【Lonesome_Blue インタビュー】
ライヴに来たくなるような
アルバムを作った

海外に発信していきたい気持ちはもちろんあるんですけど、まずは日本の方々にしっかり届けていきたいので、今回も英詞だけにするか日本語詞を入れるかめちゃくちゃ迷ったんですが、どっちも入れようってことに決まりました。1番が英語で2番が日本語の曲が3曲あるんですが、英語も日本語もできる方が書いた英詞なので、歌っていてもすごく歌いやすいというか、不自然さを感じないんですよ。とてもスムーズに歌うことができましたね。

タイトルに沿って、攻め攻めの姿勢でってお願いしました。

「Face The Fear」の歌詞は“Lonesome_Blue”っていうバンド名にした時の想いも入れていただいています。コロナ禍でエンタメ業界がすごくつらい状況で、エンタメって生きるのに必要か不要かって結構難しいところあるけど、エンタメの世界でずっと生きてきた4人が、今、これをやる理由。かつ、今の世の中で孤独を抱えている人に寄り添っていきたいという気持ちも込めて“Lonesome_Blue”と名づけたので、それをしっかり歌詞に落とし込んだと言っていただいて。だから、《超えて行け》とか《革命の鐘を鳴らせ》とか、そういうワードが入っているんです。

“この道を前に進んでいくしかないんだ！”っていう覚悟と、強い気持ちがバン！と表明されているような歌詞にしていただきましたね。

人生初です！　書いた時も、歌を録り終わったあとも、“これでいいんだろうか？”っていう感じがすごくしていたんですけど、みんなの音が入って出来上がったものを聴いてみたら、その時の自分にできることは全部やれたかなって思えました。聴いた方はこの曲の歌詞を前向きな内容にとらえられないかもしれないですが、私にとっては前向きというか。“いろんなことがあっても、それを受け入れた上で進んでいこう”と。別にそれを隠す必要も、なかったことにする必要もないし、全部受け入れて“それは自分自身だけのものだから、全部まるっと大切にしていきましょう！”という気持ちで書きました。最初は出来上がった曲を聴くのがすごく怖くて、“変だったらどうしよう”とか思っていたんですけど、みんなのおかげでとてもカッコ良くなりました。

“メンバーみんなすごいな、好きだな”って改めて思いました（笑）。ネットのサイン会でも“なんか仲良くなっているね”と言われたんですけど、前よりツッコミとかボケができるようになったし、そういうちょっとしたことも嬉しくて。ただ、まだライヴをしていないので、“バンドになっていくさまを見せる”っていうのができていなくて。

本当、そうだよね。私はロックバンドって聴いてくれるお客さんがいて初めて曲が完成すると思っているから、“自分もまだ分からない”っていう感じなんです。私たちが“こういうことをやりたい！”っていうものをアルバムに詰め込んだので、“どうですか？”ってお客さんに投げて、どんな反応がくるのかを、今はすごく楽しみにしています。そこからまた新しいものができたらいいというか、どんどん人を巻き込めるように生きていきたいですね。とりあえずライヴをやりたい！　ライヴに来たくなるようなアルバムを作ったつもりなので。

Lonesome_Blueが始まった最初の頃よりも、このバンドのことをすごくしっかり考えてくれるメンバーが揃っている実感が湧いてきていて。このバンドについてメンバーと話すたびに、ただ集められて機械のように音を鳴らしている人たちじゃなくて、ちゃんとLonesome_Blueというバンドに命を吹き込んでいきたいと思っている人たちなんだなと思えるんですね。スタッフさんやプロデューサーさんも、みんながLonesome_Blueをたくさんの人に届けたいと思ってくれているし。なので、いろんなアツい気持ちをひとつにして、その気持ちをさらに強くしていきたいです。そのためにも早く生のライヴをするべきだなって。

違うところから集まった4人だけど、それぞれ尊敬できて、とても好きでいられるのって奇跡のようなことだと思うんですよ。“この4人でバンドを続けて、音楽とかライヴを続けていった先に何があるんだろう？　どんな景色が見られるんだろう？”っていうことを楽しみに、私はこのバンドを続けていきたいと思っています。

バンドにとってすごく大きな一歩というか大きな前進だと思うので、“またこの4人の姿を観てみたいな”と思ってもらえるようなライヴにしたいですね。

やっぱりお客さんがいてこそロックバンドだと思っているので、有観客というのが私の中ですごく大きくて。お客さんの反応にめちゃくちゃ神経を研ぎ澄ませてやろうかなと。私、ライヴをやってる時にお客さんの顔を見るのがすごく好きなので、それがすごく楽しみです。そこからまた新しく楽しませられるものができたらいいなっていう気持ちもありますし。

私のパフォーマンスを観てもらって、“Lonesome_Blueのベースは広瀬しかあり得なかったんだな”と思っていただけないことには前に進めないので、そこをしっかりライヴで観せられるようにならなきゃと思っています。頑張ります！

本当にカッコ良いアルバムができたので、ライヴではアルバムの良さを出せたらいいなと思っています。しっかりとこの想いを伝えられるようなライヴにしたいですね。有観客ライヴでは、お客さんが自然に気持ちが高まるような一体感のあるライヴができたらいいなって。それだけをすごく思っています。あと、自分は最後までへたらないように筋トレをちゃんと続けて、しっかり最後まで叩き続けられたらいいなと。パワー！（笑）