NICO Touches the Walls@7月11日NHKホール

NICO Touches the Walls@7月11日NHKホール

NICO Touches the Walls、「Shout t
o the Walls!」ツアーファイナル大成

5月中旬から行われていた、NICO Touches the Wallsの全国ホールツアー「new balance presents NICO Touches the Walls TOUR 2013"Shout to the Walls!"」が、昨日7月11日に東京・NHKホールにて最終公演を迎えた。
バンドにとって初の本格的なホールツアーとなった今回は、最新アルバム『Shout to the Walls!』を携えて、全国10会場12公演を実施。アルバムの全収録曲に過去の楽曲を織り交ぜたフルボリュームのセットリストが組まれた。

対馬祥太郎(Dr)の叩く重厚なドラムがオープニングを飾る「鼓動」からライブの幕は上がり、時間が経つにつれて会場はどんどん熱気を帯びていく。「好きなように楽しんでくれ。俺らも目一杯楽しませてもらいます!」と光村龍哉(Vo, G)が叫ぶとオーディエンスは大歓声で応え、4人が奏でるアンサンブルを全身全霊で味わい尽くした。

今回のツアーの見どころは、広い空間を存分に活用した照明や、遊び心のある演出の数々。アルバムに収録されている新曲も音数を減らしたり、アドリブを入れたりとライブバージョンにアップデートし、観客を驚かせる場面が何度かあった。特に会場が沸き立ったのは、ライブの後半で披露された「チェインリアクション」。光村、古村大介(G)、坂倉心悟(B)がマラカスやギロ、カスタネットなどの音を入れ替わり立ち替わりサンプリングして演奏に組み込むことで、この日限りのステージを作り上げた。

またツアーの序盤では若干気負っている雰囲気もあった4人だが、各地でのステージを経て無駄な部分が削ぎ落とされた模様。アンサンブルには磨きがかかり、バンドサウンドはより一体感を増していた。さらに男女別およびフロア別のコール&レスポンスで会場に一体感をもたらしたり、客席に降りてファンの目の前で演奏を繰り広げたりと、全身全霊で観客を自分たちの世界に巻き込んでいった。

アンコールではリリースされたばかりの新曲「ニワカ雨ニモ負ケズ」を披露し、バンドの新たなモードを印象付けた4人。「またパワーアップして戻ってきます!」と晴れやかな笑顔で挨拶した彼らに、惜しみない拍手と歓声が送られた。

なお、ツアーを終えたばかりのNICO Touches the Wallsだが、7月13日(土)に静岡・つま恋で開催される野外ライブイベント「BBQ in つま恋 〜僕らのビートを喰らえコラ!〜」を皮切りに夏フェスシーズンに突入。「ニワカ雨ニモ負ケズ」を携え、各地を席巻する。

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