LoVendoЯの全国ツアーファイナル公演にZweiがゲスト出演

LoVendoЯの全国ツアーファイナル公演にZweiがゲスト出演

ZweiがLoVendoЯ全国ツアーファイナ
ル公演にゲスト出演

Megu(Ba)とAyumu(Vo)によるユニット“Zwei”が、2015年3月5日(木)新宿BLAZEにて開催された“LoVendoЯ LIVE TOUR 2014-15~あなたの心(ハート)を盗(いただ)きます~”のファイナル公演にゲスト出演した。
LoVendoЯは、田中れいな/岡田万里奈のツインボーカル、魚住有希/宮澤茉凜のツインギターで構成されるガールズロックバンド。ZweiのMegu(Ba)がLoVendoЯのサポートベースを担当していることから、このたびのゲスト出演が実現したのだという。そこで今回は、盛り上がりをみせたという同公演のレポートをお届けする。

●4ヶ月のツアーで掴んできた手応えを確かなものに…

 会場前から長蛇の列が出来ていた会場前。そこからは今の彼女達に対する注目度を感じさせられ、ライヴへの期待が高まっていく。そして、LoVendoЯの登場前に、オープニング・アクトとして田崎あさひ(※)/長谷川萌美によるユニット:Bitter & Sweetが登場。現在全国インストア・ライヴ中だという彼女達は、新曲“恋愛ウォーズ”を含む二曲を披露。昨年4月から行われた、LoVendoЯに帯同したツアー「LoVendoЯ LIVE TOUR 2014 SprinteЯ ~Bitter&Sweet~」の時よりも、より力強くなったライヴ・パフォーマンスを披露した。

 そして、会場が再び暗くなると、LoVendoЯが登場。このツアーの恒例の演出となった、暗闇から電灯を持ったメンバーが現れるシークエンスから、「派手に奪っちゃうよ」という田中の台詞、そして昨年11月5日リリースとなるミニ・アルバム「イクジナシ」収録の“この世に真実の愛が一つだけあるなら”でスタートする構成は、原宿アストロホールのライヴと同じだが、大きな違いは、明らかにその表情が自信に満ちていた事だろう。そして、“UNDERGROUNDER”“Sweet Tweet”と楽曲は進んで行くが、無闇に盛り上げるのではなく、会場の温度を、確かめ、コントロールしながら、芯から高めて行くような意志を感じ、この4ヶ月のツアーで掴んできた手応えを、最終日に確かなものにするような気迫さえ感じさせた。

 岡田が「今日は長いですよ」と話せば、田中が「二時間半、夢の時間にするよ」と応え、オーディエンスの期待を高める彼女たち。しなやかでコケティッシュな田中の歌声と、タフで芯の強い岡田のヴォーカルとのコンビネーションもこれまでよりも明らかに高まり、“DO YOU BELIEVE”などハモりが強調される曲でも、その組み合わせの妙を聴かせる。それは、ツイン・ギターの魚住/宮澤の2人にも同じ事が言え、インストで構成された“Desert of moolit night~月夜の砂漠”~“Princess of lone castle~孤城の姫君~”での、ギター・コンビネーションは官能的とも感じるような魅力を放っていた。

●ZweiヴォーカルのAyumuを加えた3ヴォーカルでのライヴも

 中島卓偉が手がけた、岡田ソロ“洗脳”、田中ソロ“相思相愛”の二曲の新曲を経て、サポート・ベースのMeguが所属するバンド:Zweiとのコラボレーション・ライヴも展開され、“純情スペクトラ”など、ZweiヴォーカルのAyumuを加えた3ヴォーカルでのライヴなど、この日ならではの演出もあり、会場の熱気は終盤に向けて高まっていく。

 そして、ライヴ定番曲“Stonez!!”と“人生マニアック”、“For The Future”はほぼメドレーといっていい流れるような展開で披露し、会場は一気にヒートアップ。“愛の儀式“ホントノキモチ”と展開し、”ラストは“イクジナシ”で一旦幕は降りる。

●2015年7月1日にメジャー・デビューが決定

 Tシャツに着替え戻ってきたメンバーによるアンコールは、“BINGO”でスタート。「あっという間に終わってしまったツアーだった」と田中はMCで話していたが、それだけ密度の濃いのライヴ・ツアーだったという事であろうし、過度のギミックや演出を廃した、これまで以上に「ライヴ一本勝負」な構成のライヴと、それをやりきった彼女達の晴れ晴れとした表情からも、この四ヶ月で彼女達が掴んだものは、「バンドとしての自信」だったのではないだろうか、と思わされた。

 そして、日程が未決だったメジャー・デビューが、7月1日に決定したことが発表されると、会場から大きな歓声が湧く。岡田も「メジャーで突っ走る」と宣言し、ラストは“だけどもう一度 それでももう一度”で、全28曲、約三時間弱という長尺ライヴは閉じられた。

 このツアーで掴んだガールズ・バンド:LoVendoЯの自信と実力の高まり、そして結束を推進力に、メジャーでどのような活躍を見せるのか、確かに期待させられる充実のライヴだった。

【セットリスト】
01. この世に真実の愛が一つだけなるなら
02. UNDERGROUNDER
03. Sweet Tweet
04. Crazy Lazy
05. 880円
06. 少年
07. 恋心(Bitter & Sweet)
08. DO YOU LOVE ME?
09. Oh my friends
10. 不器用
11. NUMBER(S)
12. むせび泣く
13. プレイバックPart2(岡田万里奈)
14. 洗脳(岡田万里奈)
15. 相思相愛(田中れいな)
16. Desert of a moonlit night~月夜の砂漠~ / Princess of lone castle
17. 再殺部隊(田中れいな)
18. GATEWAY LOVE(Zwei)
19. 恋ガレヨ(Zwei)
20. 純情スペクトラ(Zwei with LoVendoЯ)
21. Stonez!! ~ 人生マニアック
22. For the future
23. 愛の儀式
24. ホントノキモチ
25. イクジナシ
<アンコール>
26. BINGO
27. だけどもう一度 それでももう一度


※田崎あさひさんの「崎」は「立つ崎」
LoVendoЯの全国ツアーファイナル公演にZweiがゲスト出演
LoVendoЯ全国ツアーファイナル公演でのZweiゲストライブの模様
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OKMusic編集部

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