発光生物に巨大生物! 驚きの深海の
住人たちと出会う、特別展『深海201
7』をレポート
驚きの深海の住人たち
デメニギスの標本と映像
また、前回展で一躍有名になった「ダイオウイカ」の標本を始め、重量においてさらに大きいとされる「ダイオウホオズキイカ」の部分標本、「オンデンザメ」の全長3メートルもの標本など、巨大生物の迫力満点な展示は圧巻だ。
オンデンザメの標本
地球深部探査船「ちきゅう」の船舶模型
世界最大の科学調査船「ちきゅう」により採取された、東北地方太平洋沖地震の地震断層の実物は世界初公開となる。こうした最新の研究が、減災の基礎となっていることを感じる貴重な展示だ。
「しんかい6500」による日本列島と巨大地震の研究をパネルで詳しく説明
本展監修・国立科学博物館 動物研究部長 倉持利明氏は「本展は4年前の“続き”ではない、全くの別物です。私たちがこの先も地球上で生きていくためには、深海研究が必須であることを伝えられる展示にしたい」と意気込む。
会場限定販売のデメニギスぬいぐるみ
夏休みの自由研究にはもってこいの本展だが、子供はもちろん、大人もどっぷりとハマってしまいそう。暑さも忘れる深い深い海の世界が、上野でみなさんを待っている。
特別展『深海 2017~最深研究でせまる“生命”と“地球”~』
会 期:2017年7月11日(火) ~ 2017年10月1日(日)
会 場:国立科学博物館
最寄駅:JR上野駅(公園口)徒歩5分
時 間:9:00〜17:00
※金・土曜日は20:00まで。※夏休み特別開館延長:8月13日(日)~20日(日)は18:00まで(8月18日(金)、19日(土)は20:00まで)※入館は各閉館時間の30分前まで。
休館日:7月18日(火)、9月4日(月)、11日(月)、19日(火)
入場料:一般・大学生/1,600円(1,400円)|小・中・高校生/600円(500円)
※( )内は各20名以上の団体料金。※未就学児は無料、障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料。※同日に限り常設展も利用可能。
主催:国立科学博物館、海洋研究開発機構、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
公式サイト:http://shinkai2017.jp/
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