『クリムト展 ウィーンと日本1900』
を耳でも楽しむ 音声ガイド使用楽曲
を収録のタイアップCDが発売

クリムトの没後100年を記念した美術展『クリムト展 ウィーンと日本1900』が、2019年4月23日(火)より東京・上野の東京都美術館で開幕となる。日本では過去最多となる油彩画が紹介されるとあって、美術愛好家を中心に大きな注目を集める本展だが、その『クリムト展』をさらに深く楽しむことができる、みどころならぬ「聴きどころ」にも注目だ。
それは美術展の「音声ガイド」に使用されている音楽。クリムトの生涯にわたる交流や、生涯を過ごしたウィーンと1900年頃という生きた時代をそのまま体感できる音楽がBGMに採用されており、それらの音楽を収録したタイアップCDが発売される。
小川里美
特に注目したい楽曲が歌曲「静かな街」。クリムトのミューズであり、当時の社交界の華でのちに作曲家マーラーの妻となるアルマ・マーラー作曲の歌曲だ。歌うのは、世界の舞台で活躍するソプラノ歌手で、元ミス・ユニバース日本代表としても知られる小川里美(おがわさとみ)。この音源を収録したタイアップCDにはこの楽曲のほか、小川里美自身が本展のために選曲・歌唱した全7曲の歌曲が収められる。
そのほかに、マーラーの交響曲 第5番より「アダージェット」、新ウィーン学派の作曲家の代表格、ウェーベルンの「パッサカリア」、ブルックナーの人気楽曲「交響曲 第7番より第3楽章」などのオーケストラ音楽や、クリムトを知る上での大切なファクターのひとつでもある「ジャポニスム(日本趣味)」の影響を受けたドビュッシー、ラヴェルのピアノ曲らも音声ガイド、CD共に収録される。
CDの2枚目には、本展でクリムトがベートーヴェンの交響曲 第9番に着想を得て制作した壁画《ベートーヴェン・フリーズ》の原寸大複製が展示されるのにあわせ、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮、シュターツカペレ・ドレスデンによるベートーヴェンの「第九」が収録される。
CDジャケットは、クリムト展のポスターなどにも採用されている《ユディトI》が美しくあしらわれ、クリムト展の監修も務める千足伸行(成城大学名誉教授)による、クリムトと音楽についての解説もより興味を深めることができるポイントになっている。

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