【Gothic×Luck インタビュー】
行動した先には
楽しいことが待っていると思う
TVアニメ『けものフレンズ2』のエンディングテーマ「星をつなげて」でデビューしたあと、着々と活躍の場を広げているGothic×Luckが2nd EP『おやすみ おはよ』をリリースする。声優になるという夢を実現して、さらに大きな目標へと進もうとしている彼女たちの姿も伝わってくる今作について語ってもらった。
今回はふたりが一緒の気持ちで
歌えた感覚がすごくあります
昨年はなかなか思うように活動できないもどかしさもあったのではないでしょうか?
菅
おっしゃる通り、もどかしかったです。
八木
でも、誰が悪いわけでもないですからね。
菅
だから、逆にプラスにとらえて、“時間がある”と思いながら歌の練習をしたり、ダンスを踊ったりしながら状況が良くなるのを待っていた感じです。
八木
私たちもお互いに全然会えない時期がありました。
菅
最初の緊急事態宣言の時は寂しかったね。
LINEとかでは連絡を取り合っていたんですか?
八木
私たちはLINEをこまめにしないタイプでして(笑)。ふと“どうしているかな?”と思っても送らないんです(苦笑)。
菅
うん(苦笑)。
八木
Twitterを見て“更新してるなぁ”っていう感じでした(笑)。実際に会うといっぱい話すふたりなんですけど。
そういう時期を経て完成した今作は、ふたりの歌のコンビネーションの良さがすごく発揮されていると思いました。
八木
嬉しいです。今までも声の相性の良さを言っていただくことがあったんですけど、今回は自分でもそれをより強く感じました。レコーディングの時はひとりずつ録ったんですけど、ふたりの声が合わさって完成したものを聴いて“ひとりで歌っている時よりもいい!”って思ったんです。
菅
それ、すごく分かる! 声が重なった時のほうが厚みも出るし、一気に自分の声がパワーアップした感じがするんですよ。
八木
ふたりの長所や相性を活かせるようにディレクションしてくださったんだと思います。
菅
あと、今回はふたりが一緒の気持ちで歌えた感覚がすごくあります。前よりも自分たちで“こういう表現をしたい”みたいな想いが出てきたんです。“
八木
歌のスキルが上がったということだけではなくて、私たちの経験値が増えたというのもあるんだと思います。前作(2019年3月発表のEP『Starry Story EP』)のレコーディングは初めての経験だったので、いっぱいいっぱいなところもありましたし、とにかく一生懸命に歌うだけだったんです。今回は前回よりもちょっと余裕が出てきたからこそ、“この歌をライヴで歌うとどんな景色だろう?”とか“どんな方々に聴いていただけるんだろう?”とか、曲がリリースされたあとのことも想像しながら歌えました。そこもすごく良かったのかなと思います。
声優さんとしての経験を積んできたことも、今回の歌に反映されているのかもしれないですね。
菅
そうかもしれないです。演技レッスンもたくさん受けさせていただいていますから。例えば、今回のEPに入っている「ユメゴコチ進展系!」は台詞っぽいところがあったりしますし、そういうところも“こうやったら楽しく聴こえるかな?”とか考えることができました。
八木
前作は『けものフレンズ2』のエンディングテーマだった「きみは帰る場所」を収録していて、カタカケフウチョウとカンザシフウチョウというキャラクターから外れないように、そこまで遠ざからないように歌ったんです。でも、今回はGothic×Luckとして、八木ましろと菅まどかとして歌いました。だから、自分たちの感情に素直に歌えたんだと思います。