アモルフィス、2018年に新作をリリー

アモルフィスのニューアルバムが、2018年にリリースされることが明らかとなった。
“世界で最もヘヴィ・メタルが愛されている国”ともいわれるフィンランドで絶大な支持を得ているアモルフィスは、1990年に首都ヘルシンキで結成された。初期はデス・メタル色が濃かったものの、民俗音楽やプログレッシブ・ロックなどを採り入れた叙情派のスタイルが確立され、国民的メタル・バンドのひとつとなった。彼らの12枚のアルバムは本国のナショナル・チャート上位の常連であり、4作が1位を獲得、現時点での最新作『アンダー・ザ・レッド・クラウド』(2015)も2位にランクインしている。その人気はヨーロッパ、日本、そしてアメリカにも及び、同作は米ビルボード誌のヒートシーカー・チャート5位をマークしている。
彼らはライブ・バンドとしても世界を熱狂させてきた。国内ツアーはもちろん、<ヴァッケン・オープン・エアー>にはこれまで6回出演、2017年にも8万人の大観衆を興奮の渦に巻き込んだ。日本でも1996年に初来日公演を行ってからコンスタントに来日を果たし、2016年には単独来日公演と<ラウド・パーク16>フェス出演で年2回の来日を実現させている。本国フィンランドではメンバー達のフィギュアが発売されるなど、その人気は高まっていく一方だ。
現在はニュー・アルバムに向けて作曲・ソングライティング作業が進んでおり、20曲以上のデモからベスト・トラックを選んでいくという。トミ・ヨーツセン(Vo)は新作について「前作と同じチームが再集結した。ヘヴィなリフ、キャッチーなメロディなど、アモルフィスのすべての要素がある」と語っている。1990年から2000年まで初期アモルフィスの重低音部を担っていたオーリ=ペッカ・ライネ(B)が復帰しており、バンド・サウンドがどのように変化することになるかも楽しみなところだ。
「アモルフィスとワードレコーズが日本市場で契約したことを発表できて嬉しい。プロフェッショナルの集団と一緒に仕事できるのは光栄なことだ。アモルフィスは2年かけて世界中をツアーしてきたし、そろそろスタジオに戻るべき時が来た。それはつまり、来年ニュー・アルバムを発表するということだ。さらにオーリ=ペッカ(ライネ/ベース)とまた一緒にプレイできるのも、バンド全員にとって大きな喜びだ。彼はニュー・アルバムにも参加することになる。彼と一緒にまた日本をツアーして、熱狂的なファン達と会いたいと考えているよ」──エサ・ホロパイネン(G)


Photo by Ville Juurikkala

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