渡辺雄介が立ち上げた劇団12ミニッツ
、石川 恋を主演に迎え『×××にな
れなくて』を上演
デビューしたばかりのK-POPガールズグループ「12MINUTES」は、メンバーのジュリ(新田桃子)、ハナ(佐々木七海)、リア(moca)、ソラ(古田愛理)の4人で、リハーサルスタジオ付きのシェアハウスで共同生活をしている。
ジュリとハナ、リアとソラのペアで均衡を保っていたグループに、事務所社長(金井美樹)の意向で新メンバー・ナミ(石川 恋)を迎え入れることになる。ナミの加入が絶妙なバランスを保っていた4人の関係が崩れ始める。
グループを支えるマネージャー・ユナ(松本 麗)や、ジュリ推しのミナ(中山佳子)と、友達のアイ(福山絢水)も巻き込み、「12MINUTES」の行く末は…
石川 恋 コメント
今回の脚本を読めば読むほど、ナミが自分に入ってくればくるほど、痛くて苦しくてしんどい。見て見ぬふりをしてきたその終着点に、今自分自身も向き合い続けている毎日です。
それでもきっと、夢を持つことは素晴らしいことなのだと、絶望の先にだって希望はあるのだということを、今回の作品を通して提示できればいいなぁと、個人的にはそんなことを考えています。
今回一緒に舞台に立つ9人の女性キャストの皆さんも、物語と同様、年齢やキャラクターは違えど、同じ業界を志して出
会えた仲間。ライバルとも言えるかもしれません。 そんな私たち自身にもグサグサと突き刺さる展開と台詞の数々。それらと闘い続けた先に何が見えるのか、何をお見せできるのか。 千穐楽の最後の最後まで走り続けながら、追求していきたいと思います。 どうか楽しみにしていてください。
本作は K-POP をモチーフに、表現創作活動で生きる人々の裏側と本音を描いています。ただ舞台上に出現するのは「✕✕✕になりたい」と願い、しかし叶わなかった大人たちの——つまり世界中どこにでもいる大人たちの——普遍的な物語です。なんなら人間の老いについても描かれています。
ありがたいことに旗揚げ公演では、表現創作の世界にいる人々だけでなく、多くの「大人」の皆様からもご好評をいただきました。自信がつきました。それを経ての第2回公演は『Dr.チョコレート』でご一緒した石川恋さんを主演に迎えます。
『Dr.チョコレート』において石川さんには、ありきたりな女性刑事役、と見せかけた多面的な役をやってきただきました。大変難しい役どころを見事に演じてくださり、ぜひ『✕✕✕になれなくて』の主人公・ナミをやってほしいと強く思い、そして実現しました。K-POPアイドルの物語と見せかけた、シリアスでヒリヒリとした役者同士のバトルを、ぜひお楽しみください。
SPICE
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