【山人音楽祭クイックレポ】山人MCバ
トル 大波乱の戦いを制した2代目王
者は……⁉

山人音楽祭2017 【妙義ステージ】 山人MCバトル
昨年の『山人音楽祭』で初めて開催された「山人MCバトル」が、今年も妙義ステージに帰ってきた! 司会を務めるK.I.GとDJのR da Mastaを筆頭に、群馬にゆかりのあるラッパーも多く集った今回のバトル。集まった観客たちが思い思いにビートに身を委ねるなか、総勢12名の参加者たちが激しい火花を散らす戦いをスタートさせた。
8小節2本勝負の1回戦では、SAM、TK da黒ぶち、Dragon One、GOLBYの4名が勝利。オーディエンスのジャッジが僅差なバトルもありながら、小池潔宗、PONY、N∀OKI(ROTTENGRAFFTY)、MAKAの4名は惜しくも初戦でステージを去った。
山人MCバトル

山人MCバトル

2回戦では、昨年の優勝者NAIKA MCら4名がシードで参戦。観客も段々と増え、熱量を増してきたようだ。最初にぶつかったのは、SAMとNAIKA MC。「『山人音楽祭』MCバトル2回目あると思わなかった、うれし~~!」と天を仰ぐ王者を尻目に、なんと今年はSAMが大逆転の勝利を掴んだ。同じくTK da黒ぶちも、先輩である崇勲を破って準決勝へと進出。超ハイテンションに登場したNONKEYと、フリーザコスプレで会場を沸かせた我次郎MICもあえなく敗退。Dragon One、GOLBYらが歩みを進めた。
山人MCバトル

山人MCバトル

「予想通りかませ犬で終わったぜ!」と自虐を飛ばしたNONKEYだったが、準決勝からは司会にジョイン。K.I.Gとともに息の合った進行を見せる。一層研ぎ澄まされたディスが飛び交う準決勝で、決勝への切符を手にしたのは、SAMとDragon One! いよいよ迎えた決勝戦で、早口にまくしたてるDragon Oneと、クールな表情でそれを飄々とかわしていくSAM。熱いバトルの結果、頂点を極めたのは……初戦で「今日は俺が頂きに立つ!」と宣言したSAMだった。
山人MCバトル
最後は、出場者全員が集結してマイクリレー。ベテランが早々に敗退するなど、大波乱の展開となった今年の山人MCバトルだったが、NAIKA MCの「来年もまたみんな楽しみにしててくださーい!」という言葉とともに、和やかな雰囲気で幕を閉じたのだった。

取材・文=まにょ 撮影=Shingo Tamai

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