山下達郎「希望という名の光」ジャケット画像

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【40代向け】歌詞に共感できる曲5選
~男性アーティスト篇~

40代になると一通りのことを経験しているので、共感できる機会が少なくなるもの。けれども歌詞に力のある曲は、ふっと耳に飛び込んできた瞬間、強い感動を与えます。そんな力を持った、男性アーティストによる歌詞に共感できる曲を5つ紹介します。

■コブクロ「蕾」

“絶やす事無く 僕の心に灯されていた 優しい明かりは あなたがくれた 理由なき愛のあかし”
2007年のシングル。小渕さんが若くして亡くしたお母さんのことを歌っています。惜しみなく注いでくれた愛情と、もう会えない喪失感は、哀愁感漂うメロディと共に涙腺を緩ませます。今も健在なら、元気なうちに親孝行をしてあげたいと思えるでしょう。この曲で同年のレコード大賞を受賞しました。

■浜田省吾「I am a father」

“額が床に付くくらい 頭を下げ毎日働いてる 家族の明日を案じて 子供達に未来を託して”
2005年のシングル。働き盛りの父親の気持ちを歌った、軽快なロックンロール。家族のためなら頭を下げることも厭わない姿に共感を覚えるでしょう。子供たちが巻き込まれる事件を憂いた2番の歌詞は、まるで10年後の今を予言したようで驚かされます。大人を主人公にしたロックという、大きなインパクトを与えた曲でした。

■奥田民生「イージュー★ライダー」

“何もそんな難しい事 引き合いに出されても 知りません全然 だから 気にしないぜ とにかく行こう”
1996年のシングル。肩の力が抜けた歌声と演奏で、難しく考えずにマイペースで行こうぜ、と歌っています。リアルタイムで聴いた世代なら、あの頃の自由な気持ちを思い出させてくれるでしょう。多くのアーティストがカバーしたほか、バラエティ番組用にリメイクされた「タビザル★ライダー」も配信されています。

■ケツメイシ「涙」

“抑えこんだ感情なら今出そう ありのまま生きるなら今だぞ”
2004年のシングル。独りで我慢するのはやめて思いきり泣こう、と語りかけてきます。大人になると感情を露わにするのが苦手になりますが、弱さも怖さも隠さずに泣くことが強さに変わり、また歩き出せると教えてくれます。まるで友達が一緒に泣いてくれるようで胸を打たれるでしょう。MVではお笑いコンビのダイノジが出演したことでも話題になりました。

■山下達郎「希望という名の光」

“この世でたったひとつの 命を削りながら 歩き続けるあなたは 自由という名の風”
2010年のシングル。映画の主題歌であり、エンドロールに合わせて作られた曲でしたが、2011年の東日本大震災の後、人々を励ます歌として聴かれるようになりました。人生は時に乗り越えるのが困難な試練を与えてきます。そんな時に再び立ち上がる勇気をくれる、祈りに似た静かなエールとして、この歌は響くことでしょう。
共感できる歌詞は狙って書けるものではありません。アーティストの生き様や揺るぎない思いが反映されているからこそ、人々の心を揺さぶるのです。共感を覚える曲に出会えたら、そのアーティストの曲をもっと聴いてみましょう。
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OKMusic編集部

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