【週末興行ランキング】「ポケモン」
首位、「ノーゲーム・ノーライフ ゼ
ロ」は満席続出の好スタート

(c) Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (c) Pokemon (c) 2017 ピカチュウプロジェクト 7月15日~16日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。夏休みに向けて新作が5本ランクインし、「ポケモン」の映画20周年記念作品「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」が首位を獲得。全国368スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員43万6000人、興収5億1600万円を記録した。この成績は、最終興収21.5億円をあげた前作「ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」(16年)の興収比159.3%。15年、16年は首位デビューできていなかっただけに、再び小学生から大人まで幅広い層を動員して、前作を大きく上回る好スタートを切った。
 榎宮祐によるライトノベルを原作に、14年に放送されたテレビアニメの劇場版「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」は7位にランクイン。全国61スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員8万2000人、興収1億1400万円をあげた。1スクリーンあたりのアベレージが高く、10代から40代まで幅広い層を動員し、全国各地で初回から満席が相次いだ。パンフレットなどの物販も好調で、23日には横浜や川崎の上映劇場で舞台挨拶が予定されており、入場者プレゼント第2弾も決定した。
 2位には、「週刊少年ジャンプ」連載の空知英秋原作による大ヒットコミックを小栗旬主演で実写映画化した「銀魂」が初登場。今年公開された実写邦画のオープニング2日間で興収No.1の成績で、最終興収52.2億円を記録した「るろうに剣心 京都大火編」(14年)とほぼ同じ出足であることから、最終興収50億円以上が期待される。
 ピクサー・アニメーション・スタジオの人気長編アニメシリーズ第3作「カーズ クロスロード」は4位にランクイン。日本の「スーパー戦隊」シリーズを英語版ローカライズしたテレビドラマを、最新の映像技術を用いてリブートし映画化した「パワーレンジャー」は9位スタートとなった。
 なお、2週連続首位だった「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」は3位に後退したが、公開17日間で興収41億円を突破。「メアリと魔女の花」は5位で、累計興収は12億円を突破した。

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