DAOKO×米津玄師の「打上花火」が3週
連続1位獲得!2位にはMrs. GREEN AP
PLEのドラマ“僕やり”OP曲が急浮上
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DAOKO×米津玄師の「打上花火」が初登場以来3週連続で1位を獲得。9月1日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にDAOKOが出演し話題になるなど、まだまだその勢いは止まらない。本作は現在公開中のアニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の主題歌。広瀬すず×菅田将暉の瑞々しい声の演技も魅力の本作ラストを、実に切なくもメルヘンチックに彩っている。
映画は中学1年生の男女が何度も繰り返す夏の1日を描いており、あどけなさとファンタジックな想いが交差する見応えのある作品だ。そのストーリーに寄り添う主題歌は、主人公ふたりの年齢よりも少し大人な印象。<あの日見渡した渚を 今も思い出すんだ>と、彼らの数年後を描いているようにも思える。<この夜が 続いて欲しかった>や<何度でも 言葉にして君を呼ぶよ>など、大好きでたまらなくて胸がぎゅっとなる気持ちをあくまで冷静に綴る歌詞。けれども<パッと花火が><夜に咲いた>という掛け合い部分では、想いが溢れ出しぐっとエモーショナルに響きだす。クールな佇まいのDAOKOと米津だけに、打上花火のような一瞬の熱い情熱がより際立ち、とても心を揺さぶられる。
2位はMrs. GREEN APPLEの「WanteD! WanteD!」。8月30日のシングルリリースに伴い、前週17位からの大幅ランクアップを果たした。本作はドラマ『僕たちがやりました』(フジテレビ系)のオープニング曲。<WANTED! WANTED! 僕らは逃げている><自分の弱さから お馬鹿なふりをして ゆらゆら生きている>と閉塞感のある現状をシニカルに綴り、大人たちを煙に巻こうとする。<ツマラヌ オトナドモ 気高く保守的なだけね>など牙をむくが、<でもとりあえず踊りましょう>とシリアスさを回避。刹那的な快楽に身を任せようとするこの皮肉に満ちた歌詞世界は、彼らの現状に対する批判的な想いを代弁しているのだろう。
6位は前週10位からランクアップを果たした菅田将暉のソロデビュー曲「見たこともない景色」。auのCMソングであるとともにサッカー日本代表の応援を目的に作られた本作は、スタジアムで菅田演じる鬼ちゃんが声を張り上げ歌うCMも印象的だ。6日のワールドカップ最終予選に向けて耳にする機会も増え、改めて話題になっているよう。
また7位にはWANIMAの「やってみよう」がランクイン。こちらもauのCMソングであり、6位の「見たこともない景色」と同じく、歌詞は電通のクリエイエティブディレクターでCMプランナーの篠原誠が手がけている。CMソングということでの耳馴染みのよさ、そして多くの人の心にそっと寄り添う普遍的な歌詞が組み合わさり、世代を超えて愛されている楽曲なのであろう。
文/木村桂子

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