【Royal Blood リコメンド】
唯一意識したのは、
曲作りにこだわることだった
イギリスの中でもロックの街として知られるブライトン出身で、2012年に結成されたRoyal Blood。彼らの音楽は世界的にも注目を集め、これまでに3枚のアルバムがイギリスのチャートで首位を獲得した。そんな彼らが4thアルバム『Back To The Water Below』を9月に発表し、同作もチャート首位を獲得! 4作連続首位という記録を叩き出した新作の魅力を、マイク・カー(Vo&Ba)へ実施したインタビューを交えて紹介しよう。
僕たちふたりだけなのに、
何かマジカルなことが起きた
攻め続け、結果を出し続けることは容易ではない。Royal Bloodは変化を恐れず、進化を止めず、ファンの心を射抜く術を知っている。そう思いたくなるほど、毎作品ごとに音楽的な成長を刻みつけ、次のフェーズに躊躇なく飛び込み、新しい魅力を提示している。もはや“最強のUKロックデュオ”という肩書に異論を挟む人はいないだろう。そんな彼らの4thアルバム『Back To The Water Below』はイギリスのアルバムチャートにて見事首位を獲得した。彼らのアルバムは、これで4作品連続首位に輝いたこととなる。この驚くべき結果について、マイク・カーに率直な感想を訊いてみた。
「僕ひとりでやったことではないからね。これはベン・サッチャーと一緒にやったことなんだ。まぁ、驚いたことは確かだよ。僕たちにとっては何よりもすごいことだからね」
もうひとりのメンバーでドラムを担当するベン・サッチャーの名前をきっちりと出す律儀さ。それだけでもバンド内が良好であることがうかがえる。
では、注目の新作について触れる前に、改めてRoyal Bloodというバンドの成り立ちをおさらいしたい。彼らはイギリス南東部にあるブライトンで2012年に結成。マイクに加えて、2代目ドラマーのベンを迎え入れ、現在の体制が整った。結成当時はどんな音楽性を目論んでいたのだろうか?
「僕はさまざまな編成でベースを弾いていた経験があり、それが自分らしい独自のベースサウンドにつながっているんじゃないかな? いろんなバンドで弾いていたけど、どれも定着しなかったんだ。12歳の頃からいろんなバンドにいたけど、ベンと一緒にプレイを始めた時にしっくりきたからね。僕たちふたりだけなのに、何かマジカルなことが起きた気がしたんだ」
それにしても、ギターレスのロックデュオとはかなり珍しい編成だ。The White Stripesなどギターとドラムの編成はいるけれど、Royal Bloodの場合はベースとドラムという特異なスタイルを貫いている。
「ある日、ふたりのギタリストがバンドの練習に来なかったんだ。僕はリハーサルを中止しようと思ったけど、自分でさらにラウドな音を出せるかどうかを試みたことがあってね。それが今のスタイルになった要因なんだよ」
ベースとドラムという編成は狙ったわけではなく、偶然の産物であった。それがしっくりときて、ベースにもかかわらずギターにも負けない荒ぶるディストーションサウンドを打ちかましてくるのだから、痛快この上ない。ところで、マイクはベンと音楽的な方向性に関して、何かしらディスカッションを交わしたのだろうか?
「それが、僕たちは音楽に関することは何も話し合わなかった。いつだってプレイするだけなんだ。サウンドがクールだったら、それでいいんだよ。計画も特に立てなかったからね。まるでオーガナイズされていなかったよ」
「僕ひとりでやったことではないからね。これはベン・サッチャーと一緒にやったことなんだ。まぁ、驚いたことは確かだよ。僕たちにとっては何よりもすごいことだからね」
もうひとりのメンバーでドラムを担当するベン・サッチャーの名前をきっちりと出す律儀さ。それだけでもバンド内が良好であることがうかがえる。
では、注目の新作について触れる前に、改めてRoyal Bloodというバンドの成り立ちをおさらいしたい。彼らはイギリス南東部にあるブライトンで2012年に結成。マイクに加えて、2代目ドラマーのベンを迎え入れ、現在の体制が整った。結成当時はどんな音楽性を目論んでいたのだろうか?
「僕はさまざまな編成でベースを弾いていた経験があり、それが自分らしい独自のベースサウンドにつながっているんじゃないかな? いろんなバンドで弾いていたけど、どれも定着しなかったんだ。12歳の頃からいろんなバンドにいたけど、ベンと一緒にプレイを始めた時にしっくりきたからね。僕たちふたりだけなのに、何かマジカルなことが起きた気がしたんだ」
それにしても、ギターレスのロックデュオとはかなり珍しい編成だ。The White Stripesなどギターとドラムの編成はいるけれど、Royal Bloodの場合はベースとドラムという特異なスタイルを貫いている。
「ある日、ふたりのギタリストがバンドの練習に来なかったんだ。僕はリハーサルを中止しようと思ったけど、自分でさらにラウドな音を出せるかどうかを試みたことがあってね。それが今のスタイルになった要因なんだよ」
ベースとドラムという編成は狙ったわけではなく、偶然の産物であった。それがしっくりときて、ベースにもかかわらずギターにも負けない荒ぶるディストーションサウンドを打ちかましてくるのだから、痛快この上ない。ところで、マイクはベンと音楽的な方向性に関して、何かしらディスカッションを交わしたのだろうか?
「それが、僕たちは音楽に関することは何も話し合わなかった。いつだってプレイするだけなんだ。サウンドがクールだったら、それでいいんだよ。計画も特に立てなかったからね。まるでオーガナイズされていなかったよ」