ラッパ屋、新作公演は「大人の希望探
し」 楽しく、親しみやすく、笑いと
涙たっぷりに描く『ウェルカム・トゥ
・ホープ』を上演 

2023年6月24日(土)~7月2日(日)紀伊國屋ホールにて、ラッパ屋 第48回公演『ウェルカム・トゥ・ホープ』が上演されることが決定した。
ラッパ屋主宰・鈴木聡による新作は、「大人の希望探し」の物語。人生につまづいた主人公が安アパート「ホープ荘」に移り住む。だがそこはトラブルを抱えた人々が集まる「絶望荘」のような場所で……という話。現代的なテーマを散りばめながら、楽しく、親しみやすく、笑いと涙たっぷりに描く大人の喜劇となる。
出演者は、岩橋道子、中野順一朗、谷川清美(演劇集団円)、弘中麻紀、上大迫祐希、浦川拓海、ともさと衣、宇納佑、大草理乙子、熊川隆一、武藤直樹、岩本淳 林大樹、松村武(カムカムミニキーナ)、俵木藤汰。
ラッパ屋主宰 鈴木聡 コメント
鈴木聡
タワマン暮らしで「ここだけバブル」のような毎日を送っていた希(のぞみ)(自称イケてる女・50歳)は事業で大失敗した。タワマンを引き払い、家賃の安さに惹かれ引っ越した先は「ここだけ昭和」のようなオンボロアパート「ホープ荘」。もうね、今までとは別世界。住んでる人たちも、よく言えば「味がある」んだけど、希の目からすれば「底辺」。夢も希望もない、「ホープ荘」じゃなくて「絶望荘」ね、と嘆く希だったが、このアパートで思いがけない人物と出会う。それは青春の記憶を呼び覚ます、一番会いたかった、でも一番会いたくなかった人物で……。
希望は大事だよね。いわゆる少子化もほんとの原因は「お金が足りない」からではなく「希望が足りない」からではないか。「元気があれば何でもできる」と猪木先生はおっしゃったが「希望があれば何でもできる」と若い頃の自分を振り返って思う。あの頃のさしたる根拠もない希望のようなものはなんだったんだろう? いまどうすれば新しい希望のようなものが見つかるんだろう? 登場人物たちと一緒に「絶望荘」で考えたい。というわけでバリバリの新作『ウエルカム・トゥ・ホープ』。笑いと切なさ、楽しさいっぱいです。是非!

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