「誰もが踊ることが出来る」音楽が聴
こえないダンサー”Chris Fonseca”
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出典:vimeo
バックダンサーやミュージックビデオの出演、さらにダンスの講師としてロンドンで活躍、MIRNOFFのCMに出演したことでその名は世界中に知れ渡った"Chris Fonseca"というダンサーをご存知だろうか?
R&Bの曲調では滑らかにかつ繊細に踊り、ビートの強い激しい曲ではクランプで荒々しいダンスをしたり、普通にダンスをしているかのように見える彼にはだが、実はとてつもない苦悩を乗り越えダンスと向き合っている。
SMIRNOFF presents Chris Fonseca "We're Open" TVC feat. HEADNOD Dancers from HeadNod London on Vimeo.
この動画にもあるように、実はChrisはDEAF DANCER、耳が聞こえないダンサーなのである。髄膜炎を患い2歳で完全に聴覚を失い、片耳に人工内耳を装着し、普段は手話でコミュニケーションをっている。
ダンスに出会ったきっかけは映画『Breakin’(ブレイクダンス)』。「毎晩、寝室で見よう見まねで何時間も踊ったよ。お気に入りのシーンを何度スロー再生したかわからないよ」と語っている。一旦は挫折したダンスだが大学生になり再び再開。現在、では講師を務め、健常者・聴覚障がい者関係なくレッスンをしている。
「HEAPS Magazine」ではChrisの特集ページが組まれ、音もリリックも聞こえないChrisがどのように音楽を感じて踊っているのか、どのようにダンスをしているのかが細かくインタビューされている。
また、Chris本人のYoutubeチャンネルからはレッスンの様子や、ドキュメンタリー動画が公開されているので、是非チェックして欲しい。
彼のサイトには「We don’t grow when things are easy; we grow when we face challenges(物事が簡単に行くときは成長しません。私たちはチャレンジに直面したときに成長する)」と語っている。
Christopher Fonseca サイトはこちら。
引用:HEAPS Magazine