道重さゆみが「モー娘。復活」にもた
らした功績

それもそのはず、現在のモーニング娘。’14は道重さゆみ以外はみな活動歴も浅く、道重が抜けることでハロプロの他のグループよりも平均年齢がグッと若いグループへと変貌する。それだけ、モーニング娘。’14は実は若いグループで、メディア対応からメンバーのサポートまで全てを道重さゆみが担ってきた。
かつての「世界一かわいい、さゆ」として毒舌を活かしバラエティで名を馳せた道重しか知らないと、いまの「リーダー道重さゆみ」は想像もつかないだろう。「世界で一番かわいいのはさゆ」として、モーニング娘。、ハロプロの先輩をおちょくり注目を浴び、歌割りも同期の田中れいなの半分以下しかなく歌もあまり得意ではない、ダンスもそれほど得意ではない…そんな道重さゆみが、絶対的な存在として若手メンバーをまとめ、AKB48やももクロに次ぐ人気にまでモーニング娘。をV字回復させた。そのリーダーシップは、AKB48高橋みなみにも匹敵する。そして、「自分大好き」な彼女が自我を捨て「大好きなモーニング娘。」のためにブログでも後輩を積極的に登場させ、バラエティーに出演すれば自分のことはさておき、どれだけいまのモーニング娘。が素晴らしいかを熱弁する。その努力は実り、遂に2013年に再度のブレイクをモーニング娘。が果たすこととなるわけだ。
道重さゆみがモーニング娘。にもたらした功績は、どこまでも「モーニング娘。」を愛し、アイドルという存在を愛し、そしてメンバーを愛し、その姿を隠すことなくファンへぶつけてきたこと。そして、メンバーもその想いに応えるために必死に「最強のモーニング娘。」を一緒に作り上げた。どんなアイドルにもアンチが居るものだが、モーニング娘。ファンには道重アンチがいないとさえ言われる。それは、彼女の真摯な想いと、モーニング娘。にかける愛をファン全員が知っているからに他ならない。
卒業をする彼女の背中を見続けてきたメンバーは、道重がいなくなっても真摯に「伝説」を作り続けていくだろう。後輩たちのそんな頼もしい姿を目にしたからこそ、道重さゆみは安心して秋に「大好きなモーニング娘。」を卒業できるに違いない。

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