【ライヴレポ】テミン(SHINee)が初
のソロステージを日本武道館で開催!
2万8000人を前に「ここからがスター
ト」宣言!!

テミン(SHINee)が、ソロ初単独公演『TAEMIN THE 1st STAGE 日本武道館』を、1日、2日に、東京・日本武道館で開催した。即日ソールドアウトとなった2日間の公演は、両日合わせて2万8000人を動員。ソロステージを夢と掲げていたテミンは、武道館に集まった超満員の観客を終始熱狂させる渾身のライヴを繰り広げた。
まず会場内に入ると、爽やかないい匂いが漂う香りの演出が施されていた。このライヴは、音楽やダンスはもちろんのこと、五感で感じるライヴという斬新さが開演前から伝わってくる。いよいよ会場が暗転すると、ライヴがスタート。SHINeeのイメージカラー、パールアクアグリーンのペンライトに包まれたアリーナ中央に、八角形の360度ステージが設置されている。4面のスクリーンにオープニング映像が流され、そのスクリーンがステージから上昇すると銃声が会場に響き渡った。爆発音から暗闇に照らされたのは、ピストルを構えたテミンの姿。観客の大歓声が沸き起こり、強烈なビートの「Danger」が披露される。テミンは、バックダンサーとともにクールかつキレのいいパフォーマンスを全方向の観客に見せていく。
勢いたっぷりの「TIGER」では、パワフルな歌とダンスを披露。レーザーが交差し火柱が立ち昇る中で、躍動感たっぷりのステージング。テミンは、ライヴ冒頭から立て続けに、カッコ良さを前面に出したパフォーマンスで観客を圧倒する。
MCで、テミンが「僕の初めてのソロステージへようこそ!」と叫ぶと、観客も大きな歓声で応える。続けて、「僕自身もすごく楽しみにしていたステージです。(ライヴ本番までは)緊張もあったのですが、このステージでみなさんが僕をもっと好きになってくれるように頑張りました。今回やりたいことがすごく多すぎて、すごく迷いました。なので、今日はその全部をみなさんにお見せしたいと思います。準備していたものを、全て表現できるように、最後の瞬間まで全力で頑張ります!」と、熱い意気込みを語った。
パワフルなステージ、セクシーな大人っぽさを前面に押し出したパフォーマンスなど、様々な姿を見せていくテミン。ダンスの表現力はもちろんのこと、ボーカル面でも歌詞の世界観をしっかりと伝える、強い説得力に満ち溢れている。
中盤戦の新曲「DOOR」では、無数のロープや包帯で拘束されたテミンの姿がステージにあった。愛情の苦しみを全身で表すパフォーマンスに観客は釘付け。徐々に拘束から解き放たれていき、最後にはマインドの解放へと向かうという、歌詞とリンクした演出は目を見張るものがあった。続いて7月18日にリリースされる2ndミニアルバム『Flame of Love』のタイトル曲「Flame of Love」を披露。テミンはひとりで、炎が立ち昇る中、強い愛の感情を歌とダンスで表現していく。しなやかでいて力強い、全身全霊を捧げたパフォーマンスを終えた彼に、観客は惜しみない拍手を贈った。
切ない想いの詰まったバラード「I'm Crying」では、傘を持った女性、ワイヤーフレームを使って回転する男性など、アニメーションダンサーがステージに加わり、西洋の幻想感を感じさせる、ミュージカルのワンシーンを観ているかのようなステージを披露。
最後のMCでテミンは、「僕は最近、日本ですごく長い時間を過ごしています。このステージやソロアルバムの準備をしていました。すごく忙しかったんですけど、その分、こうしてみなさんの前に立つことができて嬉しいです。これからソロアルバムの発売や、SHINeeの(東京)ドーム公演もあります。みなさんと会える機会がたくさんあるので期待してください」と語る。そして、「今日のステージが、ソロのテミンとしてスタートになるステージです。これからどんなステージが待っているのか、僕もすごく楽しみなので、みなさんも期待しながら応援してください」と声にすると、観客から大きな歓声が起きた。
そして、昨年7月に発売した1stミニアルバム『さよならひとり』のタイトル曲「さよならひとり」が披露される。切ない想いを全力で歌うテミン。花びらが吹き荒れる中、感情を爆発させるように歌いきり、ライヴ本編は終了となった。
鳴り止まない大テミン・コールに応えてのアンコール。ピンスポットで照らされたテミンは、グランドピアノの前に座り、新曲「いつかここで」を初めての弾き語りで歌唱していく。愛する感情を、美しいピアノの旋律とともに伸びやかなボーカルで歌う。テミンが、全ての観客の心をしっかりと掴むと、会場は大きな拍手に包まれライヴの幕は閉じた。
テミンの、底知れない才能が存分に発揮されたステージはまさに圧巻。ソロアーティストとして、この武道館公演から新たなスタートを切ったテミン。SHINeeでの活動はもちろん、ソロとしての今後の活躍に期待の高まるライヴとなった。
写真/HAJIME KAMIIISAKA

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