案内役のスヌーピーと館内をめぐる、
至福の新体験 『スヌーピーミュージ
アム・オンライン』鑑賞レポート

遡ること約1年前の2019年冬、東京・南町田にオープンしたスヌーピーミュージアムが、開館1周年を記念して『スヌーピーミュージアム・オンライン』(2021年3月31日まで)をスタートした。
『スヌーピーミュージアム・オンライン』 (c) Peanuts Worldwide LLC
本プログラムは、スヌーピーと一緒に館内をめぐりながら、フォトスポットや鑑賞ポイントの紹介、展示解説などが盛り込まれた30分間のムービーを楽しめる新企画。巨大スヌーピーをドローンで撮影した貴重なアングルの映像を見られたり、過去に制作されたアニメーション映像を特別に鑑賞できたりと、スヌーピーミュージアムの魅力にたっぷり触れることのできる機会だ。さらに、『スヌーピーミュージアム・オンライン』を通してしか買うことのできない限定グッズも見逃せない。
『スヌーピーミュージアム・オンライン』 (c) Peanuts Worldwide LLC
「スタンディングオーナメント(全12種)」1,100円(税込) (写真=オフィシャル提供) (c) Peanuts Worldwide LLC

遠くにいても、自宅からでも、スヌーピーや「ピーナッツ」の世界を身近に感じるオンラインコンテンツの見どころをレポートしよう。
心地良いBGMと共に、館内ツアーを満喫
スヌーピーミュージアムは、アメリカ・カリフォルニア州にあるシュルツ美術館をイメージして作られた、世界で唯一の分館。六本木から南町田グランベリーパーク内に場所を移し、2019年12月14日にリニューアルオープンした。以前の約2倍に広がったスペースでは常設展を新設し、グッズや写真、複製原画の展示を通して、コミック「ピーナッツ」の世界や登場キャラクターたちの魅力を伝えている。
『スヌーピーミュージアム・オンライン』 (c) Peanuts Worldwide LLC
『スヌーピーミュージアム・オンライン』では、普段は館内に居ないスヌーピーが自ら案内役となり、一緒に鑑賞していく。愛らしい動きでチケット売り場から鑑賞者を出迎えるスヌーピーを眺めるだけでも癒されるが、各ギャラリーの見どころもバッチリ押さえている。

六角形のシアタールームでスヌーピーと仲間たちが登場する「オープニング・シアター」から、作者のチャールズ M・シュルツ氏の創作の歴史をパネル展示や映像で振り返る「チャールズ・シュルツ・ギャラリー」、登場人物たちの代表的なエピソードや、ヴィンテージグッズを紹介する「ピーナッツ・ギャング・ギャラリー」など。各部屋の解説ナレーションを聞きながら映像を見ていると、ギャラリー内の雰囲気が間近に伝わってくるようだ。BGMも落ち着いたジャズ音楽が流れていて、終始リラックスした気分で楽しめる。
『スヌーピーミュージアム・オンライン』 (c) Peanuts Worldwide LLC

動画内では、3階建ての館内を移動する途中に現れる鑑賞ポイントにも触れているので、実際にミュージアムを訪れた際には、忘れずにチェックしたい。
『スヌーピーミュージアム・オンライン』 (c) Peanuts Worldwide LLC
案内役スヌーピーの愛らしさに浸る
3階屋上の「スヌーピー・テラス」は、ミュージアム内でも人気のフォトエリア。館内を案内するスヌーピーと、壁面に描かれたたくさんのスヌーピーが同じ画面に収まる光景には、思わず笑みがこぼれてしまう。
『スヌーピーミュージアム・オンライン』 (c) Peanuts Worldwide LLC
館内で人気を誇る「スヌーピー・ルーム」では、めずらしいポーズをしたスヌーピーが6体展示されている。こちらの部屋では、スケートリンクをお腹で滑る“スライディング・スヌーピー”や、お面をかぶって仲間たちを驚かせようとする“ハロウィン・スヌーピー”など、スヌーピーの造形を心ゆくまで堪能できる。動画内では、スヌーピーがフォトスポットでさまざまなポーズを披露しているので、記念撮影の参考になるはず。
『スヌーピーミュージアム・オンライン』 (c) Peanuts Worldwide LLC
さらに、幅約8メートル、高さ2メートルの巨大な“スリーピング・スヌーピー”を、ドローンで撮影した映像も見どころのひとつ。スヌーピーの背中にある黒い模様まで確認できる貴重なアングルは、本プログラムでしか見られない特別な体験だ。全面が黄色い空間「ウッドストック・ルーム」でくつろぐスヌーピーの愛らしい姿も必見! こちらはぜひ本編でチェックしてほしい。

『スヌーピーミュージアム・オンライン』 (c) Peanuts Worldwide LLC

シュルツ美術館からのメッセージ動画やオンライン限定グッズも!
スヌーピーファンの聖地、シュルツ美術館の理事長ジーン・シュルツ氏からは、日本のファンに向けたメッセージが動画内で紹介されている。また、動画後半では、ミュージアムオリジナル商品のオススメをいくつかピックアップ。ミュージアムの情報がぎゅっと詰まった新聞「Snoopy Museum Times」や、お土産にぴったりなミニタオルやマスキングテープなどの人気アイテム、コミックス初登場時のスヌーピーをモチーフにしたウォータードームなど、どれも購買欲をそそるものばかり。
『スヌーピーミュージアム・オンライン』 (c) Peanuts Worldwide LLC
『スヌーピーミュージアム・オンライン』 (c) Peanuts Worldwide LLC

さらに、『スヌーピーミュージアム・オンライン』でしか買うことのできないぬいぐるみやオーナメントなどの限定商品も要チェックだ。オンライン限定グッズを含むミュージアムグッズは、オンラインでミュージアム内を体験した後に、専用ECサイト「ブラウンズストア」でショッピングを楽しめるようになっている。
「HUGぬいぐるみ CB&SN(50's)」4,620円(税込) (写真=オフィシャル提供) (c) Peanuts Worldwide LLC
今度は実際に遊びに行きたくなる、スヌーピーミュージアム
30分間のムービーには、ミュージアムがこれまでに制作したアニメーションも何本か含まれる。いつもピアノを弾いている天才音楽少年のシュローダーと、スヌーピーのエピソードをもとにつくられた映像では、ピアノの音色に合わせて音符と戯れるスヌーピーやウッドストックの姿が可愛らしい。恋をテーマにしたアニメーション「恋ってすばらしい。」では、さまざまな天気になぞらえてピーナッツの仲間たちやスヌーピーの恋模様が描かれる。
『スヌーピーミュージアム・オンライン』 (c) Peanuts Worldwide LLC
「ピーナッツ」の貴重な原画が見られる企画展を紹介するコーナーでは、じっくりと原稿に見入るスヌーピーの姿が印象的。アップで映し出される原画は、インクの濃淡や鉛筆の下書きまで見ることができた。
『スヌーピーミュージアム・オンライン』 (c) Peanuts Worldwide LLC
画面越しに手を振るスヌーピーを見ていると、「実際にスヌーピーミュージアムに行ってみたい」という気持ちが自然と沸き起こるようだ。身近な場所でスヌーピーの世界に触れたあとには、ぜひ現地まで足を運んでみてほしい。『スヌーピーミュージアム・オンライン』の体験は、2021年3月31日まで。
『スヌーピーミュージアム・オンライン』 (c) Peanuts Worldwide LLC
(c) Peanuts Worldwide LLC
文・写真=田中未来 写真(一部)=オフィシャル提供

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