“あのこと”を書いた!? Sexy Zone
佐藤勝利のソロ曲に「涙を抑えきれな
い」とファン感動

 佐藤はこれまでにもソロ曲などで作詞を担当しており、この曲も自ら手掛けた。アイドル誌でのインタビューでは次のように、今作の制作意図を明かしている。

「『Last winter’s night』はファンヘの気持ちをこめて書いたんだ。悲しい気持ちを“冬”にたとえて、『悲しい夜は最後にする』って意味でタイトルをつけたよ。初めて、自分の気持ちをファンに向けて書いたよ。もう絶対、みんなに悲しい思いはさせないよ」(「ポポロ」2016年4月号、麻布台出版社)「すごくシンプルな歌で、言葉数はボクに似て少ないけれど、初めてファンに向けて書いたよ。ボクたちを好きでいてくれた人、これまでに一瞬でもSexy Zoneを見てくれた人につづった歌。これからは“楽しく応援してもらえること”をどんどん増やしていこうと思ってるからね!」(「duet」2016年3月号、ホーム社)

 歌詞を見てみると、「口では言えないからさ 理解されないよね」「1000回の好きより 1回の嫌いがさ 脳裏に浮かび消えないんだ」「泣かせてごめんね」といった生々しい後悔と謝罪の念が盛り込まれているが、後半では新たなスタートへの希望を感じさせる内容となっている。サビ冒頭の「真冬の雪模様」という言葉は、「松島とマリウスの名前を入れようと思ったんだけど、入れられなかったから『ま』だけ使ったんだよ」(「月刊TVfan」2016年4月号、共同通信社)と明かし、自分でも気に入っているそう。

 Sexy Zoneは、2014年10月1日に発売された7枚目のシングル「男 never give up」から、2015年7月1日に発売された9枚目のシングル「Cha-Cha-Cha チャンピオン」まで、佐藤、中島健人、菊池風磨の3人を中心に活動し、松島聡は「Sexy 松(Show)」、マリウス葉は「Sexy Boyz」とそれぞれジャニーズJr.とユニットを結成。3人体制での活動はおよそ1年間続き、15年12月16日発売のシングル「カラフル Eyes」でようやく5人体制に復帰した。3人時代は、ファン内部から「5人でデビューしたはずなのになぜ?」「聡マリはJr.に降格?」などと批判の声が多く上がり、ファン離れも懸念されていた。  こうした経緯から、ファンは佐藤のソロ曲に対して「歌詞があまりに実直で驚いた」「涙を抑えきれない」「SexyZoneは永遠に5人だよ」と賞賛、歓喜。歌詞を自分なりに読み解き、「超訳」をするファンまで出現している。また、「3人は悪くないの分かってたのに受け入れなくてごめんなさい」「本当にむかついたし悲しかったし辛かったし3人の時のCDは一切買ってないけど、それ以上に想像できないくらいに辛いのは5人だよね」と、これまでの活動を批判していたことを反省するファンも。

 「色々言ってた人が口々に泣けるあの時はごめんとかツイートしてるのを見てまぁもやもやしてたんだけど、多分あの曲はそういう人たちに向けた曲で、勝利くんはそれをも受け止めた」「この心の傷はなんだろう……勝利のソロで泣いたけどどうしてもやるせない」とまだ傷が癒えきれていないファンも少なからずいるようだ。

 3月25日からはコンサートツアー『Welcome to Sexy Zone Tour』がスタートする。ファンの前にして、佐藤はどのような演出でこの曲を披露するのだろうか。そしてそれを見たファンはどう感じるのだろうか。ファンが笑顔で応援できるように、5人の今後に期待したい。

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