【GRAPEVINE】『GRAPEVINE tour 201
1』2011年4月23日 at 新木場STUDIO
COAST

取材:石田博嗣

ニューアルバム『真昼のストレンジランド』を携えてのツアーということで、同作中心のメニューだったわけだが、“静かなるアツさ”を感じるライヴだった。新作について田中和将(Vo&Gu)もMCで“もはや盛り上がるとか盛り上がらんとかではない”と言っていたが、アッパーチューンで盛り上がるのではなく、胸の深部に眩い光が芽生えていくような、ミディアムなナンバーでじわじわと体の内側からアツくなっていく感覚があった。各パートは楽曲を構成するパーツとしてのフレーズではなく、生命力のある旋律を奏で、それらが緻密に交錯する濃厚なバンドグルーブでもって観客を深く陶酔させていたのも特筆すべきところ。開演から2時間半、フロア全体がアートロックように幻想的で厳かで、ポップやキャッチーとは別次元の音楽の中にどっぷりと沈んでいたと言っても過言ではない。

セットリスト

  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。
GRAPEVINE プロフィール

1993年に大阪で結成されたロック・バンド。バンド名は、マーヴィン・ゲイの楽曲「悲しいうわさ(I heard it through the grapevine)」から借用している。自主制作したカセットテープが注目を浴びて、1997年9月にミニ・アルバム『覚醒』でメジャー・デビュー。1998年5月、1stフル・アルバム『退屈の花』を発表。1999年、プロデューサー・根岸孝旨(Dr.ストレンジ・ラヴ)との出会いによって、ラウドに響く歪んだギター、タイトに刻まれるリズム隊の力強さが、一層チューンナップ。結果、彼らの哀愁を帯びたメロディと文学的な歌詞が醸し出す空虚感がより浮き彫りになり、1月リリースのシングル「スロウ」、4月リリースのシングル「光について」がスマッシュ・ヒットを記録し、その2作を含む同年5月発表の2ndアルバム『Lifetime』も好評を博した。洋楽志向のギター・サウンドと飄々としつつも揺るぎないスタイル、文学的な歌詞が変わらぬ人気を獲得。2003年12月、6thアルバム『イデアの水槽』をリリース。2012年9月には、デビュー15周年を記念したベスト・アルバム『Best of GRAPEVINE 1997-2012』を発表。2014年5月、アルバム『Lifetime』の再現ライヴ『IN A LIFETIME』を行なう。2015年10月には、新曲「EVIL EYE」をサプライズ配信し、12月に高野寛プロデュースによる両A面シングル「EAST OF THE SUN/UNOMI」をリリースした。2016年2月、14枚目のアルバム『BABEL, BABEL』を発表。GRAPEVINE Official Website
Twitter
Facebook

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • PunkyFineのそれでいきましょう!~V-MUSICジェネシス日記~
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜

ギャラリー

  • Tsubasa Shimada presents / 「Wet Crate」
  • SUPER★DRAGON / 「楽楽★PAINT」
  • Yun*chi / 「Yun*chiのモヤモヤモヤ」
  • OLDCODEX / 「WHY I PAINT ~なぜボクがえをかくのか~」
  • 魔法少女になり隊 / 「魔法少女になり隊明治のあったりなかったり」
  • みねこ美根 / 「映画の指輪のつくり方」
  • 嘘とカメレオン / 「猫を抱いて蝶と泳ぐ」
  • エドガー・サリヴァン / 「東京文化びと探訪」

新着