L→R ナカヤマアキラ(Gu)、有村竜太朗(Vo)、長谷川正(Ba)、佐藤ケンケン(Dr)

    L→R ナカヤマアキラ(Gu)、有村竜太朗(Vo)、長谷川正(Ba)、佐藤ケンケン(Dr)

    前作「スロウ」から約半年、Plastic Treeがニューシングル「落花」をリリースする。ちょっと和風な言葉とメロディー、彼ららしい推進力のあるリズム。夏の終わりに届けられた新曲は、そのライトな感覚が耳に心地良い。
    取材:舟見佳子

    「落花」は(長谷川)正くんが作曲を担当した曲ですね。

    長谷川
    曲としてはわりと最近作った曲です。「スロウ」を出したばかりの頃かな。「スロウ」の前の「マイム」から考えると、バンドとしてはいろんな側面を出してきたんで、今回は真ん中らへんの曲でいきたいなっていうのがあって。「マイム」がエレクトロだったし、「スロウ」はバラードっぽい感じだったんで、今回の切り口としてはわりと王道的な感じで。あとは、ちょっぴり季節感みたいなのは考えてたかな。この季節に聴いたらいいだろうなぁって。残暑の頃に。
    有村
    季節感というか、情景が浮かびやすい曲調だなぁと思いましたね。なので、歌詞については、なんとなく出てきた心象風景だとか、曲に引っ張られて出てくる言葉は、あまり深く考えず素直に出していこうみたいな感じで書きました。

    “落花”って終わりというか、儚いというか、ちょっと寂しいイメージがある言葉だと思うのですが。

    有村
    あー。でも、あんまり重くないんですよ、歌詞的には恋愛ソングでもないし…わりとこう、代謝していく日常のイメージですね。花が落ちても別に植物は枯れないしっていう。咲いて散って咲いて散ってみたいなのを繰り返していければね。だから、全然ネガティブではないですね。どっちかって言うと、俺の中ではポジティブな曲です。花が落ちる感じも、耽美に花びらが散っていく感じではなくて、ポトン…みたいな。

    諸行無常な感じですね(笑)。

    有村
    はい(笑)。ポト、みたいな感じの。でも、花は落ちて、ひとつのことが終わったのかもしれないけど、またいろいろ花が咲くように。あれしたいな、これしたいな、とか。で、あれ終わっちゃったな、これ終わっちゃったな、みたいな感じで。でも、別に、また明日になればいいなっていう。

    俯瞰で見てるような、ちょっと不思議な距離感ですね。

    有村
    なんか大げさじゃない曲にしたかったっていうのはありますね。曲がそれを求めてないし。曲に沿って出てきた言葉や情景で、それを書いてる時の気持ちとか…だから、自分の中ではわりと、肩の力を抜いて書いたような感じですね。

    この主人公って存在感が希薄で、単なる観察者的な…

    有村
    あ、そうですね。“観察者”って言葉いいな〜。いいですね、それいただきます(笑)。でも、今思うと、その時の気持ちに素直に書いてるから、わりと今の心境に近いかもしれないですね。個人がすごく出てる歌詞かなぁって。

    歌に関してはどうですか?

    有村
    サビは、自分的に和風なメロディーだなぁっていうのがあったし、あえて古文みたいな言葉を使ってたから、メロのそういう良さが出てる歌にしたいなぁとは思ってました。

    カップリング曲の「感傷ダイアリー」は(ナカヤマ)アキラくん作曲、(佐藤)ケンケンくん作詞による曲ですね。

    長谷川
    ナカちゃんが、ほぼこれに近いかたちのデモを作ってきてて、それをバンドで清書していくみたいな感じでした。

    結構、ギターが派手ですよね。歌の裏でいろんなことやってるし。

    長谷川
    ギターも、あとリズムも、結構派手ですよね。
    有村
    デモを聴いた時、カッコ良いなぁと思ったんですけど…何がカッコ良いのかって言ったら、緻密でカッコ良いなぁっていうのがあって。歌詞はケンケンが書いたんですけど、歌う時はその良さを壊さないようにというか、そういう感じを大事にしてやってましたね。

    初回限定盤3パターンには今年5月の男子限定公演のライヴ映像だったり、「落花」のMVを収めたDVDが同梱されて、通常盤には同男子限定公演のライヴ音源がカップリング収録されるんですね。

    有村
    男子限定って初めてやったんですよ。僕らも長くやってますけど、まだこういう触ったことのない手応えがある空間があるんだなぁって。それがすごくよく出た日だったし、それがよく撮れてるんですよね。かなりいい映像といい音になってるんで、ぜひ観ていただきたいですね。ほんともう、熱すぎだし、みんな叫んでるし。怒号ですよ怒号(笑)。男だけが集まってテンション上げていくのって、すごいです。

    演奏してる側も、煽り方とか違ってくるのでは?

    有村
    違いますね。やっぱりライヴって生ものだし。男同士だからできることもあるじゃないですか、例えばダイブとか。もちろん女の子がダイブすることもあるんだろうけど、やっぱり男のほうが安心というか。で、ダイブしてきたヤツに…すごい熱気で向こうからやってきたヤツに応えたいと思ったら、こっちも“お前も歌えよ!”みたいな感じになるじゃないですか(笑)。そこで掴んで歌うとかは、女の子にはなかなかできないし。そういうのは男だからできるなーと。

    (有村)竜太朗くんがそんなことするなんて!(笑)

    有村
    “あー、俺にもそういうところあったんだ〜”みたいな(笑)。“ロックバンドのライヴってこういうのがたまにあるから面白いんだよなぁ、自分が自分じゃなくなっちゃうような時があるよなぁ”って。途中、意識が吹っ飛んでましたから(笑)。

    あと、「落花」のMVはどんな感じになりそうですか?

    有村
    現時点ではまだ完成してないんですけど、撮ってる感じでは、意外とやったことがないシチュエーションというか。演奏風景がメインなんですけど、ちょいちょいふざけたこともしてるし。結構、面白くなりそうな気配なんですよね。

    このリリースの後には、秋のツアーも控えてますね。

    長谷川
    春のツアーは自分の中ですごく手応えがあったんで、それを引き継ぐかたちでできたらいいかなって感じですかね。
    有村
    2デイズの場所も多いんですけど、2デイズって各日メニューも変えるし、体力的にベストな状態でいられるなら結構好きなんですよ。なので、そこを楽しみたいなっていうのと、東京公演は豊洲PITっていう初めてのハコでやるんですけど、初めてのハコっていつも新鮮だし、バンドやライヴにいい効果をもたらすことが多いので、それも楽しみですね。
    「落花」2015年09月02日発売CJビクターエンタテインメント
      • 【初回限定盤A(DVD付)】
      • VUZJ-29 2160円
      • 【初回限定盤B(DVD付)】
      • VUZJ-30 2160円
      • 【初回限定盤C(DVD付)】
      • VUZJ-31 1944円
      • 【通常盤】
      • VUCJ-30009 1296円
    Plastic Tree プロフィール

    プラスティック・トゥリー:1993年結成、97年に「割れた窓」でメジャーデビュー。攻撃的なギターロックからポップなものまで楽曲は多彩。有村の特徴的な歌声と文学的な歌詞や独特の世界観で、アーティスティックな美意識を貫く唯一無二の存在として、確固たる地位を確立している。LM.Cや氣志團、清春、MUCCら12アーティストが参加したトリビュートアルバム『Plastic Tree Tribute〜Transparent Branches〜』を2017年9月6日にリリース予定。また、9月9日には同作リリース“樹念”として親交のあるアーティストが出演するサーキットイベントを開催する。Plastic Tree オフィシャルHP
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