【レポート】岩佐美咲、3rdソロコン
サートで平尾昌晃作品も急きょ披露

2016年にAKB48を卒業し本格派演歌歌手として活動中の岩佐美咲が、7月22日～23日に東京・よみうり大手町ホールにて初の2日間・全3公演＜3rdコンサート ～笑顔・心・感謝で繋ぐ･･･至福の2日間～＞と銘打ったソロコンサートを開催した。

今回は、7月23日に2部制で行われた内の1部の模様をレポートする。岩佐美咲のソロコンサートは、2016年と今年1月に東京・浅草公会堂でそれぞれ行い今回が第3弾目となり、全3公演合わせて約1500人を動員した。岩佐美咲は、2016年5月までAKB48として活動していた元アイドルの演歌歌手。現在は、氷川きよしや水森かおりが所属している長良プロダクションにて本格派演歌歌手として活動の場を広げている。コンサート本編の前に、イチゴシートというスペシャルなチケットの購入者を対象とした公開リハーサルが行われ、最前列から6列以内の座席を獲得したファンたちを前に2017年1月に発売した新曲の「鯖街道」を披露した。

大歓声に迎えられ始まった3rdソロコンサートは、自身5枚目のシングル曲「ごめんね東京」からスタート。22歳の岩佐らしくキラキラと光るラインストーンがあしらわれた白地に青の花柄の振袖を身に纏い「皆さんこんにちはー！ 演歌歌手の岩佐美咲です！ 今回は2デイズでの公演は初めてなので、どうなるかとドキドキしていたんですけれども、昨日は皆さんのお陰ですごく盛り上げていただきました。今日は、昨日を超えるぐらい皆さんに楽しんでいただきたいなと思っていますし、岩佐美咲ちゃんのことがもっともっと好きになってもらえるようなそんな時間にしたいと思っていますので、最後まで自由に楽しんでいってください」と挨拶、歌うのは「銀座カンカン娘」「下町の太陽」など、誰もが一度は耳にしたことのある名曲だ。

岩佐は、AKB48時代に出演したAKBの番組で行われた歌唱力を競う企画で2度の優勝を果たすなど歌唱力は折り紙付きである。この企画で審査員を務めたのは本コンサートが開催された2日前に惜しまれながらこの世を去った作曲家・平尾昌晃だった。これを受け、「審査員を務められたのが平尾先生でした。平尾先生はすごく優しい方で、私にも優しい言葉をたくさんかけてくださいました。平尾先生のお作りになった曲が大好きで、キャンペーンでもたくさん歌わせていただいていますが、いままで以上に大切に歌わせていただきたいです」デビュー曲のカップリングである小柳ルミ子の大ヒット曲のカバー、平尾昌晃作曲「瀬戸の花嫁」を急遽歌唱し感謝の気持ちを表した。

グッズのTシャツに衣装を変えた岩佐は、特技でもあるギターの弾き語りや、客席に降りて歌唱するラウンドコーナーでは写真撮影OKということもあり、ファンと一緒に和気あいあいとする岩佐の姿が印象的だった。愛称の「わさみん」コールが響き渡るアンコールの最後に、新曲の「鯖街道」を披露し幕を閉じた。また、本公演にて2018年2月4日に、東京・恵比寿ガーデンホールにて＜23rd Anniversary 岩佐美咲 4thコンサート ～演歌で伝える未来のカタチ～＞の開催が発表された。

2018年2月4日 ＠東京・恵比寿ガーデンホール

2017年8月23日発売
初回生産限定盤(CD+DVD)：TKCA-74555 / 1,646円（税込）
[ 収録楽曲 ]
1. 鯖街道
2. （演歌歌謡曲カバー予定）
3. 木綿のハンカチーフ （ライブ・バージョン）
4. 鯖街道 (オリジナル・カラオケ)
[DVD]
鯖街道 MUSIC VIDEO（特別記念盤バージョン）

通常盤(CD)：TKCA-74556 / 1,028円（税込）
[ 収録楽曲 ]
1. 鯖街道
2. （演歌歌謡曲カバー予定）
3. 糸（ライブ・バージョン）
4. 鯖街道 (オリジナル・カラオケ)