アンダーグラフ、ワンマンツアー大盛
況＆1年半振りの新作『去年今年（こ
ぞことし）』リリース決定

11月30日に渋谷WWWにてアンダーグラフの秋のワンマンツアー＜live tour 2012 autumn〜虹かかる秋の夜長に〜＞最終公演が行われた。2012年はインプットの年として月に1度ゲストアーティストを招いてのアコースティックマンスリーライブや、これまでの縁をつむぎ、また新たな出会いを重ねて制作を行い、来るべき2013年に躍動すべく音楽活動を重ねてきた。今回のツアーではバンドとして新たな鼓動を感じさせるステージを見せてくれた。

ワンマンツアーの東京公演は、現在制作が進んでいるプロジェクトの中でも大きな意味合いを持ち、真戸原直人(Vo.&G)がとにかく早く皆に届けたいと切望した新曲からスタート。続いてツアータイトルにもある“虹”を冠した楽曲「五色の虹」で早くも観客とメンバーの間に一体感が生まれていた。「心の瞳」、「サンザシ」といったミディアムバラードに続き、真戸原のアコースティックギターの爪弾きから始まる、ライブアレンジされた「真面目すぎる君へ」が会場に響くと、続く真戸原の声と相まって、多くの涙を誘っていた。最近のライブではあまり演奏していなかった初期の名曲をちりばめながら、新たな成長期を感じて書き上げた新曲や、新たな命を育む人へ贈るアンダーグラフ史上一番POPな新曲「世界で一番素敵な人」を披露。新旧が織り合いながら会場を渾然一体に彩っていった。

MCでは、10月末に訪れたミャンマー視察にも触れ、NPO法人「世界の子どもにワクチンを 日本委員会（JCV）」を通じて2008年よりシングルCDのアーティスト印税の寄付を行う活動のひとつの節目として、ワクチンがどのように子供たちに摂取されているかを実際に見届けてきたエピソードと共に、その活動を支えてくれたファンに向けて感謝の言葉を伝える場面もあり、この体験から今までよりも重みを持つ楽曲があることを伝えていた。

そしてステージ後半戦ではロックモードで会場は一気にヒートアップ。新体制となってからは初めてとなるインスト曲「puberty」から「枯れたサイレン」では“踊れ踊れ！”の歌詞通りに激しく音楽に身を委ねていた。ライブではお馴染みの「やっぱり地球は青かった」では会場に手が高く掲げられ、続く「幸福連鎖」では“世界が少しでも幸せに溢れますように・・”のオーディエンスとの掛け合いが続く中でメンバー、サポートメンバーへもマイクが向けられ、会場の一体感が最高潮に達していた。

アンコールでは、未だにカラオケで年間に何十万単位で歌われているというデビュー曲の「ツバサ」に続き「アンブレラ」、そして新曲「去年今年(こぞことし)」を演奏した。最後のダブルアンコールではアップテンポなナンバー「忘却の末、海に還る。」では出演者と観客全てが幸福感につつまれ2012年秋のワンマンツアー4公演の全てが終幕となった。メンバーとサポートメンバー5名が生み出す音楽の確かなメッセージとパフォーマンスが、新しい年に向けて更なる飛躍を十二分に予感させるステージを見せてくれた。

そしてアンコールでは、披露された新曲「去年今年(こぞことし)」が2012年12月26日(水)に配信リリースされることを発表。

この曲は、2011年の年の瀬にラジオ局の企画から真戸原直人がどうしても作りたかった曲として“年末年始の歌”をテーマに作り上げた楽曲を、新たに、アンダーグラフの6thシングル「ピース・アンテナ」、3rd アルバム「呼吸する時間」のサウンドプロデューサーであった“宅見将典”氏と共に制作しリアレンジを行った楽曲で去年を思い起こし家族や友人と良き1年を願い新年を迎える、美しい日本の姿を歌詞に込め、毎年の年末年始のスタンダードとして歌い継がれる様に全世代の心に響く楽曲となっている。

アンダーグラフにとって実に1年半振りの新作「去年今年(こぞことし)」は、レコチョクやiTunesをはじめとする音楽配信サイトでいよいよ12月26日から配信スタートする。


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