【ライヴレポ】back number、自身最
大規模のアリーナツアーを沖縄公演で
完遂!「自分たちが良いと思う曲と歌
詞を作り続ける」

2017年2月から約4ヶ月、15会場30公演30万人を動員したback number自身最大規模となるアリーナツアー『All Our Yesterdays Tour 2017』のファイナルを飾る公演が沖縄コンベンションセンター展示棟で6月10日、11日と2日間に渡って行われた。
BGMの音が途切れ、客席が暗転するとステージ全体を覆うほどの巨大なLEDディスプレイにイメージ映像が映し出され、デビュー曲でありベストアルバムの1曲目の「はなびら」でライヴがスタートした。back numberとサポートメンバーの村田昭(key)、藤田顕(G)、矢澤壮太(G.Cho)を加えた6人はそのディスプレイに映る映像の後ろ側に半透明で浮かんでいるように見えるドラマティックな演出。LEDディレスプレイが上がってメンバーの姿が現れると、会場は大歓声に包まれ、それを合図に「高嶺の花子さん」「そのドレスちょっと待った」とアップ曲を連投し、一気に会場の温度が上昇する。
清水が「ファイナルですけど、確かにこのセットリストで曲をやることはもう一生ないんですけど、大事にしてもらっている曲だと思うので。何よりも俺たちが大事にしなきゃいけないので大事に1曲1曲やっていくので、何か曲の中から持って帰ってもらえたら助かります」と挨拶し「花束」へ。
「クリスマスソング」「fish」で一気に真骨頂のバラードに引き込んだかと思うと、「アップルパイ」や、早くも気温30度で夏気分の沖縄にぴったりの「SISTER」で会場全員が体を揺らす。
一転、スクリーンに女性の心の声のような短い文章が次々と浮かび、客席の全員をその言葉に引き込むと、心に秘めた叶わぬ恋を歌った「幸せ」で一気にディープな世界に引きずりこんでいった。デビュー時からお互いの作品をリスペクトしあう歌人・小説家の加藤千恵さんによる文章だ。本編最後のMCでも「自分たちが良いと思う曲と歌詞を作り続けるしかできないと思うので、でもやっぱりそれをやり続けたいと思う」「もっともっとそういう意味で期待に応えられるバンドにならなきゃと思います」と伝えた。
ベストアルバムのツアーらしくヒット曲の数々を多数盛り込みながらも、オリジナルアルバム収録の名曲を新旧取り混ぜた選曲。本編ラストをデビューアルバムに収録の、ライヴには欠かせないナンバーに成長した「スーパースターになったら」で締めくくった。
アンコールで再び登場すると、最後は彼らが2009年にインディーズで初めてリリースしたミニアルバム『逃した魚』収録の、ライヴの人気曲「海岸通り」で会場全体を揺らして幕を閉じた。
写真/佐藤祐介 ※写真は6月4日さいたまスーパーアリーナ公演のものです。
<セットリスト>
1.はなびら
2.高嶺の花子さん
3.003
4.そのドレスちょっと待った
5.花束
6.クリスマスソング
7.fish
8.黒い猫の歌
9.アップルパイ
10.MOTTO
11.SISTER
12.幸せ
13.助演女優症
14.恋
15.ハッピーエンド
16.君の恋人になったら
17.光の街
18.stay with me
19.繋いだ手から
20.青い春
21.スーパースターになったら
-アンコール-
EN1.世田谷ラブストーリー
EN2.日曜日
EN3.海岸通り

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