神谷浩史&神田沙也加「ヤマト2202」
第2章“発進”に安堵「不安だった」

 「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」(全7章)の第2章「『発進篇」が6月24日、全国20館で封切られた。声優キャストの神田沙也加神谷浩史中村繪里子、羽原信義監督、シリーズ構成の福井晴敏が、東京・新宿ピカデリーでの舞台挨拶に立った。
 「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」のストーリーをベースに、新たなヤマトの旅路を描く劇場アニメシリーズの第2章。第3~6話の計4話で構成される今作は、コスモリバースシステムがもたらした負の遺産の存在を知った主人公・古代進らが、惑星テレザートの女神・テレサから送られてきたメッセージに応えるため、反逆ともとられかねない独断で宇宙戦艦ヤマトの出航を決意する。
 公開を迎え、羽原監督は「ようやく発進しました」と安堵の表情。すると神谷は、「出来ましたね、よかったですね! アフレコ時は絵が絶望的にないので、出来るのかなと思った。久しぶりに羽原監督のコンテを見たなと思って(笑)。羽原さんの絵が好きなので、コンテは嬉しいんですけど、『コンテだな、ずっと』と思って。第1章の時は比較的絵があったんですよ。第2章に入ってからというもの、アフレコはないわ、絵はないし。これ本当にできるのかなと……ねえ?」と暴露。これに対し、福井が「我々も本当に不安だった」とこぼし、神谷が「やっぱりそうですよね! 僕も不安だったんですよ」と応じると、神田ら共演陣は大爆笑だった。
 神谷が声を務めたオリジナルキャラクターのクラウス・キーマンは、物語の鍵を握る人物の1人。「今のところたいした活躍をしていない」とぼやく神谷に対し、「キーマンは自分は男前だと認識している奴。俺たちのなかでは神谷さんのキャスティングは割と最初から決まっていた」(福井)、「脚本を読んだ時から神谷さんの声しか浮かんでこなかった」(羽原監督)とラブコールすると、「今日来てよかった~!」と大喜びしていた。
 イベント終盤には、伝説の女神・テレサ役の神田が、21日に54歳の誕生日を迎えた羽原監督を“テレサのお祈り”で祝福した。神田に「羽原監督、54歳おめでとうございます。この作品はマジであなたにかかっています。体調に気を付けて、どうか最後まで走り抜けてください。よろしくお願いします」と語りかけられた羽原監督は、「泣きそうなんですけど、どうしたらいいんですか」と感激していた。

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