SPYAIRはもうオワコンなのか?最近の
SPYAIRについて思うこと
先日、
それにしても最近の邦楽ロックシーンの若手がゴワッと出てきて、もともと活躍してたバンドがすっかり埋もれてしまって、何でだよって感じですよね。SPYAIRとか神聖かまってちゃんとかとか、なんで最近の子は話題に出さないんですかね。
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否。
終わってーよ!と強く言いたい、この記事はそんな内容になっております。
SPYAIRには真っ白なまま燃え尽きてもらわなければ困るんですよ。
SPYAIRがカッコよかった時代
ファンの皆さん、そうですよね?
僕はもちろんインディーズの時から知っていたわけじゃないんですが、インディーズ1作目に出したシングルが「ジャパニケーション」だったって聞いたらどうです?
ヤバいでしょ?
貴重な映像を発見しましたので、どうぞ!
メジャーデビューしたのは2010年8月 シングル「LIAR」からなんです。
で、またデビュー曲「LIAR」が今聴いても色あせることのない傑作。古臭く感じないってすごい。
まあ、なんと言っても純粋にカッコ良い。これに尽きます。
その後に、1st アルバム「Rockin’ the World」をリリースしましたがこれもかなり強力すぎる一枚。
ファンの人たちの中にも、まだコレ聴いてるって人は多いんじゃないでしょうか。
収録曲の「サムライハート(Some Like It Hot!!)」はアニメ『銀魂』のエンディングテーマになったり、前述「LIAR」はドラマ『ハンマーセッション』の主題歌だったり、「Last Moment」はアニメ『BLEACH』エンディングテーマだったり。
数々のタイアップを取っていたこの頃は、確実に大きな波に乗っかっていましたね。
ちなみに、ロックをあんまり聴かない僕の友人もこの辺の曲は知ってました。ついでにカラオケで歌ってましたから、タイアップってすごいっすね。
このアルバムは1st アルバムよりもどちらかと言うとファン向けなアルバム。このアルバムから初めてSPYAIRを聴いた人は少々物足らないと思っちゃう、そんなアルバム。
パワープッシュできるキャッチーな曲ってのが前作よりも減ってとっつきにくい感はあるんですけど、何と言っても泣きメロ系の曲がすごくいいんです。泣ける。
そこで収録曲の中から、あえてこの曲をここに載せたいと思います。
1st アルバムとは少し違った角度で曲を作ってきた彼らにはワクワクしました。
そして、この年に日本武道館でワンマンライブ!しかも満員に!
輝いてるね。
でも残念なことに、この武道館ライブでDJと盛り上げ役を担当していた幻のメンバー ENZEL☆が脱退してしまいました。初期を知らない人は驚くと思いますが、この日を境にメンバーが4人になってしまったんですよ。
SPYAIRの波はここで止まりませんでした。むしろここから更に知名度を上げていきます。
歌も演奏もクソ上手い。そして何より曲が良い。これが地上波のテレビに流れたなんて…鳥肌。
3rd アルバム「MILLION」収録曲「現状ディストラクション」は、映画『銀魂 完結編 万事屋よ永遠なれ』の主題歌にもなっていました。Mステパワーと銀魂パワーもあり、この曲はかなりの大ヒット。
現状維持は進化なのか?
うーん 正確に言えばSPYAIRは現状維持をしていくんだけど、僕の思うSPYAIR像からは遠ざかっていきます。そんな感じ。
例えば、3rd アルバム「MILLION」リリース後に出した最初のシングル「イマジネーション」。
確かにSPYAIRのスタイル通りの曲でカッコイイんだけど、刺激がない。
この曲を聴くなら「現状ディストラクション」聴くよっていうのが僕の正直な感想です。
からの、SPYAIRを辞めます!騒動
おはよう☻
— IKE (@IKESPYAIR) May 20, 2014
広島のホテルのベットの上、右手のiPhoneから発信しています。
誰とも相談はしていない
自分の判断で決めました。
聞いて下さい。
そして伝えて下さい。
— IKE (@IKESPYAIR) May 20, 2014
SPYAIRを辞めます!
— IKE (@IKESPYAIR) May 20, 2014
簡単に説明すると、
急性気管支炎を発症して公演の延期をしていたVo.IKEが、本人のTwitterアカウントで「SPYAIRを辞めます!」と投稿した騒動。
実は悪化して声帯ポリープと急性声帯炎を患い、長期休養のために公演を中止にしなければならなくなってしまったVo.IKEが、責任の重大さを感じてツイートしてしまったらしいんです。
SPYAIRは解散危機を乗り越え、再び舞台に戻ってきました。
その後のSPYAIRの楽曲
復帰後は4枚目のアルバムを出したり、シングルを出したりと活動自体は止まることなく進んでいきました。
はい。
ここで一気に、その後のSPYAIRの楽曲をザッと振り返ってみたいと思います。
こう見ると、復帰後も意外に多くの新譜をリリースしていたんですね。
理由は簡単で、売れきったから。
1st アルバムリリースから3rd アルバムリリースまでの頃は、どんどんどんどん認知度が増えていって売れていってという経過の途中でした。しかもその頃のSPYAIRの作品には、もっと上にいくぜな気持ちが詰まっていました。例外なく僕もその頃の曲が大好きでした。
そんな頃から比べると、今ではファンも安定して売れてSPYAIRの環境は変化。
こうなると間違いなくメンバーたちには、心境にも曲にも影響が現れます。良い意味で言えばスタイルが確立したと言えるけどね。
だから、売れていないからこそできた120パーセントで人生振り切っちゃってやるぜな楽曲は、認知度がついて売れて要は成功した今では、作ることができないわけです。売れてない頃の心境には戻れないもんね。
でもこれは仕方のないことで。
売れきったアーティストは売れきったなりの方向性ってものがあって、そうなればもうSPYAIRも3rdアルバムまでの頃とは変化しなければいけない、そう思って毎回のリリースを楽しみに待っていました。
でも新曲が出るたび、あの頃と変わらない曲ばかりリリースするという…。
カッコいいんだけど何か違うみたいな。
そういう曲は3rd アルバムまでに収録されてるから、新しい曲が聞きたいんだよ…。
こうしてヤサグレそうになっていた僕は、先日発表された曲を聴いて確信しました。
おかえりSPYAIR、いってらっしゃいSPY
AIR
大人っぽい雰囲気を出しつつもSPYAIR節は健在で、無性にカッコよくて涙が出ました。
SPYAIRはもうオワコンなのか?と言ってくるすべての人へ伝えたい。
生き物だから、生まれた楽曲は良いモノもあるし悪いモノもあって、それでもそんな時の一瞬をメンバーたちが作品として残していくっていうバンドの姿がカッコいい。
先週公開した「MIDNIGHT」は、それをもう一度思い出させてくれる楽曲でした。
ちょっと冷めきっていたSPYAIR熱が湧き出てきたし、早速アルバムを聴き直しました。
SPYAIRは今年、5枚目のアルバムをリリースしますが、僕は貪欲にチャレンジしていくアツアツのSPYAIRが好きなので、次のアルバム期待で胸がいっぱい。
きっとどんな楽曲を出しても、今までSPYAIRが築き上げてきたものは簡単に崩れることはないし、ファンが離れることはないと思います。とにかくSPYAIRはこれからも日本で1番熱いバンドのままいて欲しい。
では最後に、僕がSPYAIRの中で一番好きな曲を紹介して終わりたいと思います。
お兄さん ズルいわぁ!
mic
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