第27回東京国際映画祭、“SAMURAI(サ
ムライ)賞”新設

1985年よりスタートし、今年で第27回目を迎える「東京国際映画祭」(TIFF)は10月23日から31日まで六本木、日本橋、歌舞伎座の3会場を中心に行われる。世界中から作品を厳選した「コンペティション」のほか、「特別招待作品」「アジアの未来」「日本映画スプラッシュ」と「ワールド・フォーカス」の5部門を設け、9日間にわたって上映する。アジアの未来部門には国際交流基金アジアセンターとコラボレーションした「国際交流基金アジアセンター特別賞」という新たな賞が新設された。

そして今年から、革新的な映画を世界へ発信し続けてきた映画人の功績を称える賞として“SAMURAI”賞を新設し、初年度である今年は北野武監督とティム・バートン監督が受賞することが発表された。

エントリー世界92ヵ国・地域から1,373作品の中から15本が選出されたコンペティション部門。コンペティション国際審査委員長は、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14)の監督兼脚本を手がけたジェームス・ガンが務める。そして審査委員に『わたしの頭の中の消しゴム』(05)や『サヨナライツカ』(10)などで知られる映画監督イ・ジェハンをはじめ、ロバート・ルケティック、エリック・クー、品川ヒロシが決定したことなども発表。

また映画祭の“顔”となるフェスティバル・ミューズの中谷美紀と、日本映画としてコンペティション部門に唯一選出された『紙の月』の吉田大八監督が登場した。中谷美紀は、「1人の映画人として映画ファンとして楽しんで参加させていただきたい」と意気込みを語り、「いつかコンペティション部門に出てみたい」という目標も明かした。

そしてこの日、今年の注目イベントである「第27回東京国際映画祭プレゼンツ歌舞伎座スペシャルナイト」よりイベントで舞踊を披露する歌舞伎俳優、市川染五郎からビデオメッセージが届き、「各国の方の前で披露できることは、ありがたいことで強く責任を感じる」と話した。

一方、アジア最大級の国際映画祭、「第27回東京国際映画祭」は10月23日(木)~31日(金)の9日間、六本木ヒルズほかで開催。(写真=

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