12月29 日(日)@インテックス大阪

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スカパラ×FM802のロックフェスに[C
hampagne]・川上と9mm・菅原が参戦!

東京スカパラダイスオーケストラ×『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY』 、[Champagne]川上洋平、9mm Parabellum Bullet 菅原卓郎との熱狂コラボが実現!
来年25周年を迎える東京スカパラダイスオーケストラが、12 月28日(土)・29 日(日)とインテックス大阪で行なわれたFM802 主催の冬のロックフェスティバル『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY』の2日目、29日(日)に出演を果たした。

ディープ・パープルの『スピード・キング』の爆音SEが鳴り響く中、白いスーツを身にまとった伊達男たちが颯爽と現れるや、場内大歓声。深紅の照明を背に茂木(ds)のタイトなビートに促され、川上(b)のうねるベースと加藤(g)のジャジーなギターに、ホーン隊がなだれ込み、開戦の狼煙を上げるステージ。「『RADIO CRAZY』楽しみにしてたぜ~! 思いっ切り暴れまくってくれよ~! アー・ユー・レディ!?」と、コール&レスポンスをガソリンに加速していくライブは、一気に会場をロックオンしてアゲまくる『Mission』、一転スペーシーなシンセをバックにホーン隊のダイナミズムに心地よく揺れる『太陽にお願い』、ゴリゴリのビート上をハネるホーンで攻め立てる『SKA ME CRAZY』と、しょっぱなから緩急自在。とことん盛り上げ、とことん聴かせ、ライブをコントロールするスカパラ。

ここで、この日のステージに向け、FM802の人気プログラム『FLiPLiPS』(月~木11:00~15:00)にて、12月中にオンエアされてきた『週刊 スカパラ CRAZY TIMES』内で宣言されていた通り、『RADIO CRAZY』の顔とも言えるキャラクター“CRAZYMAN"に捧げる『CRAZYMANのテーマ』を披露。あのバットマンのテーマさながらの?(笑)ファニーな楽曲には、満場のオーディエンスも大いに沸き上がる。

そして、茂木を残しステージからメンバーが去ったと思いきや、9年間にわたって放送されたスカパラの人気ラジオ番組『JUSTA RADIO』を、何と『RADIO CRAZY』のステージ上で復活させるというスペシャルな企画が実現! 番組さながら茂木がパーソナリティとなり進行し、この間は東京スカパラダイスオーケストラ→“大阪スカパラダイスオーケストラ"と改名し、そのロゴまで作られる徹底ぶり(笑)。そこで、「最高に激しい曲を選んでるんでヨロシク!」とまず披露されたロッククラシックは、ザ・フーの『マイ・ジェネレーション』だ。生放送・生演奏で贈るこのスペシャルナンバーの真っ只中ステージに現れたのは、お揃いのスーツを身にまとった[Champagne]の川上洋平(vo&g)! そう、“『RADIO CRAZY』でしか見られないアーティストとのコラボ"、これも『週刊 スカパラ CRAZY TIMES』での公約なのだ。レッド・ツェッペリンの『ロックンロール』では、総勢10名の豪腕によるド迫力のロックナンバーで圧倒し、茂木も「めちゃめちゃエキサイトしたよ~」と漏らすほど、川上のボーカルとのマッチングも絶妙だった。

続いては、レッド・ツェッペリンと双璧を成すレジェンドであるディープ・パープルを茂木自らナビゲートしつつ、名曲『バーン』へ。ここでは沖(key)がメインボーカルを取りつつグングン会場の熱気を上げる中、青いジャケットを着こなしたあの男が…! そう、お次は9mm Parabellum Bulletの菅原卓郎(vo&g)がジョイン! 普段からスカパラを愛聴するフリークである菅原は「ここに立っているのが夢のよう、桃源郷にいるかのようです。いや、言い過ぎましたかね、温泉ぐらいかな?(笑) すごく気持ちいいです!」とMCでも沸かせ、茂木の「スカパラ好きを公言してくれたので」との誘いから、名曲『めくれたオレンジ』へ。耽美で色気のある菅原のボーカルとスカパラサウンドのゴールドブレンドは、まさにコラボならでは。ことのほか新鮮に響く見事なキャスティングだ。

そして、ギターが高らかに鳴り響いた瞬間、オーディエンスが何かを察知したようにステージ向かって駆け寄り大歓声。そう、お次はthe HIATUSの細美武士(vo&g)を迎えた『Diamond In Your Heart』! 『RADIO CRAZY』ならではの豪華コラボの連続は文句なしのクールさで、本当に贅沢な光景だ。最後の最後はワイルド&タフな『ルパン三世』、再びボーカリスト3人を呼び込んだ『DOWN BEAT STOMP』の鉄板チューン2連発で、総勢12人の伊達男によるゴージャスなエンディングへ。会場最後方のオーディエンスまでもがステップを踏む姿は痛快で、すさまじい熱気と音楽の多幸感みなぎるライヴは、『RADIO CRAZY』の大きなハイライトとなったステージだった。


Text by 奥“ボウイ"昌史

OKMusic編集部

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