「よりヴィジュアル系らしい姿と音楽
性を示した」AMBEEKの最新モード作「
アカツキ」。この衝撃に触れ、気持ち
奮い立てろ!!
その傾向は、昨年会場限定盤として出した作品に収録した「SCAR」「MERRY-GO-ROUND」などにも描かれていた。AMBEEKらしい良質な歌ものという軸を持ちながらも、 狙い定めた獲物へ挑みかかるような攻撃的な歌声と音楽性を示した曲たちは、ライブで理性を壊す楽曲(暴れ曲)として高い指示を得ている。その曲たちに相応しい毒々しさと眩しさを放つヴィジュアル面での姿も相まって、ふたたびAMBEEKへ関心を向ける人たちが増えだしていた。
悩み、もがき、苦しみながらも、ふたたび未来をつかもうと葛藤するシンデレラ(人々)の姿を、激しく攻撃的なデジロック・サウンドに乗せ届けた『「モノガタリに生かされたモノガタリで失った「暁」その結末」』。コロナ禍以降、夢や希望を見失いがちな閉塞した時代の中、この曲が、溜まったフラストレーションをすべて解き放ち、心に熱いエナジーを注ぎ込む。
何事にも強気で無敵だった、夢見る少年少女時代の気持ちに戻してゆくのが、激しさとメロディアスな要素が絶妙なバランスを持った『little MONSTER-名も無き少年-』。
『自虐メカニズム』では、「人間なんてやってられない」と自虐的に叫びながら、好きなことだけ追い求めたい気持ちを激烈した音に乗せ、吐き捨てるように歌いかけてきた。
生まれ変わった…いや、あるべき姿に進化した今の自分たちについて、メンバーは以下のように述べてくれた。
KEKE 今回のシングルへ収録した3曲は、これまでのAMBEEKのイメージをガラッと変えようという気持ちで作った、かなり強気に攻めた曲たちばかりであり、ライブで生きる曲たち。これまでのAMBEEKは”歌心”に重点を置いた楽曲制作を行ってきました。もちろん、今もその姿勢は変わらずです。そのうえで、もっとライブで攻める曲たちを軸にしようという意識に変化。そのきっかけになった曲たちを、最新シングル「アカツキ」には収録しています。しかも楽曲のみならず、ヴィジュアル面でもかなり攻めだしたからね。
KEKE とにかく、「今までのAMBEEKのイメージを壊したかった」。デビュー以降からの約2年間、AMBEEKが軸に据えていたのが「綺麗なメロディーを生かした歌系曲」を魅力にしてゆくこと。その姿が、シーンの中でも独自性を持って見えていたわけですけど。ライブになると、攻めるという面での物足りなさを覚えることもありました。ならば、もっと攻めた姿へ進化しようとなったことが、結果的に「よりヴィジュアル系を深化させよう」という今の形へ繋がったわけです。
収録した3曲ともすでにライブで披露していますが、どの曲でも、みんな曲調の変化に合わせ楽しく振りをしながらノッてくれている。実際にファンの人たちからも、「ライブが楽しい」という声を多くいただいていますからね。
3曲とも、ライブでは熱狂を持って迎え入れられている。その衝撃と熱量を、次はライブを通して感じてもらいたい。
TEXT:長澤智典
AMBEEK「モノガタリに生かされモノガタリで失った「暁」その結末」MV
★音源情報★
タイトル:アカツキ
★LIVE情報★
AMBEEK 3rd Anniversary 無料ワンマン
日程:2022年2月10日(木)
2021年12月2日(木)新宿WildSide Tokyo
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