たんこぶちん、「二度めの夏、二度と会えない君」に出会えて気づいた新しい音とは!?【インタビュー】

たんこぶちん、「二度めの夏、二度と会えない君」に出会えて気づいた新しい音とは!?【インタビュー】

たんこぶちん、「二度めの夏、二度と
会えない君」に出会えて気づいた新し
い音とは!?【インタビュー】

たんこぶちんの「二度めの○○」
--映画「二度めの夏、二度と会えない君」は、タイムリープが重要な要素なのですけど、みなさんは、「あの時に戻ってもう1回やり直したいな」と思ったことはありますか?
YURI:私小学校の時に、おばあちゃんの料理の手伝いをしてて、そしたら…あのスライサーで…
CHIHARU:あ~~痛い…
YURI:スッていっちゃったのがありまして…。傷が残っちゃってるんですよ、ずっと。それでギター弾いてる時に、写真で手とか結構アップめで撮られることが多くて、その傷が写る瞬間に「あ~あそこに戻りたい…」って、あの時、手伝わなきゃ…って。
メンバー:(笑)
YURI:私にはこの傷はなかったしって凄く思うんです。結構見えるんですよ、ココなんですけど…
CHIHARU:ほんとだ~
HONOKA:あ~~
YURI:だから「ピックの持ち方とかどうですか」とか言われた時に、写真撮られると残っちゃうんで、そこはちょっとやり直したいなって、思います。
--それは、記憶に鮮明にのこりますよね。あの時に「今から手を切るから気を付けた方が良いよ」とか声かけたくなりますね。他の方はいかがでしょう。
CHIHARU:やり直したいことか~
MADOKA:細かいことなら、いっぱいあるけどね、ホントにね。
YURI:うんうん。
MADOKA:私は、高校の時に…、高校の時に限らないんですけど(笑)、勉強が滅茶苦茶嫌いだったんですよ。
YURI、HONOKA:(笑)
MADOKA:本当に勉強することが嫌いで、なんかもう夏休みの宿題とかも、ため込んでため込んで…最終日に泣きながらやるタイプだったんです。だから、もうちょっとちゃんとやっとけばよかったな~とも思うし。
--それはよくある感じですね。みなさん頷いてますけど…
MADOKA:そして、高校3年の時にデビューしたんですけど、音楽以外やるっていうのを全く考えてなくて。授業中とかも歌詞かいてたりとか、ちゃんと授業を聴いてない時もあったんですね。
今になって、普通に日常生活の中で人と話しをする時だったりとか、色々知ってたらもっと会話が楽しいだろうなとか、思ったりするときがよくあって。だからもっと授業を聞いときゃよかったなって思ったりとかします。
メンバー:(笑)
--卒業してしまってから、気がつくものなんですよね、そういうのって。ところで授業中に歌詞を書いていて怒られたりしなかったんですか?
MADOKA:中学の時に怒られました。なんかこうやって(机に向かって)書いてて、そしたら1番後ろだったんですけど、先生からは見えてたらしくて。「おい!何書いてんだ!」って言われて、「いや何でもないです!」って言ったんですけど、授業終わった後に先生がきて、「何書いてたの?」って言われて。「いや何でもないです!」ってまた言って。
YURI:言い張ったんだ(笑)
--学生時代は、そういうことってありますよね。最後もうひとつくらい聞かせてください。
HONOKA:私、中学校の時の部活がソフトテニス部だったんですけど。外の部活じゃないですか、で当時は、本当にガン黒ギャルみたいな。あ、ギャルじゃないや(笑)。とにかく真っ黒…。
MADOKA:(笑)
HONOKA:真黒で、すっごい焦げてて(笑) 今となっては、もうちょい日焼け止めとか塗って対策しとけばよかったなって。
CHIHARU:(笑)
YURI:そこ?(笑) それだって今はしてるでしょ?
HONOKA:え、だってシミとか気になるから…。やっぱこれやめます(笑)
メンバー:(笑)
--そんなことないと思いますよ。しかも、やり直したい話がそれだったら凄い幸せな人生かも(笑)
HONOKA:いや!黒い、結構。
YURI:それは今年のせいだよ、今年サボったせい。
HONOKA:いや、今年めっちゃ塗ってる!
--ファンの女の子たちには、これからはUVケアとかしっかりして欲しいと。
YURI:野外フェスとかは、日焼け止めを塗りましょう(笑)
映画「二度めの夏、二度と会えない君」に向けての音作り
--では話題を変えまして、今回は映画「二度めの夏、二度と会えない君」に向けての楽曲なので、いつものたんこぶちんの曲作りと何か変わったことはありましたか?
MADOKA:そうですね、収録されている楽曲のほとんどが3ピースで楽器は演奏してます。ドラムとベースとギターしか楽器の音は入ってないっていうとこが、まず1番の変化だと思ってて。キーボードが演奏に参加してないって初めてのパターンです。
CHIHARU、YURI:うん
MADOKA:それが何だろう、CHIHARUがブースにいないっていうか、一緒にレコーディングをしないって言うこと自体がちょっと寂しかったっていうのもあるし。逆に、音として聴いた時は、たんこぶちんの音でこれだけシンプルで1つ1つの音がよりハッキリ聴こえてくるっていうのが逆に新鮮で。そこは1番大きかったところかなと、演奏してて感じました。
YURI:それに映画の「Primember(プライメンバー)」は高校生役なんですよね。でも私たちもう22じゃないですか、そしてバンド歴も10年だし。それを考えたら、今まで馴染みのあるビート感でやってしまうと、3人でやる時に”重くなってしまうな”って意識があって。そこは高校生だし、そういうノリじゃないけど、疾走感とか、前に前に行く感じを出せるようにしなきゃ、というのは凄い3人とも意識の中にありました。
MADOKA:うんうん
YURI:私個人的にいうと、ギターがいつもリードを弾いてるんですけど、今回MADOKAがピンボーカルになったので、全部1曲の中でをコードも弾くし、バッキングも弾くし、リードも弾くしみたいなこともさせて貰いました。初めてだったので、凄いこのレコーディングは緊張しました。
でも、それを通して今後MADOKAがピンボーカルでやれるバージョンもたんこぶちんで出来るんじゃないかっていうのも気付いて。今後、というか近くでいくと、ワンマンライブで披露できるんじゃないかなって思ってます。
--詞作りの部分で何か映画のことを意識された部分とかありますか?
MADOKA:制作の間、私は映画で演じるっていう準備もあったんですね。もちろん日々の日常の生活も並行してやっているなかで、詞の制作をしていました。もちろん映画のことを考えてっていうのは大きかったんですけど、その詞を書くっていうことではそのいつもの制作の時とさほど変わらず、自分の等身大のことを入れられた感じはすごく大きかったです。
さっきの話しじゃないですけど「あーやっときゃよかったなとか」その細かい部分であったりとか、自分のマイナスな面とかそういうところを曲にして、もっと色んなこと。良くなっていきたいっていう思いとか、そういう事を詰め込む事をやってました。
だから、この曲が、聴いた人に寄り添えればいいなと思って書いてるし、映画でもその自分の等身大っていう部分も出せたので、このタイミングでこういう制作が出来てすごく良かったなって思ってます。
--この映画がきっかけで、はじめてたんこぶちんを知ってくれるかもしれませんね。
YURI:そうですね。Twitterをみていると、私たちのファンの方って結構年齢層高めな感じがするんですけど。今回リリースしてインストア回らせていただいたら、結構若い同世代の子も来てくれて下さって、いろいろな人に受け入れてもらっている映画なんだなっていうのはすごい感じました。ぜひ、上から下までどの世代のにも観て貰いたい映画ですね
MADOKA、CHIHARU:うんうん
--今回CHIHARUさんは、レコーディングではいつもと違ったことをされていたとか?
CHIHARU:今回映画で「Primember(プライメンバー)」っていう高校生バンドが出てくるんですけど、それににはキーボードがいないんですね。なので楽曲レコーディングでキーボードが参加してない時はADとして皆のことを見守ってました。サブルームでみていたり、出前をとったりしてました(笑)。
--ほんまにADじゃないですか!
CHIHARU:あっ、ほんまのAD(笑)です。見習いADとしてやっていたんですけど、いま私たちの中では、自分たちが作ったオリジナル曲でフルアルバムを作るって言うのが1つの目標でもあるので、そういう時に今回の経験で活かしたADを役に立てたらいいなと思います。
--すごいコメントが難しいですね。「それ、役に立ちますよ!」っていうのも変だし(笑)
MADOKA:確かに(私たちに)頑張ってくださいって(笑)
YURI:頑張ってくださいとしかいえないよね(笑)
CHIHARU:頑張ってください!(笑)
--その激励がメンバーみなさんの支えになるんですね。先ほど「見られる側も違和感あった」という話でしたが、、サブから見てるCHIHARUさんもも違和感あったんじゃないですか。「普段だと私はあそこにいるのにな」みたいに。
CHIHARU:そうですね。でも、みんなまじめに意外としっかりレコーディングしてて、たんこぶちんメンバー真面目なんだなって思いました(笑)
YURI:ふざけてるわけじゃないからね(笑)
MADOKA:ふざけてレコーディングしないよね(笑)
--それがADとして見てた発見なんですね。では、ADではなく、参加した曲のお話しも聞かせてください。
YURI:そうそう、もっと曲のこといって (笑)
CHIHARU:主題歌の『夏のおわりに』と『遠距離恋愛爆撃ミサイル』は参加していますさせていただいてます。『夏のおわりに』は、私的にはキーボードはがメインテーマを弾いているし、あとピアノですごく切ない感じが出ているなって思ってます。そして、落ちサビの所なんですけど、そこはキーボードとボーカルの2人だけなので、MADOKAの歌声に寄り添うような感じで切なく弾くことを心がけてます。

たんこぶちん『グライダー』はどこを目指すのか?
--CHIHARUさん(CHIHARUは参加していません)の拘りの部分をしっかり聴いてみたいですね。それでは、たんこぶちんのこれからについてお聞きしましょう
今回のアルバムに収録されている『グライダー』なのですが、この詞を全部読ませていただいて、私にはたんこぶちんの飛行の軌跡に感じました。最初メンバーみんなが初心者な頃からいま10周年を迎えて、ずっと作ってきた音楽をこれから先はどこに飛んでいくのだろうかと。
YURI:あんまり実感はなくて、正直。周りから"10年なんだねおめでとう"って言われて、私たちも「あ、そっか~10年か~」って感じで。そう、最近よく思うのは、デビューが4周年なんですけど、バンドを10年やっていてその半分がデビューした年で過ごしてるって考えると、ありがたいって思う。
MADOKA:自分たちとしても、めちゃくちゃ不思議な感覚で、始めた頃は普通に地元で音楽やってて。高校卒業するまで地元にいて、デビューして上京してきて…。色々と自分達にもターニングポイントみたいのが10年の中でたくさんあった。
やっぱ10年て凄い長い期間だけど、振り返ると1個1個すごい鮮明に覚えてるし、10年経った今、やっとバンドとしてのスタートラインに立ってるんじゃないかなって思っています。
コピーバンドから始まってオリジナル曲めちゃくちゃ少ないのにデビューして、そこからいろんな人に協力して貰ってたんこぶちんっていう1つの楽曲の形だったりとか、ライブのかたちだったりっていうのを、ファンの人たちとも一緒に作りあげてきた。
そして、10年経ったからこそ、ありがたみをさらに実感して、「自分たちはバンドが好きなんだ、音楽が好きなんだ」っていうことを再確認してます。
またここからたんこぶちんっていうものを、より自分たちの意志みたいなもので、深めていくスタートラインに立っていると凄く思いますね。
--10年経っての深い思いですね。では、今後の目標や方向はどうお考えですか?
MADOKA:今回のアルバムは純粋なたんこぶちんのアルバムという感じではないと私たちも思ってます。もちろんライブでやったりはしますが、映画のためのアルバムなんですよ。次はメンバーそれぞれの至極が作曲したの曲が入ったアルバムを出すということが、結成して10年経つのバンドとしての新しいスタートラインになると思ってるんで、まずは、そこですね。
--なるほど。『グライダー』の歌詞に"Don't worry,be step."とあるように、まずは次のことなんですね。
メンバー:うんうん(笑)
MADOKA:そうですね、私たちってピョーンって跳ねるっていうより、1歩1歩っていう感覚だったので、今までは。なので、これからもそうしていきます。

体から全部を発散するような勢いのワンマンツアー!
--『夏のおわりに』じゃなくて、終わらないインストアイベントやライブについて、お聞きしましょう。11月11日にはワンマンライブで大阪にも帰ってきますね!ポッキーの日ということですが。
YURI:覚えやすいですよね(笑)
-MADOKA:はい、帰ってきます。もちろんこのアルバムをひっさげてのワンマンなので、この中の楽曲をキーボード入りで、新しい形でお客さんに聴いてもらえると思います。そして映画を観てくれた人にとっては映画の場面がフラッシュバックするような感覚になって貰えるようにしっかり演奏したいと思います。
そしてなによりも、この出会いみたいなものってすごい貴重で、10年もバンドをやってきてるけど、いつも素敵な出会いがあってそこに凄い感謝をしてます。出会えたこととか、刺激をうけていることに相当感謝しているので、だからそれを演奏や歌でぶちまけたいなと…ぶちまけるっておかしいですけど(笑)
CHIHARU:うんうん
YURI:いいんじゃない(笑)
MADOKA:体から全部を発散するような勢いでやらせていただきたいなと思っているし。そしてたんこぶちんの結成10周年からのっていう未来を、お客さんと一緒にうんうんって納得できるというか、これからもたんこぶちんに期待をしてもらえるような、未来がみせられるライブにもしたいです。感謝と未来というか、そういうテーマでやりたいと思います。
--いろんな人に見に来てほしいですよね。先日の梅田のタワーレコードのインストアイベントはどうだったんですか?
MADOKA:盛り上がりました。アコースティックでやったんです。
YURI:大阪初めてだよね、アコースティックでインストア回るの。大阪のお客さんってすごいMCを聴いてくださる印象なんですけど、昨日はすごいラフでした。みんな(笑)
MADOKA:ワンマンの時って、私とかが喋ると、みんな結構すんごい聴いてくれるんですよ。大阪なので、つっこみとか飛んでくるとかな~っておもいながら期待しているんですけど、でも結構真剣に聴いてくれる(笑)。でも昨日はワイワイしてた(笑)
YURI:うん。ラフだった。私、昨日マイクはいってなくて(笑) MCをマイクなしでずっと後ろに届くように、大きな声で言ってたんですよね。そして最後に、「マイクが入ってないんだよね~」って言ったら、笑ってくれて(笑)
メンバー:(笑)
YURI:関西の人って笑いに厳しいじゃないですか、それで笑ってくれて、あったけ~と思って(笑)
CHIHARU:距離が縮まった!
YURI:そう、距離がね。どうでもいいコトなんですけど縮まったな~とおもって。そんなことでも嬉しかったので。
--MCを聴いてる方はわかってたんですよね。「マイク入ってないけど頑張ってるだなぁ」って。
YURI:ずっと見られてたんでしょうね、ちょっと恥ずかしかったんですけど(笑)その良い雰囲気をまたワンマンでもしたいです。しかもデビュー時からお世話になっている阿倍野ロックタウンさんなので、ハコのソールドアウトは絶対、今回やってやりたいなと思ってます。是非、これを読んだ方、来てほしいなと思います!

今回大阪での取材となりました。取材の時はお揃いのTシャツで登場。和気あいあいとしたインタビューになりました。
何でもメンバーは、前日串カツを食べに行ったそうで、皆がおもいおもいの食材を注文するなか、CHIHARUさんはカニクリームコロッケをオーダー。「それ、串カツちゃうやん!」と突っ込まれていたとのエピソードも。串を11月11日になぞらえるほど、阿倍野ロックタウンのワンマンは期待がもてますね。
【TEXT&PHOTO/苦楽園 京】

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