サンジゲン、17年4月に名古
屋スタジオ新設

 サンジゲンは、アニメ制作会社GONZOを退社して独立を果たした松浦裕暁氏が、2003年に創設したフリーランス集団「三次元」を前身として、鈴木大介氏をはじめとしたスタッフたちとともに06年に設立。09年の「咲-saki-」「アスラクライン」で、リミテッドアニメーションの手法を3DCGに本格的に取り入れ、12年には株式会社Ordetとの共同で初の元請け作品「ブラック★ロックシューター」を製作した。同年には、セルルックの劇場用フル3DCG作品「009 RE:CYBORG」でも脚光を浴び、翌13年の「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」は、ほぼ全編がセルルックの3DCGで制作された国内初の本格的テレビアニメとして好評を博している。16年には、同社10周年記念作品「ブブキ・ブランキ」を手がけた。

 名古屋スタジオは東京、京都、福岡に続く第4のスタジオとして、2017年4月に開設される。東京だけでなく、地方にもスタジオを設立・増強することで、国内の優秀な人材を育て、サンジゲンが得意とするセルルックCGアニメーションを日本にとどまらず、世界へ向けて発信していく。

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