左から時計回りに、KINCHAN、SHELLME、プー・ルイ、BAN-BAN、SU-RING、BIBI

左から時計回りに、KINCHAN、SHELLME、プー・ルイ、BAN-BAN、SU-RING、BIBI

【PIGGS インタビュー】
“自分たちが
一番カッコ良いものを作ろう”
という気持ちで作ったアルバム

PIGGSの新体制初となるアルバム『RAWPIG』が完成。リード曲の「Fleeting」「Route 91665」をはじめ、“今やりたいこと”を詰め込んだ一枚に仕上がっている。ふたりの新メンバーが加わった現在のグループの状況、新しいチャレンジも多かったレコーディング、10月29日に行なわれるZepp Haneda(TOKYO)でのツアーファイナルについてうかがうべく、メンバー全員を直撃した!

色とりどりで聴き応えがある
アルバムだなぁと思う

本誌初登場ということで、改めてPIGGSはどんなグループなのかというところから教えてください。

プー・ルイ
PIGGSは共同生活をしながらいろんなものに挑戦する、夢を叶えるために集まった6人組です!

これまでにいろんなチャレンジをしてきていますよね?

プー・ルイ
はい。1,000キロ歩いたりとか、109回連続で踊るMVを作ったりとか、100キロマラソンと101キロマラソンをしたりとか、かなり身体も張っているグループです。

BIBIさんとSU-RINGさんが加わった現在の6人体制はどうですか?

BAN-BAN
家族が増えた感じです。
SHELLME
これは私だけじゃなくて、みんながその時に言っていたことなんですけど、KINCHANが加入した時はPIGGS第一章が続いていて、今年5月にCHIYO-Pが脱退して、7月にふたりが入った時に第二章が始まった感じがしたんです。“ここから第二章です”って誰かが言ったわけじゃなく、みんながそう感じていて。
プー・ルイ
うん、そうだったね。話していて“あっ! やっぱりそうだよね”って感じで、みんなが同じことを感じていました。
SHELLME
今までの大事な部分は持ちながらも新しい風が吹いた感じです。

次に向かっていく、良いきっかけになったと。

プー・ルイ
新メンバーのふたりが“バブ”なので、妹ができたみたいな気持ちで可愛がっています。KINCHANは…可愛がっていないか(笑)。
KINCHAN
私は別に可愛がっていないです(笑)。

どういう感覚ですか?

KINCHAN
私たちは通称“ピグハウス”で共同生活をしているのですが、日常では妹っぽく感じたりしますけど、“後輩が入った!”っていう感じが強いわけでもなくて…なんだろうなぁ? “負けねえぞ!”って気持ちでやっています(笑)。

仲間でありながらも、良きライバルでもあるという感じですか?

KINCHAN
そうですね。

新メンバーのおふたりはもう慣れましたか?

BIBI
慣れてきた?
プー・ルイ
慣れてないの?(笑)
BIBI
最初は共同生活をすることに対して不安がありました。一緒に活動して、寝る時まで一緒にいるので、自分は家族以外とそういうことをしたことがなかったですし、部活の合宿で数日間一緒っていうのはやったことがありましたけど、それが毎日ってなったらどうなるんだろうって。でも、実際に共同生活をしてみると、それぞれが自分のことをやっていて干渉しすぎない感じだったんです。同じリビングにいても動画を観ている人もいれば、踊っている人もいて、ずっと食べている人もいるし。だから、“共同生活しなきゃ”っていうプレッシャーを感じないので、そこが安心しましたね。今は楽しくて、“エンジョイ!”って感じです(笑)。
SU-RING
加入した当初は“あっ! プー・ルイさん、SHELLMEさん、BAN-BANさん、KINCHANさん…”って感じで、“そんな画面で観てきた人たちと一緒に暮らせるのかな?”と思っていたんですけど、今だと実家に帰った時のほうがソワソワするくらいに自分の家っていう感覚になっています。もう“家族”って感じですね。何か困ったことがあっても誰かが近くにいるから相談したり、一緒にご飯を食べたり。いつも誰かしら近くにいてくれるのは心強いと思いました。
プー・ルイ
ふたりとも素質ありですよ。すぐに部屋を汚してくれて、PIGGSに入るべくして入った感があります。想像している100倍の汚部屋みたいな感じなんです!(笑) ほんと汚いよね?
KINCHAN
うん。馴染むの早かった(笑)。

メジャー1stアルバム『RAWPIG』が完成しましたが、第二章が始まったいいタイミングでのリリースになりましたね。

プー・ルイ
はい。私は運営というか事務所の社長という立場でもあるので、打ち合わせにも全部参加して、楽曲を作っているRyan B.と振り付けをやっているカミヤサキちゃん、デザインをしているMETTYを含めたチーム・PIGGSといろいろ話しました。最初の頃は自分たちが好きなものやカッコ良いと思ったものを作れていたけど、世に出ると反応が返ってくるじゃないですか。

“この曲が良かった”とか?

プー・ルイ
そうです。そういう反応に惑わされるというか、“こういうのを作ったらいいのかな?”とか“こっちのほうがウケるのかな?”とか。それはいいことなんですけど、いつしか考えすぎるところまで行っちゃっていたと気づいたんです。そういうのも含めて、もう1回、PIGGSが変わるタイミングで原点回帰じゃないけど、“自分たちが一番カッコ良いものを作ろう”という気持ちで作ったのが『RAWPIG』です。

活動を続けていくと、いい反響についつい寄せてしまったりということもありますよね。

プー・ルイ
はい。今一度初心に戻って、“よし、やっていくぞ!”って話し合いました(笑)。

カッコ良い曲、ライヴで盛り上がるであろう曲がたくさん詰まっているアルバムですね。

BAN-BAN
アルバムの曲をもらって、レコーディングに向けて聴き込んでいたら、曲ごとにいろんな色が感じられたというか。色とか温度とか風景が浮かんでくる曲ばかりで、歌ってみるとさらにその曲の世界が広がっていくのが感じられたので、レコーディングが楽しかったです。歌ってみて、みんなの声が入った音源を聴いて、振り付けもしてもらったら、またひとつ曲の世界が見えて、色とりどりで聴き応えがあるアルバムだと思いました。SU-RINGとBIBIが初めてのレコーディングですし、現体制で初めてのアルバムってこともあるので、すごくみんなに聴いてもらいたいです。
SHELLME
アルバムを聴いた時、“いろんな曲があるなぁ”って思いました。あと、自分は声がちょっと低いので、声的に“合う”“合わない”というのが多いんですよ。これは前からそうなんですけど、曲に合わせてあえて明るい声で歌うのか、それともこのまま歌ったほうが映えるのかということを考えてからレコーディングに行くようにしているんです。でも、今回のアルバムは本当にいろんなタイプの曲があるので、難しかったりしましたけど、そういうのを曲ごとに考えることで、より曲と向き合えましたね。BAN-BANが言っていたように、そこに振り付けが入ってくることによって、より色鮮やかになって、曲のイメージが鮮明に感じられた気がします。“この曲はライヴでこんな感じかな?”とか“この曲で自分はこう表現しよう”とか、すごく具体的に感じたり、考えたりすることもできるようになりました。
左から時計回りに、KINCHAN、SHELLME、プー・ルイ、BAN-BAN、SU-RING、BIBI
プー・ルイ
SHELLME
BAN-BAN
KINCHAN
SU-RING
BIBI
アルバム『RAWPIG』

OKMusic編集部

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