「烏は主を選ばない」雪哉役に田村睦
心、若宮役に入野自由　監督は「ゆる
キャン△」の京極義昭

キービジュアル(c)C.A/B/ N,EP,P　4月からNHKで放送を開始する和風ファンタジーアニメ「烏（からす）は主を選ばない」に、田村睦心と入野自由が出演することが明らかになった。PV第1弾とキービジュアルも公開されている。

(c)C.A/B/ N,EP,P　同作は、阿部智里氏が2012年に史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞した小説「烏に単は似合わない」から始まった「八咫烏（やたがらす）」シリーズのアニメ化。「山内（やまうち）」と呼ばれる異世界に暮らす、人の姿に変身できる八咫烏の少年・雪哉は、一族を束ねる長「金烏（きんう）」である若宮の側仕えをすることになり、朝廷で巻き起こるさまざまな事件に巻き込まれていく。

(c)C.A/B/ N,EP,P　中央から離れた田舎である垂氷郷（たるひごう）の郷長のぼんくらな次男・雪哉を田村、雪哉が仕えることになる美しくも風変わりな若宮を入野が演じる。

(c)C.A/B/ N,EP,P　監督は「ゆるキャン△」の京極義昭が務め、シリーズ構成を実写映画「恋する寄生虫」の山室有紀子、キャラクターデザインを「トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察」の乘田拓茂が担当する。アニメーション制作は「キングダム」シリーズのぴえろが担う。

　アニメ映像初公開となるPV第1弾には、雪哉と若宮の出会いの場面をボイス付きで収録。宮中の権力争いに身を投じる若宮の后候補や、陰謀を巡らせる者たちも登場する。キービジュアルにも雪哉と若宮に加え、后候補となる4人の姫の姿が描かれている。

　また、3月17日に東京・NHKホールで開催される「超体験！NHKフェス2024 in SHIBUYA」内で、同作のスペシャルトークショーが実施されることも決まった。田村と入野に加え、今後発表される4人の姫のキャストなども参加予定。初回放送の特別上映も行われる。イベント公式サイトで、2月21日まで観覧申し込みを受け付け中。

　キャスト、監督、原作者からのコメント全文は以下のとおり。

【田村睦心（雪哉役）】

雪哉は明るくて元気で一見すると普通な子なのですが、とっても賢い子で、過去も今もいろいろ思うところがあって演じるのが難しかったです。
ですが、若宮と出会って振り回されつつ、本来の彼の力や本音を出していくお芝居は演じていてとても楽しかったです。優雅な場面だけでなく、散りばめられている謎やそれぞれの関係性など見どころたっぷりの作品になっています！
ぜひ毎週見逃さず、そしてお友達と考察し合いながら楽しんでいただけたらうれしいです！　よろしくお願いします!!

【入野自由（若宮役）】

この作品に参加できることを大変うれしく思っています。
若宮というキャラクターは、非常にミステリアスで、つかみどころない男です。
一手二手先を読む力、ゆとりを持って話す耽美な姿、そういったひとつひとつを大切に、そして、ていねいに言葉を紡ぐことを意識しています。
非の打ちどころのないストーリーに、魅力的なキャラクター達。
小説や漫画をご覧になっている皆様はもちろん、アニメで初めてこの作品に触れる方にも「絶対に」楽しんでいただける作品です。
断言します。絶対です。ぜひご覧ください。

【京極義昭（監督）】
「八咫烏シリーズ」を初めて読んだときに、華やかな宮廷もの、という見かけからは予想もつかない「手強さ」を感じました。一筋縄ではいかないクセの強いキャラクターたち。山内の世界の謎。読み進めるたびに「そうきたか…！」と思わずうなり、いつの間にか夢中になってしまうのです。
この手強い作品の面白さをどう映像化するか、悩みつつも制作に励んでいます。アニメを通じて八咫烏たちの物語を楽しんでいただけたらうれしいです。

【阿部智里（原作）】

まずはここまで来られましたことを、「八咫烏シリーズ」を応援してくださった全ての方に深く御礼を申し上げます。
現在私は、原作者の立場として、アニメのプロが自分の文章からどのような映像世界を思い浮かべたのか、その解釈を見せていただけることにワクワクしております！
同時に、多少なりとも脚本に関わったいちクリエイターとして、この作品が多くの方に「面白い！」と思っていただける形になっていますようにと、心よりお祈りしております。