【インタビュー】岡山天音 「僕がい
ることで中島くんから何かを引き出せ
たらいいな」 “ぼくごは”で異彩を
放つ影のキーパーソン

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■「追いかけたくなるような魅力のある人」 初共演となる中島裕翔とのエピソードを語る!

——映画『僕らのごはんは明日で待ってる』で演じた塚原優介という役柄は、中島裕翔さん演じる主人公、葉山亮太の頼れる友人というポジションですが、この大事なキャラクターについて、どのように捉えていましたか?
岡山 普通に周りにいるような大学生に比べて、実は、とても大人なんじゃないかと思いました。傷つきながら生きてきたからこそ、人の痛みも敏感に感じ取れるんじゃないかなと。そこを意識しながらお芝居していました。僕自身は、周りの人たちに精神的に甘えている部分があるので、どちらかと言えば、中島くんが演じた亮太寄りな気がします。優しい友人に恵まれているので、いろいろ気を遣ったり、空気を読んだりっていうことは、自然に休んじゃっていますね(笑)。

——監督からのアドバイスは、どのような感じでしたか?
岡山 衣装合わせのときに、少し話したくらいで、あとは割と自由にやらせていただきました。撮影中、自分ではあまり気にしていなかったのですが、芝居が始まる前に台詞をブツブツ言ったりしていたのを、監督はちゃんと見ていたようです。最終日に、「練習とかしないで、ノープランでやってみてほしい」と言われたんです。不安かもしれないけど、その場の空気を感じ取った上で、自然に出てきたものでやってほしいと。

——それは、どのシーンですか?
岡山 居酒屋で、亮太たちと飲み会をやっているシーンです。そういうやり方を意識して芝居ができたのは、おもしろかったですね。現場で、カットごとに間やトーンは変わっていったりするし、それをお互いに受けながら芝居ができたので。

——中島さんとのシーンが多いですが、現場でのふたりは、どんな感じだったんですか?
岡山 中島くんは最初から、とてもフラットな感じだったので、普段、友だちと一緒にいるような会話ができました。現場で初めて会う日は、親しい友人の役だし、“どうやって距離を詰めたらいいんだろう!?”って、いろいろ考えちゃっていたのですが、初めから自然に会話ができる空気にしてくれてとてもありがたかったです。

——役者としての、中島さんの印象は?
岡山 中島くんはすごく個性的な方だと思いました。今回の役の間柄的に僕が追いかける感じなのですが、中島くん自身も、追いかけたくなるような、魅力のある人だなって。僕にできることがあるならしてあげたくなる。塚原と同じ気持ちになりました。

■「カッコ良さで人を惹きつけるときは悩む」 幅広い役を演じきるカメレオン俳優の役者論に迫る!

——チンピラ役など、悪めの役柄を演じることも多いですが、今回は真逆のとてもいい人です。両極端なキャラクターを演じることに対して、どんな風に感じていますか?
岡山 僕はダメなヤツを演じることのほうが多くて、今回の塚原みたいな、現実にいたら友だちになりたいようないい人の役って、あまりないんです。いろいろな役を演じるにあたって、どうアプローチしたらいいのかというのは毎回考えますが、役の幅が広い方が楽しいです。飽きっぽい性格なので(笑)。観てくれる人が、どうしたら愛してくれるのか、憎んでくれるのか、客観視するようにはしています。

——アプローチのしやすさで言えば、どちら側がやりやすいというのは?
岡山 カッコ良く見えなきゃいけない瞬間があると、“どうしよう!?”ってなったりします。カッコ良さで、観ている人を惹きつけなければいけないときのほうが悩むんです。ダメさが愛おしいとかだったら、やりようがあるんですけど。実際、僕もダメなので(笑)。

——作品によって、メインになるときと、主役を脇で支える場合と両方ありますが、それぞれで向き合い方はどう違いますか?
岡山 これは僕の理想なのですが、例えば、今回の作品なんかだと、僕がいることで中島くんから何かを引き出せたらいいなというのはあります。そういう感覚は、脇のキャラクターを演じるときいつもありますね。なぜ自分の役があるのか、どういう効果を主役の人に与えていけばいいのか。ずっと出ている主役と違って、描かれていない部分を想像して補うというのもあります。そういう準備をひとりで黙々としている時間は、メインの時より長いかもしれないですね。

文/根岸聖子

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