吉田 羊、飯豊まりえ、吉田栄作らが
不穏な雰囲気をまとうメインビジュア
ル&全キャストが解禁 PARCO PRODU
CE 2024『ハムレットQ1』

2024年5月~6月、東京・PARCO劇場、さらに大阪、愛知、福岡にて上演する、『ハムレットQ1(キュー・ワン)』の全キャスト&メインビジュアルが公開された。
シェイクスピアの四大悲劇のひとつに数えられる『ハムレット』。『ハムレット』には三種類の原本があり、二つの四折版(Quatro)がQ1とQ2、もうひとつの二折本(Folio)がF1と呼ばれている。現在では、Q1(1603年刊行/約2,150行)が、Q2(1604~1605年刊行/約3,700行)の原型ではないかという説も多く、Q2は草稿版、F1(1623年刊行/約3,550行)が当時の劇団保管の演出台本で、Q2を参考に制作されたとも言われている。長さが、現行のF1版の約半分で、物語が凝縮されたQ1版を。今回、シェイクスピア劇全37作品の翻訳を達成した松岡和子の新訳で行う。
演出は、2021年上演の『ジュリアス・シーザー』(吉田羊主演/PARCO劇場)で、古代ローマの史実のスケールはそのままに現代と地続きの人間ドラマとして描き出し、高い評価を得た森 新太郎。本公演では、正義、そして復讐のためにまっすぐに生き抜いた男と、陰謀渦巻くデンマーク王家の物語を激しく描き出す。
主人公のハムレットを演じるのは、吉田 羊。そして飯豊まりえ、牧島 輝、大鶴佐助、広岡由里子、吉田栄作と豪華なキャストが集結。さらにこの6人と共に、森新太郎が描く『ハムレットQ1』の脇を固めるキャストが決定。
第51回紀伊國屋演劇賞、第25回読売演劇大賞優秀賞を受賞し、舞台・映像と幅広く活躍する佐藤 誓、舞台での活動と並行して自主映画出演もする駒木根隆介、独特の空気感、繊細な表現力には定評がある劇団「柿喰う客」の永島敬三といった実力者たちが顔を揃えた。
そしてこの度、赤い糸が絡まる様で、陰謀や復讐に掻き乱される登場人物たちの運命を表現し、不穏な雰囲気を感じさせるメインビジュアルが完成。森 新太郎による演出と、実力、華を揃えた役者陣で創り上げる、新しい視点で描く『ハムレットQ1』の世界に注目しよう。

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