではないでしょう。

2014年には白濱亜嵐と関口メンディーがオーディションを勝ち抜き、EXILEと兼任になりましたが、これは実力を認められたという他にも、EXILE TRIBEの拡大化に貢献してくれた。その力をEXILEでも発揮して、EXILEもGENERATIONSもWinWinになれるようにというリスペクトも込められていたのではないでしょうか。

地道に、そして着実に人気をつけたGEN
ERATIONS

EXILE TRIBEといえば、EXILEや三代目J Soul Brothersなど、社会現象を起こすまでに活躍したアーティストがいることもあり、一大プロジェクトとして完成されているイメージがあると思います。
しかし、ここ数年のEXILE TRIBE並びにLDH関係のアーティストはドタバタしていたと感じる方も多いのではないでしょうか?

EXILEのATSUSHIが海外留学をしたことをきっかけに、EXILEメンバーはそれぞれの兼任グループに活動に専念。そこからソロプロジェクトが生まれたり、ユニットが生まれたり、THE RAMPAGE、FANTASTICSといった新グループも誕生しました。
EXILE TRIBEではありませんが、EXILE魂を継承しているE-girlsも大幅な世代交代やメンバー変更があり、LDH全体で見ても活動が細分化されていった時代でしたが、そのバタバタしている中で、メンバー変更などもなく地に足をつけて活動してきたのがGENERATIONSです。

GENERATIONSもソロ仕事などで活躍したり等はありましたが、基本的には7人で結束して活動してきました。
おそらくGENERATIONSを昔から応援している人は周知のことだと思いますが、彼らの結束やチームワークはパフォーマンスにもしっかり反映されていて、そこがGENERATIONSのいいところであり、他のグループとの差別化できるポイントでもあります。

EXILE TRIBEは、ボーカルとパフォーマーで構成されるので、どうしても見る側はボーカルとパフォーマーを別々に見てしまう部分があると思いますが、GENERATIONSはボーカルもパフォーマーばりに踊りますし、パフォーマーはただ激しいダンスを踊るだけでなく、楽曲に合わせた表現や音ハメを見せたり引き出しが多いです。
そこには、プロフェッショナルな集まりという感覚だけでなく、学生時代の部活動のようなチーム感。野球に例えるなら、甲子園のメンバーでそのままプロ野球リーグに来たような熱さを持ったところが、GENERATIONS特有のパフォーマンスと魅力を生み出していると思います。
GENERATIONS from EXILE TRIBE / 「GENERATIONS A DOCUMENTARY FILM THE NEXT」

上記の動画で関口メンディーが「GENERATIONSのテーマは青春。みんなで一生懸命、切磋琢磨」と言葉にしていますが、まさにその通り。
この青春臭さがGENERATIONSを応援したくなる魅力なのです。

GENERATIONSの10代人気は、ただの10代
人気ではない

GENERATIONSは、10代のファン層からも熱い支持を集めています。
これは必然といいますか、アーティストやアイドルに限らず10代〜20代で構成されるアーティストグループならば通る道だと思いますが、GENERATIONSの10代人気は少し経緯が違います。

流行などの自然発生的なもので作られた人気ではなく、GENERATIONSの地道な活動によって生まれた人気で、そのきっかけを生んだのが、初めてとなる冠レギュラー番組「GENERATIONS高校TV」です。
AbemaTVで放送されている番組で

“GENERATIONSが全国の高校を訪問し、リアルな学生生活を体験。高校生と触れ合うことで、普段見ることができないGENERATIONSの新たな一面が明らかになる” 引用:GENERATIONS高校TV公式サイト

という内容で全国各地の高校生と交流してきました。

現地で直接高校生とコミュニケーションをとるなか、番組の企画として全国の高校生ダンサーがGENERATIONSの曲で踊るダンスコンテスト”全国青春ダンスカップ”を開催。そこでGENERATIONSの「AGEHA」が多くの高校生に踊られるなどして、着実に質の高い10代人気を獲得していきます。
GENERATIONS from EXILE TRIBE / AGEHA

その結果、人気長寿音楽番組「ミュージックステーション」の企画ランキングコーナで、”日本の高校ダンス部で踊られている楽曲”と”部活動に青春を捧げる高校生が選ぶ アガる歌(J-POP)”の部門で「AGEHA」が2位を獲得するという反響に。
並み居るヒットソングを抑えての2位は、数字以上に価値のあるもので、いかにGENERATIONSが高校生を筆頭に人気を獲得してきたのか。しかも自ら足を運びイベントを開催したことで手に入れた根強い人気だということがわかります。

今やブームの火付け役に10代の声が強く反映される時代になって来ていますが、GENERATIONSの手に入れた10代人気は、一過性のものではなく相互のコミュニケーションで生まれた硬い人気です。これから5年、10年後も長く愛されるグループになるでしょう。

2018年は、ベストアルバムのリリースから始まり、中国ツアーを控え、目標だったドームツアも決定したGENERATIONS。彼らはデビューしてから7人で結束を固め、若い世代でEXILE TRIBEに貢献したい。自分たちの音楽とパフォーマンスで夢を与えたいという一心で活動をしています。

メディアでもすでに注目されていますが、この記事をきっかけにGENERATIONSの背景にも注目してもらえれば、よりGENERATIONSの応援が楽しくなると思います。
2018年のGENERATIONSは要チェックです!


GENERATIONS
GENERATIONS 公式サイト:http://m.tribe-m.jp/artist/index/37

GENERATIONS Twitter:https://twitter.com/generationsfext

GENERATIONS Instagram:https://www.instagram.com/generations_official/

GENERATIONSのあまり語られないところを語りたい!はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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