クイーン映画、またもや暗礁に? 監
督が降板

クイーンのフロントマン、故フレディ・マーキュリーのバイオグラフィ映画『Bohemian Rhapsody』を監督していたブライアン・シンガーが降板した。
シンガー監督は最近、健康上の問題により制作を一時中断し、年明けに再開するつもりだとの声明を出していた。しかしながら、20世紀フォックス社は月曜日(12月4日)、彼はもはや同作品の監督ではないと発表したという。
関係者は、シンガー監督は“信頼のおけない言動”により解雇されたと BBCに話したそうだ。『Hollywood Reporter』は、監督は主役のラミ・マレックと衝突し、セットに姿を見せなくなったと伝えている。クイーンのマネージャー、ジム・ビーチを演じるトム・ホランダーもシンガー監督の言動に愛想を尽かし、一時、降板(その後説得され復帰)したようだ。
シンガー監督は、『Hollywood Reporter』に声明を寄せ、「僕は、何よりもこのプロジェクトを完成させ、フレディ・マーキュリーとクイーンのレガシーを称えたかった。しかし、僕が一時的に自身および僕が愛する人の健康を優先しなくてはならなかったため、フォックスはそうすることを許してくれなかった」とコメントしているという。
シンガー監督は制作が始まる前に、フォックス側からプロにふさわしくない言動は容認しないと警告されていたそうだ。彼は暴力を振るうことはなかったが、セットで物を投げつけるなどの行為があり、全米監督協会が状況を監視するために撮影現場を訪れたと伝えられている。
今後数日内に、新しい監督が発表される予定だという。
Ako Suzuki

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