【インタビュー】深水元基 「浅野忠
信さんとの共演はほとんどノープラン
で入りました」 憧れの俳優と作り上
げた、関と滝の“リアルな”距離感と
関係性

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■第一声で距離感が作れた!浅野との最初の撮影は意外にも電話シーン

――今回はより一層アクションが激しくなった印象があります。
深水 確かに、アクションシーンは大変でした。今回、撮影前にアクション練習から入ったんですけど、以前『るろうに剣心』でご一緒させていただいた谷垣(健治)さんが、アクション監督として入られて、ひとりひとりに個性のある殺陣をつけてくださったんです。練習の時から、「関(玄介)はパワースタイルでいこうか」と、殺陣のスタイルを具体的に作ってくださって、それは関だけじゃなく、各キャストに特徴的なアクションがついているんですよね。アクション練習の途中には、他の方の殺陣の映像を観せてくれるんですけど、それを見ると、“お、こういう感じなのか”と、刺激を受けて練習により力が入る、という感じでした。

――今回相対することになる滝マサキ役の浅野忠信さんの映像も?
深水 いえ、浅野さんはあとから入られたので、その段階では観ていなかったです。

――ちなみに、その時観た映像で、最も刺激を受けたのは?
深水 みなさんすごかったんですけど、綾野(剛)くんはスピードがあって、圧倒されましたし、あと中野(裕太)くんは、元々格闘技経験があるんだと思うんですけど、独特なスタイルでアクロバティックなことができるので、すごいなと思いました。

――やはり、アクションシーンでいうと、滝と関のバトルは強烈でした。
深水 僕は1日がかりの撮影だったんですけど、浅野さんに関しては僕とのシーンが終わってから、龍彦(綾野)とのシーンが2日あったので、3日間アクションシーンを撮り続けたそうで、かなり大変だったんじゃないかと思います。実は映画で使われているのは10分の1…って言ったら大げさかもしれないですけど、かなりカットされていて、現場では相当撮っていました。滝と関、それぞれの色が出た良いシーンになったんじゃないかと思います。

――今回は滝と関の過去も描かれています。ふたりの関係性をどう作っていこうと考えられましたか?
深水 最初、浅野さんとはご一緒するのも初めてだったので、本当に嬉しかったんですけど、同時に、実際には浅野さんが年上ですし、幼馴染みの役をどう作っていくか不安がありました。

――結果、どういうプランで?
深水 いろいろ考えて、距離感みたいなものはお会いして、やってみないとわからないなと思って、ほとんどノープランで入りました。最初に撮影したのが電話で話すシーンだったんですけど、浅野さんがカメラの前で芝居をして、僕は影で答えるというシーンだったんです。その浅野さんの第一声が「お~!関か」で、そのひと言で、一気に距離感、関係性を作ってくださったんですね。その電話のシーンが最初で、すごく良かったなと思います。

――共演されて浅野さんの印象は?
深水 優しくて物腰柔らかい方で、僕はもともと学生時代から観ていた方、憧れていた方なので、夢が叶った、みたいな感覚はありました。とにかく、「スタート」の声がかかるとサッと滝になるんですよね。あと、セリフとセリフの間にアドリブ的なものを入れられるんですけど、すごく“生”なんですよね。僕はどちらかというと、キャラクターを作るタイプなので、あのリアル感はすごいな、と思いました。

武田鉄矢しか浮かばない!?役柄とは一転した彼の◯◯気質を探る!

――園子温監督とは数多くご一緒されていますが、今回、話されたことで印象的なことというと。
深水 初日に「関じゃねーぞ」って言われたのは印象的でした。僕も準備をして撮影に臨んだんですけど、どこか関という存在を真似していたというか、なぞっていたような感じになっていたんですね。役を落としこめていなかった。監督のそのひと言で気付かされたなと思います。

――完成をご覧になって改めて感じられたことは?
深水 素直に観ていて楽しかったですね。アウトローの役をやってきたそれぞれの世代の方、中野(英雄)さんだったり、(椎名)桔平さんだったり、もちろん浅野さんもそうですし。同じ話の中で、オールスターが集まった、っていう感じで(笑)。単純にそれだけでも興奮して楽しかったですね。

――ちなみに、今回「あんたが大将」というセリフがありましたが、深水さんご自身は“大将”気質は?
深水 全くないです(笑)。子供の頃からなかったですね。完全に人についていくタイプです(笑)。

――どうしても“大将”の位置にいかざるを得ない時は?
深水 なんとか周りをサポートしたり、引っ張ることはしますけど、極力避けたいですね(笑)。

――「あんたが大将」と言って思い浮かぶ人物は?
深水 いや、それは完全に武田鉄矢さんしか浮かばなかったです(笑)。あの曲が流れてきちゃいますよね(笑)。それくらい引っ掛かりのあるセリフだから生きてくるんだと思いますけどね。

――では、最後に深水さんご自身の2017年の目標をお聞かせいただければと思います。
深水 例えば、この関を観て、呼んでくださった別の仕事があったり、全く違う作品を観て、この作品に繋がったりという、そういう関係性が増えていくのが嬉しいんですよね。特に「それ俺ですか?」みたいな役との出会いがあると、燃えますね(笑)。いろいろ出会いを広げたいなと思います。

文/田部井徹

©2017「新宿スワンII 」製作委員会

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