【サマソニ東京ライブリポート】TAM
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オーストラリア・パース出身の5人組サイケデリック・ロックバンド、テーム・インパラが登場したのは、東京1日目のソニックステージ。この日の、このステージのヘッドライナーです。いまや海外のフェスでもヘッドライナーを務めるほど大物バンドとなった彼ら。グラミー賞でオルタナティブミュージック部門にノミネートされたり、リアーナに曲をカバーされるなど、今一番ホットなバンドの1つでしょう。日本でも人気は高いようで、多くの観客がソニックステージに集まっていました。
 初っ端から「Nangs」「Let It Happen」「The Moment」など、人気曲を連発。すぐに心を鷲掴みにされて、まるで安心させるかのように続けて「Elephant」「Yes i’m changing」などを演奏。一気に居心地の良すぎる空間がそこに出来上がりました。もちろんサウンドだけでなく、背景の映像やカメラの撮り方・映像の映し方など、さまざまな要因によって “狂った” 世界観を演出していました。おそらくこのステージそのものが、完璧に作り込まれていて、メンバーがステージ上でたわいも無く演奏していることもすべてが計算なんだと後から気づきました。私たちはまんまと世界観に引きずり込まれてしまう “罠” にハメられていたのです。そのくらい煌々としていました。超人気曲「The Less I Know the Better」を披露したあとも「Eventually」「Alter Ego」「Apocalypse Dreams」「Backwards」とつづき、最後は「New Person, Same Old Mistakes」。終始、不思議な世界観に包まれ、終わったあとはなぜかスッとしまう、そんなステージでした。

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