映画『哭声/コクソン』ナ・ホンジン
×川村元気 日韓気鋭の映画人対談が
実現!

韓国で最も権威ある映画賞のひとつである第37回青龍映画賞では監督賞をはじめ、日本から参加し平和な田舎の村に大きな変化をもたらす“よそ者”を演じた國村隼が同映画賞の歴史の中で韓国以外の外国人俳優として初受賞となる男優助演賞と人気スター賞を受賞するなど、本年度最多となる合計5部門を受賞。また、韓国のアカデミー賞といわれる第53回大鐘賞でも本年度最多タイとなる5部門で受賞。その評価は各国映画祭や韓国だけに留まらず、米No.1映画レビューサイト【RottenTomatoes】では批評家満足度で驚異の99%(1月30日時点)をマークしている。

本作の公開を控え、1月に5年3ヶ月振りとなる公式来日を果たしたナ・ホンジン監督と、かねてから作品のファンだという映画プロデューサーの川村元気との対談が実現!インタビュー・カルチャー・マガジン「SWITCH」の企画として、滞在中、約1時間にわたり『哭声/コクソン』についてのみならず映画製作について熱いやりとりが繰り広げられた。
映画『哭声/コクソン』ナ・ホンジン×川村元気 日韓気鋭の映画人対談が実現! 『SWITCH』3月号より (c)taka mayumi ©2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION
現在、日本で最も勢いと知名度のある映画プロデューサーといっても過言ではない川村の新たな代表作となった『君の名は。』は韓国でも1月に公開され、韓国で公開された日本映画で歴代トップの記録を樹立。ふたりは初対面だったが、川村の自己紹介にすぐピンときたナ監督も思わず笑顔を見せ、終始和やかな雰囲気で対談が繰り広げられた。

川村は『哭声/コクソン』の感想として「凄すぎて1日食事もできないほどでした。本当にエキサイティングな映画体験をさせてもらいました。」と切り出し、「毎回オリジナリティのあるキャラクターがとてもユニークですね。ああいう役柄はどこから発明されるんですか?」と質問を投げかける。対してナ監督は「映画というのは何を目的に作られるのかが重要だと思っています。キャラクターもその目的のために存在するべきです」と語り、方法論として俳優とのコミュニケーションの重要性などを挙げていく。他にも映画が持つテーマや熱演が話題となっている國村隼、前作2本との違いなど様々なテーマで意見が交わされた。

そんな中、川村から「日本映画はご覧になりますか? 実は日本の俳優にも監督のファンは多いんですよ!一度日本で撮られたらどうでしょう?」と日本映画界との交流を促す言葉も飛び出す中、話題は次第にお互いの制作論に。ナ監督は、「フレームに写るものの全てを監督するのが監督の仕事です。つまり、フレームの外にいる人全てを監督しなければならないということです」と語り、厳しい現場で知られる独自の監督論を展開。クリエイター同士ならではのマニアックな技術論など、お互い話は尽きない様子だった。

本対談の詳しい模様は、「SWITCH」3月号(2月20日(月)発売/税込み1,512円)に収録される。

映画『哭声/コクソン』は、2017年3月11日、シネマート新宿他にて公開!


配給:クロックワークス
©2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION
写真:『SWITCH』3月号より (c)taka mayumi

アーティスト

タグ

    連載コラム

    • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
    • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
    • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
    • MUSIC SUPPORTERS
    • Key Person
    • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
    • Editor's Talk Session

    ギャラリー

    • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
    • SUIREN / 『Sui彩の景色』
    • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
    • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
    • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
    • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

    新着