藤ヶ谷太輔出演のドラマ『櫻子さん』第3話、事件性のないストーリーで視聴率低迷! 見所は猫パンチのみ?
太田紫織氏による同名のミステリー小説を原作とした同ドラマは、「三度の飯より骨が好き」という標本士・九条櫻子(観月ありさ)がさまざまな知識を駆使して事件を解決していくストーリー。藤ヶ谷は、変人である櫻子に振り回される形で事件にかかわっていく博物館の技術補佐員・館脇正太郎を演じている。
今回、櫻子は自身に託された高校時代の恩師・佐々木(モロ師岡)の遺品に人骨があったことから広がる謎に挑んだ。骨は火葬されており、事件性はない。櫻子は遺品にあった謎のメモを手掛かりに真相にたどり着き、佐々木のもとで標本づくりを学んでいた高校生・入山勇人(浦上晟周)に事の真相を語るのだった--。
事件性がないと序盤に明かしてしまっただけに、緊張感に欠けてしまった第3話。白骨死体が見つかった1話や殺人現場を発見してしまった2話のように、どうしてもこの謎を解決しなければならないというストーリーではないだけに、興味をそそられなかった視聴者も少なくないのではないだろうか。入山の実の母親は佐々木が入院中に出会った女だった……という真相も取って付けたようで、あまり驚きもなければ涙も誘われない。全体的に残念な回だったといえよう。