取材:高木智史

喜び、悲しみ、飲み過ぎ、全部合わせて『ガンギマナイト』! 当イベントは今年で5周年を迎え、イベントの度に、そうそうたる面子が出演してきたのだが、今宵、最終日もRIZE、B-DASH、BOMB FACTORYなど、強力&危険な面々が集った。バンドの転換中はDJプレイが用意されており、DJ Booなど屈指のDJ陣が終始、イカす爆音空間を作る。フロアにひしめく観客は夏休み最後のバカ騒ぎ!とばかりに会場はカオスと化していた。そして、ホストであるUZUMAKIは中盤4番手に登場。先程までのDJプレイも相当な音量、音圧だったのだが、はるかにそれを凌ぐ音圧を浴びせてくる。生音の凄まじさに改めて圧倒された。その内蔵を突き上げるような轟音が瞬く間に会場を支配し、それにオーディエンスは刺激され、体を揺さぶる。加えて、刺さるような2MCにトランシーなデジタルサウンド。ライヴ開始数秒で人が人の上を舞っていたのは言うまでもない。鬼神の如く、ド迫力のラウドロックを畳み掛け“オイコール”はいつしか“ヴォイコール”みたく、オーディエンスもバースト。ラストには10月7日にリリースされる「RUSH」を初披露。フューチャリングのJESSE(RIZE)も参戦し、重厚さにさらに磨きがかかったヘヴィラウドロックにフロアは狂乱の大爆発を見せた。その後ステージに上がったRIZE、B-DASH、BOMB FACTORYのライヴも言うまでもなく大熱狂。大盛況で5周年の『ガンギマ』が締め括られたのだった。
UZUMAKI プロフィール

まさしく、男気・男気・男気のみで前進するバンド、宇頭巻(うずまき)。99年、アルバム『サウスオーサカ・マフィア』でシーンに登場。以来、南大阪ハードコア・バンドの雄として仁王立ち、爆進撃を続ける彼らにハンパは許されない。6人編成から繰り出される重厚かつソリッドな音は強烈なまでのグルーヴを生み出し、ドスの効いたラップが楽曲をより一層引き締め、聴き手にインパクトではなくダメージを残す。パンク/ハードコア/メタル/ラップの要素をパワフルに昇華させた宇頭巻流ミクスチャー・ナンバーは、まるでケンカのセメント・マッチにも似た、ささくれた男の世界を体現させてくれるのだ。01年には「TERROISM」でメジャー・デビュー。——ハードコア界における“ミナミの帝王”の本領発揮は、これからだ。公式サイト(アーティスト)

OKMusic編集部

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