TPD 高嶋菜七、「煽りには苦労しなか
った!」

 昨年6月にお披露目された“新生”東京パフォーマンスドール(通称:TPD)が、今年に入ってブレイクの兆しを見せている。アイドルファンの間で演劇とライブの独自公演PLAY×LIVE『1×0』(プレイライブワンバイゼロ)の評判が広がり、NegiccoやDorothy Little Happyなどとの9日間連続対バンイベントでは、歌とダンスのノンストップパフォーマンスで注目を集めた。そして、デビューシングル『BRAND NEW STORY』が6月11日発売! そんなTPDを引っ張っているリーダー・高嶋菜七に直撃!(上西星来も参加!)

――5月24日の大阪・あべのキューズモール、5月25日の兵庫・西宮ガーデンズのリリースイベントでは、高嶋さんを応援する女子の一団がすごく熱かったらしいですね。

高嶋 そんなに有名になってたんですね(笑)。関西でイベントがあることは数人にしか言ってなかったんですけど、まさか40人以上来てくれるなんて驚きました。「TPD NANA」と書かれたハチマキをつけてるから少し恥ずかしかったけど、女性の黄色い歓声をあんなに浴びることはないのでうれしかったですね。

――振りコピまでしていたとか。

高嶋 みんな応援団なので、そういうのが得意なんでしょうね(笑)。

――だから礼儀も正しいと評判だったんですね。

高嶋 アハハ。開演前にスタッフさんがマナーの注意をしてる時、グループの誰かが話を聞いてなかったみたいで「ちゃんと注意聞こや!」って言われてたみたいです(笑)。本当、いい子たちなんです。

――高嶋さんも応援団に入っていたんですよね。

高嶋 応援団には中2から入ったんです。クラスからは2人しか選抜されない形だったんですけど、運良く入ることができました。はっちゃけるのが好きなので、すごく楽しかったです。

――クラスをまとめるような存在だったんですか?

高嶋 そうですね。学級委員タイプでした(笑)。

――TPDでもリーダーに選ばれて。

高嶋 年上というのはあるけど、自分ではなんでリーダーに選ばれたのかよくわからないんですよ。スタッフさんの打ち合わせに呼ばれて会議室に行ったら「リーダーをやってくれる?」と言われたので、「やらせていただきます」と応えて。

上西 最初にみんなで集まった時、リーダーは菜七しかいないと思ってたよ。

高嶋 いやいや、まず、オーディションになんで受かったかもわからない(笑)。

――ダンスが上手いメンバーもいる中で、未経験の自分がリーダーになることでプレッシャーはなかったですか?

高嶋 これからはじめればいいと思っていたので心配はなかったんですけど、その分、他の子以上にがんばらないといけないなって。ただ、ダンスでいえば脇あかりがダンスリーダーとして、振りに間違いがあれば指摘してくれるし、みんなでアドバイスし合うこともあるので、ダンスに関しては私が仕切るということもないんです。――高嶋さんはどんなタイプのリーダーなんでしょうか?

高嶋 いろんなやり方があるとは思うんですけど、私はビシバシいくほうじゃないんです。自分自身、ガミガミ言われるのが苦手で、余計にやりたくなくなってしまうタイプなので、場の雰囲気を大事にして「一緒にやろう」と提案していきたいんです。私がリーダーだけど、みんな一緒になってまとめあげるのがTPDなんじゃないかな。

――メンバーに対してお母さん的な目線もあるんですか?

上西 めっちゃありますよ! お母さんみたいな気の遣い方をするから、みんな安心するんだと思います。

高嶋 (照れて)自分ではよくわからない……。

上西 たとえば、仕事があってご飯を食べてない状態で稽古に行くメンバーがいたら、菜七は先生に言ってくれるんです。

――以前からお母さんっぽいところはあったんですか?

高嶋 昔から赤ちゃんが好きで、産婦人科医になる夢があったんですよ。

――看護師でも保育士でもなく、産婦人科医。

高嶋 はい!

――母性、強いですね(笑)。リーダーとして苦労したことはありますか?

高嶋 最初の頃の記者発表ですね。リーダーとして話すことが多かったんですけど、私、すぐ噛んでしまうんですよ。滑舌がよくなる練習をしたり、かなり苦労しました。

――ライブの煽りも高嶋さんが率先していて、かなり様になってますよね。あの形になるまではかなり苦労したんじゃないですか?

高嶋 もとから合いの手を入れることが好きだったんですよ。「フー! フー!」って(笑)。メンバーの鼻歌にまで合いの手を入れてます。だから、煽りは苦労なく楽しんでやっているんです。

――では、メンバーにいろんな意味で問題児はいますか?

高嶋 問題児!? そこまでのメンバーはいないけど、神宮沙紀はすぐスベるので、凍りついた場を溶かすのが大変(笑)。あと、脇さんは自分のトークの途中で笑い出しちゃうんです。「昨日、ウフ、あの、ウフ」って。問題児ですね(笑)。最年少の橘二葉はいい子に育ちすぎて、最近反抗期なんです。それがかわいくて(笑)。

――かわいい反抗期というのがあるんですね。

高嶋 「二葉、大丈夫?」「うぅん」「反抗期?」「うぅん」「お、おぉ……かわいいな」って(笑)。

――リーダーはリーダーで英語の発音の良さをイジられることがあるんですよね?

高嶋 豊洲のイベントでイジられました。『BRAND NEW STORY』の歌詞を普通に「Brand New Day Brand New Way」と言ってたら「発音良すぎない?」と茶化してきたんですよ。

上西 レッスンでも私たちが歌う「Amazing Story」はカタカナ英語だけど、菜七の発音がカッコいいんですよ。で、一人ずつ「Amazing Story」を発音良く歌って、菜七に合格をもらってからイベントに臨みました。

高嶋 世界を目指すことが新生TPD結成当初からの目標で、国際的なグループにしたいんですよ。言語が通じなくてもパフォーマンスで伝わることもあると思うんです。

――今のTPDに「ここが足りない」というのはありますか?

高嶋 MCの時に譲り合ってしまうことがあったりするので、もっと積極性があってもいいんじゃないかとは思ってます。そこがいいところでもあるんですけどね。

――TPDをどんなグループにしたいですか?

高嶋 小さなお子さんからお年寄りまで、幅広い年齢層に愛されるグループになりたいです。そのうえで世界に進出して、フィンランドとかモンゴルとか、馴染みがないような国でもパフォーマンスしたいです!

(聞き手:大貫真之介)

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