U-22サッカー日本代表がブラジルに勝
利! 次戦は11/17に広島でコロンビア

ブラジルに遠征している22歳以下のU-22サッカー日本代表は、日本時間15日にU-22ブラジル代表と国際親善試合を行い、3-2で逆転勝利した。
日本代表は、試合開始早々からブラジル代表のスピーディーな動きに翻弄され、15分にPKを与えて先制点を奪われてしまう苦しい展開。ブラジルに主導権を握られる中で27分、右サイドの三好康児が中央に出したボールを、ボランチの田中碧が受けると、無回転気味の鋭いシュートを決めた。
1-1で折り返した後半、徐々に動きが落ちてきたブラジル代表に対して、日本代表は反転攻勢に出る。ゴール前のこぼれ球を田中碧選手がゴールへ押し込み2-1と逆転。さらに68分、右サイドからパスを受けたボランチの中山雄太がミドルシュートを決め、日本代表のリードは2点へと広がった。
ブラジルはその後に猛反撃を仕掛け、残り10分を切った終盤、この試合二度目のPKから2失点目。さらに、DF町田浩樹が一発退場となり、選手が1人少ない状態となったが、辛くも勝利をおさめた。これにより、U-22サッカー日本代表は6月のトゥーロン国際大会の決勝で敗れたリベンジを果たしている。
苦しい試合ではあったが、先制されてからの逆転劇と、相手の猛攻をしのぎきった展開は大きな価値がある。監督代行と選手は試合後、次のようにコメントしている。
■横内昭展 監督代行
「今回、初めてチームに加わった選手がいました。彼らがどれくらいチーム戦術にフィットするかを確認したいと思っていました。また、先月のメキシコ・アメリカ遠征では得点を奪えなかったので、今遠征では得点にこだわっていこうと。短い時間でしたけど、トレーニングにそういう部分を落とし込んだので、得点を奪えたのはよかったと思います。ただ、守備のところでは、流動的に動く相手に対し、もう少し賢く、うまく守りたかった。そこは課題だと思っています」
■GK 大迫敬介選手(サンフレッチェ広島)
「ハイボールの処理やシュートストップは自分の強みなので、そういったものはうまく出せたかなと思いますけど、チームコンセプトとして、GKからのビルドアップという点で、もっと安定したプレーを追求していきたいと思いました」
■DF 渡辺剛選手(FC東京)
「最初はちょっと落ち着かなかったんですけど、時間を追うごとに3バックの連係や、相手への対応に慣れてきて、すべてにおいてやりやすいと感じることができました。ビルドアップやスピードのある相手への対応が課題だと感じたので、クラブに帰って課題を克服するために頑張りたいと思います」
■MF 中山雄太選手(PECズヴォレ/オランダ)
「中盤でボールを奪えることが多く、手応えを感じることができました。ただ、ここがゴールではなく、まだまだ先があります。そういったシーンをもっと多く作り、なおかつ、序盤のような苦しい時間帯でも仲間を助けられるようなプレーができるようになっていきたいと思います」
■MF 田中碧選手(川崎フロンターレ)
「なかなかシュートを打てていなかったですし、相手も来ていなかったので、うまくGKをずらせればいいかなと思っていました。入ってくれて良かったです。トゥーロン国際大会で対戦したとき、差をすごく感じたので、日本に帰ってから、いろいろなことを意識してやってきました。それを形として出せたと思います。ただ、ミスも多いので、まだまだやらなければならないことは多いと思っています」
■MF 三好康児選手(ロイヤル・アントワープFC/ベルギー)
「アウェイの地でしっかり勝てたことは大事だと思っています。自分たちも勢いを持って試合に入りましたが、相手も落ち着いてボールを動かしてきました。ボールを相手に握られるなかで、どう守備から攻撃に移してチャンスにつなげていくか。もっと相手ゴールに迫っていきたかったですし、攻撃の質を高めていきたいです」
■FW 小川航基選手(水戸ホーリーホック)
「前線で相手のディフェンスラインを下げることを意識してプレーしました。それによってミドルシュートの3ゴールに繋がったのは嬉しいですが、僕自身はゴールを奪えなかった。もっと良い動き出しをして、仕留めるべきところで仕留めなければ。結果は良かったですけど、モヤモヤしているというのが正直なところです」
強豪ブラジルから奪った今回の大金星により、東京オリンピックでの金メダルが見えてきたU-22日本代表。次戦は、11月17日(日)にエディオンスタジアム広島(広島県)で、U-22コロンビア代表を迎え撃つ。
次戦に向けて、U-22日本代表の森保一監督は次のようにコメントしている。
「コロンビアは世界のサッカー強国のひとつで、我々にとって個の力、チームの力を上げる貴重な強化の試合となります。国内で東京オリンピックチームが試合をするのはこれが初めて。エディオンスタジアム広島に来てくださるサポーターの皆さん、日本代表を応援してくださる日本中の皆さんに喜んでいただけるプレーと結果を届けるべくベストを尽くします。オリンピックが平和の祭典と捉えられているなかで、東京オリンピックチームが世界で二つしかない被爆地(広島、長崎)で試合をすることは、平和があってスポーツができるということを見てくださる方々に感じていただく機会であるとともに、我々も平和があるから大好きなスポーツができるということに感謝しながら臨みたいと思います」
東京オリンピックに向けて2017年12月にチームが始動して以降、国内で初となる対外試合。金メダルを目指すU-22日本代表の実力を、ぜひスタジアムで確かめたい。

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