ABCアルバムが原作の映画「L-エル-
」完成披露 広瀬アリスや下山監督「
挑戦でした」

原作はロックバンドJanne Da Arcのボーカル、yasuのソロプロジェクトAcid Black Cherryが現在まで20万枚を売り上げているヒットアルバム「L-エル-」。

今回はアルバムの世界観を実写化した作品で、音楽アルバムの実写映画化は日本では初の試みとのこと。

誰かを信じては裏切られ、また誰かを信じては傷つけられ、真実の愛を追い求めるヒロインのエルを演じた広瀬は「すでに完成されたアルバムの実写化ということで、Acid Black Cherryさんのファンの皆さんも色々な意見があると思いますが、私はこのエルに挑戦させてもらえて良かったです」と話した。

また、波乱の人生を送ったエルに共感できる部分は?との質問には「本当に一途で、純粋で、優しすぎる女性で、好きな人に尽くしたい、優しくしたいというところ」と答えていた。

音楽アルバムの国内初の映画化に挑んだ下山天監督は、監督のオファーが届いた時、今までの方法が全く使えないのではないか、という今作を引き受けるか非常に悩んだという。「映画界も、音楽業界でもやったことない、全く新しい映画づくりをやらなければいけない。思いきって、観客の皆さんには全く新しい映像体験をしてほしい」との思いで快諾。

続けて、「本当に毎日が挑戦でした。Acid Black Cherryのアルバムが“聞くロックアルバム”であり“読むストーリーアルバム”なので、映画では“観るロックアルバム”をとスタッフが一丸となって作りました。本日この映画を通して、アルバムに込めたyasuさんの想いを伝えられた事を嬉しく思います」と感慨深く語った。

イベント内では、登壇した男性キャスト3名が演じた中で、恋に落ちてしまうキャラクターは誰?という質問に対し、高橋メアリージュンも古畑星夏も即答で、古川雄輝演じるオヴェスを指名。一途で健気との答えに対し、エルに暴力を振るう役の平岡祐太は「そりゃそうですよ」と苦笑い。また広瀬が「個人的には、、」と前置きした上で、会場にいないパン屋を指名したこともあり、オヴェスを演じる古川が「エルには、せめてオヴェスと言ってほしかったなぁ」と笑うなど、終始和やかな雰囲気でイベントが行われた。

広瀬の実兄がABCの大ファンで会場に見に来ており、「会場に入ってきた時にすぐ分かりました。出演を最初に報告したのがお兄ちゃんだったので、感想が楽しみです」と笑顔。最後には「独特の世界観なので、ご覧いただけると、どんどん引き込まれていくと思う。スタッフもキャストも身を削って作った作品なので、ぜひ多くの方に広めてほしい」とアピールしていた。

最新の映像技術を駆使して制作された今作は、波乱の人生を送った女性“エル”(広瀬)の愛をテーマにしており、エルとエルを生涯想い続ける幼なじみの絵描きオヴェス(古川) の二人の生涯を綴った壮大な物語が“真実の愛”とは何かを訴えている作品である。今月25日より全国公開。

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