L→R RION、JOSH、RYUICHIRO、KOYA、YUI、RIKITO

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【ODDLORE インタビュー】
僕たちは自分の弱さを
前面に出してのスタートだった

楽曲、MV、ドキュメンタリー、ライヴ、その全てが“音楽的私小説”となっているボーイズグループプロジェクト・ODDLORE。それぞれのコンプレックスを曲に昇華し、MVでドラマとして描いたメンバーそれぞれの曲を収録する1stアルバム『ONE BY ONE』が完成した。今作について、それらの曲について、そしてパーソナリティーについて話してもらった。

人間の弱さを歌うことで
聴き手に寄り添っていきたい

みなさんは結成当初、全員がダンスも歌も未経験だったと聞いて驚きました。

RION
今はダンスと歌を始めて3年が経ちました(笑)。
RIKITO
最初は右も左も分からない状態だったんです。だから、デビュー曲を歌うのは本当に時間がかかったんですよね。最初のレコーディングも実力不足が顕著に表れて、一発合格をもらえることはなく、何度も繰り返してやっとOKをもらえたんです。今はある程度力がついてきて、1曲を仕上げるのもそこまで時間がかからなくなってきたので、自分たちでも成長を感じています。
RION
最初にメンバーが集められた時の基準が、全員の性格の違いが滲み出ているビジュアルと、それぞれの個性の違いだったんです。そこからダンスと歌に関してはひたすら鍛えて、周りに追いつこうと。

戸惑いはありませんでしたか?

RION
戸惑いだらけでしたね(苦笑)。外部のレッスンに行った時も、小さい頃からダンスをやってきたような人たちと一緒に受けるわけだから、メンタルもフィジカルもボロボロになるんです。でも、そこでメンバー同士が励まし合いながらサポートして、絆を深めていきました。でも、やっぱり“未経験”ということがネックになって、イベントなどに出ても、どうしても“負け試合”と感じてしまうんです。それでも、僕たちだからこそ出せる味もあるだろう、もがけばもがいただけ、勝ち目はあるだろうと思いながらやり続けていました。

このグループのコンセプトは“コンプレックス”とありますが、それを曝け出すからこそ見えるものも多かったのでは?

RYUICHIRO
そうですね。他のアーティストさんはキラキラしているけど、僕たちは自分の弱さを前面に出してのスタートだったので、聴いている人たちに寄り添いながら、一緒に歩いていけるアーティストになれるんじゃないかと思っています。経験の差さえも上回る個性や魅力が、きっと僕たちにはあると信じているので。

確かにそれを曝け出してくれるのは、聴き手としてすごく嬉しいし、寄り添ってくれるような気持ちになりそうですね。

RYUICHIRO
僕たちはデビューまでの期間、毎日日記を書いていたんです。さらに、スタッフさんと面談を重ね、人間としての悩みや願望を打ち明けた上で、それぞれのメンバーにフィーチャーする曲が生まれていったので、それを聴いてもらえたら僕たちのことがよく分かってもらえると思います。

では、それぞれのフィーチャー曲について教えてください。

RIKITO
僕をフィーチャーした「where I belong」は、曲名を直訳すると“僕の居場所はどこ?”なんです。僕は田舎で育ったんですが、ブラックの血が入っているからか、仲間外れにされたり、何もしていないのに嫌われることも多くて。そこを潜り抜けるためにはどうしたらいいのか、どうしたら嫌われないのかということをずっと考えながら生きてきたんです。それが僕の大きなコンプレックスになっていて…。だからこそ、タイトルからして、ものすごく自分そのものの楽曲になったと思います。

RIKITOさんはどんなキャラクターですか?

RION
すごく人懐っこいよね。
RYUICHIRO
うん。あとは、認められたいという気持ちも強いし、可愛いがられたいと思っているでしょ?
RIKITO
うん(笑)。人が好きなんだよね。
RION
あははは。その末っ子感はありますね。
KOYA
あとは、小さな頃からたくさんの習い事をしているからこそ、できることが多いんですよ。
RYUICHIRO
ライヴではアクロバットをしてくれるので、その引き出しの多さに驚きます。

RYUICHIROさんの曲についても教えてください。

RYUICHIRO
僕の曲である「BRIGHT SIDE」は、僕のコンプレックスである低身長について歌っているんです。でも、リリックはそこをダイレクトに触れているわけではないんですよね。どちらかと言うと、内面の弱さや閉塞感を表しているんです。MVでは周りにいじめられているような雰囲気になっていますが、ちゃんと強い意志も表現しています。

みなさんのMVは映画のような世界観ですよね。

RYUICHIRO
ひとりひとりが物語を作っているグループなので、MVも一緒に観てもらいたいですね。
RION
そんなRYUICHIROは昭和の昔ながらの男で、“我慢してなんぼ”みたいなところがあるんです。無理矢理なことでもやろうとするんですよ。
YUI
僕とは真逆で、他者のために24時間動ける人なんです。僕は自分本位な人間だから、そんなことはできないんですが、こんなにも他者のために動けるって本当にすごいと思うんです。

悪い人に利用されないでほしいですね(笑)。

RYUICHIRO
気をつけます!(笑)
L→R RION、JOSH、RYUICHIRO、KOYA、YUI、RIKITO
KOYA
RION
RYUICHIRO
RIKITO
JOSH
YUI
アルバム『ONE BY ONE』【Type-A】(CD+Blu-ray)
アルバム『ONE BY ONE』【Type-B】(CD)

OKMusic編集部

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