首振りDolls

首振りDolls

首振りDolls、
新アートワークで
今までとは違う一面を提示

ガレージロックなのか? ロックン・ロールなのか? ハードロックなのか? パンクなのか? はたまた、ブルースなのか? 歌謡ロックなのか?

北九州が生んだ異端児が放つサウンドは、何処にも属さぬ毒を孕み、いつの間にか聴く者を抜け出せない蟻地獄へと引きずり込む。胸を打つポップなメロディーと、妖しげなファンキーさと、剥き出しの情念を乗せたオドロオドロしさこそが首振りDolls。中性的なセクシャリティとド派手でグラマラスなルックス。70年代前半のロックシーンを彩った華やかなムーヴメントは今、彼らによって呼び起こされる。首振りDollsの新アートワークに迫ってみた。

首振りDollsに合った変化を
提示していけてるんじゃないかな

――新たなアートワークが解禁になったね。
ナオ:そう。この度イメージを一新致しました! ワタクシ、なんと、着物を脱ぎました! 新しい首振りDollsなんだけど、二度と着物を着ないとかではないし、過去を否定しているという訳でもないし、音楽性が変わってしまったとか、今までの首振りDollsらしさが無くなってしまったとかってことではなく。実は、音楽的に首振りDollsが根底に持っていた部分の一部でもあって、今までとは違う一面が表に出たって感じなので、これも首振りDollsの個性として、今後の動きに注目してもらえたらって感じです。
ジョニー:以上! ありがとうございました! 終了!
ショーン:あははは。綺麗にまとまったね(笑)。

――………………あぁ、、、インタビュー終了しちゃったよ。
ナオ:あれ? インタビュー終わらせちゃった?(笑) ごめんなさい(笑)。いやいや、でも、本当にそうなの。全く新境地って訳ではないというか。

――そうね。たしかに、首振りDollsは、このアートワークから窺い知れるようなグラム・ロック感はもともと持ってるバンドだったもんね。ジョニーのルーツに一番近いのかな?
ジョニー:そう。グラムロックって、ずっとやりたかったことだったから。
ナオ:言ってたよね、昔から。首振りDollsを結成した当初、ジョニーから“ナオちゃんがホモっぽかったら面白いから、ホモ役やれ!”って言われたもん(笑)。
ジョニー:ホモというのは差別的な意味じゃなく、グラムロッカーってそういう印象が強いというか。女性的で華やかでグラマラスという部分でね。
ナオ:たしかにね。

――美を追求するあまり、思いっきり華やかで艶やかだからね。
ナオ:すごく魅惑的。男がお化粧をするって、本当にすごく魅惑的だと思う。きっとジョニーはデヴィッド・ボウイとかのことを言ってたのかな? って思うんだけどね。当時の自分はハードコアとかガレージロックばっか聴いてたから、そこまでグラムロックに詳しくなくて。だから、ジョニーのその言葉を聞いて、“ジョニーは突然何を言ってるんやろか???”って思ったけどね(笑)。“俺、ホモ???”みたいな(笑)。
※デヴィッド・ボウイ、グラムロック=ホモという表現ではありません。

――ショーンのルーツにグラムロックは?
ショーン:自分は、何を持ってグラムロックと括るのかがイマイチ解ってないんですけど、昔、“カマカマカマカマ〜♪”は聴いてました。これ、なんでしたっけ? あ、カルチャー・クラブ!

――カルチャー・クラブね!
ジョニー:お〜! まさにボーイ・ジョージは一つのシンボルだよね! そこをグラムロックと言うのかニュー・ウェイヴと言うのかは、俺たち下々には断言出来ないから、そこは専門家の偉い人たちに委ねるとして、俺がロックに求めるものは、そういう煌びやかさであるのはたしかだから、そこもたしかに繋がってはいる。
ナオ:もともと今回のヴィジュアルみたいなスタイルだったもんね、ジョニー。
ジョニー:そうそう。昔、シルクハットも買ったことあったし。昔買ったシルクハットは赤だったかな。
ナオ:俺が初めて会ったときのジョニーは赤のジャンプスーツだったもんね!
ショーン:赤のジャンプスーツ!?
ジョニー:さすがにジャンプスーツではなかったよ(笑)。
ナオ:ホント!? 全身赤だったよ! 「悪魔と踊れ」を初期に出した頃。
ジョニー:あぁ〜、ジャンプスーツではなかったけど、全身赤だったときあったね! あの服どこいったんやろ? たぶん、引っ越ししたときに捨てちゃったかな(笑)。

――そんな情報いらないわぁ〜。
一同:(爆笑)
ジョニー:赤のライダースも持っとったなぁ〜。それはカビが生えて捨てた(笑)。
ナオ:赤いライダース! 俺も持ってた!
ショーン:へぇ〜!

――グラムロック自体も音楽性を意味するものではなく、表現方法であった訳で。
ナオ:そうね。音楽ジャンルを示すものではないからね。

ーー首振りDollsは、印象として、ドラムボーカルのナオが着物を着ているから、そのイメージがやはり強いこともあって、そことグラムロックとが直結するという感じではなかったけど。
ナオ:そうね。たしかに、私が作ってきた「鏡地獄」的な昭和歌謡感の強い演歌ロックみたいな昔の首振りDollsの曲達からはグラムロックの匂いはしないもんね。今回シングルカット的な魅せ方をする『首振人形症候群〜REVISITED盤〜』に収録されている「リトルサマーベリーオレンジミルク」は、完全にグラムロックを意識したサウンド感だし、そういう魅せ方なんだけど、そこも最初に言ったみたいに、これまでの首振りDollsになかった色ではなくて、昔からあった一部分ではあったのね。けど、結成当初は私の作る曲が割合的に多かったから、着物というスタイルがしっくりきてたのもあったと思うし。でも、ショーンが加入してから、より音楽性の幅が広がったことで、いままでのドロドロとした印象のヴィジュアルに違和感が出てきたのかなって思ったりはするけどね。けど、バンドも日々成長しているし、変化も進化もしているから、その都度、今の首振りDollsに合った変化を、サウンド面でもヴィジュアル面でも提示していけてるんじゃないかな?って思ってるかな。

――首振りDollsは、対バンを決めるのが本当に難しいバンドで、ハードロックだったり、ファンクだったり、昭和歌謡だったりと、何処にも属さない幅広い音楽性を個性とするバンドであるから、一つのヴィジュアルで音楽性を表すのが難しいのかもね。
ナオ:そうなのよね〜。『首振人形症候群〜REVISITED盤〜』には、「鏡地獄」みたいな昭和歌謡感の強い曲も、完全にグラムロックを意識したサウンド感を押し出した「リトルサマーベリーオレンジミルク」も一緒に入っちゃってるんだからね〜。つくずく首振りDollsって、変なバンドよねぇ〜(笑)。
ジョニー:でも、逆に何処にでもいける感じもするけどね(笑)。
ショーン:たしかに。偏ることなくね。
ナオ:そうなの。だからね、ヴィジュアル的には、そこまで着物にこだわることはないのかな? って思ったりしてはいたというか。でも、ずっと着物着てきたし、やっぱり昔の曲をやるときは着物が似合ったりもするし、この先着物を着ませんってことではないし、そこは首振りDollsを表現する上でも必要不可欠な部分だと思っているので、着物を捨てたりはしないから、これまでの首振りDollsの世界観を好きで居てくれた人たちは安心してほしいけどね。

――ナオから出てくる情念を孕んだドロドロとした演歌ロックも、今作っている新曲の中にもあったりするからね。
ナオ:そうよ〜。そこは無くならないから安心して欲しいわ!

――着物はナオのルーツでもあるサンハウスの柴山俊之さんからの影響が大きいんでしょ?
ナオ:そうそう。
ショーン:でも、自分が前のバンドで首振りDollsと対バンしていたときは、着物じゃなかったよね。
ジョニー:たしかに。最初は着物着てなかったよね。俺の私服をみんなで衣装にして着てた時期もあったからね(笑)。当時はみんなで古着屋に行って探したりしてたもんね。
ナオ:してたしてた!
ショーン:そういえば、ナオくん、花柄のパンツに柄シャツとか合わせてた! なんか、シュッとしてて、頭だけ大きかったイメージ。この木なんの木、気になる木〜♪みたいなシルエットで(笑)。
ナオ:あははは。そうそう! 柄シャツ着てベルボトムとか履いてたもん! 今と変わらず髪には逆毛いれてね! ってことは、今回の新ヴィジュアルはある意味原点回帰ってことなんかな!?
ジョニー:たしかに、そうなるね。全く無かったところへ飛び込んだって訳ではない。

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OKMusic編集部

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