ベリーグッドマン&Softly スマキュ
ンWEBムービー『先生に恋した夏』の
一夜限りの特別上映会レポート!!

この『先生に恋した夏』は、主題歌となっているベリーグッドマンの「Eye to Eye」、オープニングテーマのSoftlyの「あなたのことを想って指先でなぞる文字は」の2曲をモチーフに制作され、スマホで胸キュンする“スマキュン♡ムービー”として、YouTubeで9月5日から毎週火曜・木曜の夜23:00に全8話が公開された(~9月29日最終話)。

今回はその『先生に恋した夏』劇場版として全編を大きなスクリーンで上映し、初公開のメイキング映像も上映。さらにベリーグッドマンとSoftlyのミニライブも開催され、サプライズゲストに阿佐ヶ谷姉妹も登場するという、スペシャルで盛りだくさんな内容となった。

最終話の配信から1週間というタイミングでもあり、感動の余韻に浸りながら集まった大勢の観客の前に、司会者の呼びかけで出演者たちがステージに登場。

まずは、ダブル主演の一人である、美術部の臨時講師、澤田裕規役で出演の玉城裕規。

「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。短い時間ですが楽しんでいただけたら嬉しく思います」(玉城)

同じく主演、高梨風花を演じた唯月ふうかは復帰して今日が初のイベント出演で、「無事に元気になりました。今日は一緒に楽しみましょう」(唯月)とにこやかに登場。

そして、主題歌「Eye to Eye」を歌っているベリーグッドマンは、ネクストブレイク必至の3人組ボーカルユニット。

「今日はライブもさせていただきますけど、こういう形は初めての経験ですので緊張しています」(Rover)

「みなさんと一緒にこのイベントを楽しんでいけたらなと思います」(MOCA)

「僕も楽しみたいと思います」(HiDEX)

この10月5日は彼らのニューアルバム『SING SING SING 4』のリリース日であり、初回盤ジャケットを唯月ふうかが飾り、もちろん「Eye to Eye」も収録。

オープニングテーマ「あなたのことを想って指先でなぞる文字は」を歌っているSoftlyは、北海道出身の女性シンガーソングライターデュオ。

「今日こうやってみなさんにお会いすることができて、そして映画館でライブをするのが初めてなので、楽しみながら頑張りたいなと思います」(HARUKA)

Softlyは9月28日にメジャーデビューアルバム『言えなかったこと。言いたいこと。』をリリース。こちらは初回盤ジャケットに玉城裕規が登場している。

監督・プロデューサーの井上竜太は「今日はどうもありがとうございます。楽しんでいただけたらと思います」と感謝を述べた。

そして、作品についてのトークショーは上映後に行うということで、壇上から一行が去ろうとした時、ベリーグッドマンのRoverが突然、呼びかけた。

「ちょっと待ってください!実は僕たちの知り合いなんですけど、この『先生に恋した夏』を見てテンションが上がってしまい、今日この会場に来てしまったのでどうしてもステージに上がりたいという先輩がいるのですが。…井上監督、大丈夫でしょうか?」(Rover)
「せっかくですから。ぜひ、どうぞ」(井上)

すると、客席から美しいコーラスを響かせながら阿佐ヶ谷姉妹が登場。しかも、2人ともなぜか女子高校生の制服姿だ。このサプライズゲストに会場が大いに沸く。

「PTA会長と副会長の仮装大会ではないですから(笑)」
(姉・渡辺江里子)

「ちゃんと女学生と女学生ですから」
(妹・木村美穂)

「私たち、『先生に恋した夏』をYouTubeで拝見しまして、心臓がドキドキしちゃって、動悸が止まらなくて「救心」を飲んだんですけど止まらない。

あ、これは恋しちゃったんだわ、と。裕規先生にキュンキュンしちゃって、どうしてもお会いしたいと思っていて。そうしたら、ベリーグッドマンちゃんがドラマの曲を歌ってる、じゃあ、これは何とかねじ込んで会わせていただこうと。それでここに来たんです」(渡辺)

阿佐ヶ谷姉妹といえば、いつもはピンクのドレスなのに今日はどうして?と尋ねられると。
「今日は裕規先生にアピールしたいと思いまして。ふうかちゃんには絶対に負けられません!なので、アマゾンでこの衣装一式を揃えました!」(木村)

「恋のライバルですね。すごいライバルが現れました。頑張らなきゃ(笑)」(唯月)

突然現れ、一方的な阿佐ヶ谷姉妹の熱気に押され気味の出演者たち。

しかし、実際に阿佐ヶ谷姉妹は、ベリーグッドマンのメジャーデビューシングル「ありがとう~旅立ちの声~」の合唱バージョンで、高校合唱団とともにコラボレートしている間柄。そこで、せっかくなのでここで披露してほしいという声にこたえ、『先生に恋した夏』の主題歌「Eye to Eye」のサビを、ベリーグッドマンと一緒にアカペラで見事に歌い上げてみせた。

話題は尽きないが、いったん3名がステージを降り、この日のミニライブがスタート。ますはSoftlyの登場だ。

繊細さと強さを秘めた歌声の持ち主MUTSUKI、柔らかなギターを奏でるHARUKA。10代女子のリアルな恋心を歌うSoftlyのライブは、「恋心よあたしにきっと幸あれ」で幕を開けた。HARUKAのギターカッティングが力強く響き渡り、MUTSUKIの感情を込めたボーカルが深く突き刺さる。「キミがいい」は、片思いと空回り、期待と勘違いの中でも懸命に疾走する主人公の話を鮮やかなサウンドで描き出す。

「私たちの曲を井上監督が聴いてくださって、ストーリーを考えてくださって。上映された後だから、今、すごく切なくなってます。曲の世界観を、耳で感じ取れるものもあれば、こうして目で感じてキュンとできるものもある。すごくありがたいなと思いました。

撮影現場に私たちもお邪魔して、ふうかちゃんと仲良くなって、ひとめぼれごっこしたり(笑)。いろんな人に出会えて、私たちの曲もまた違う形でみなさんに伝わって、本当に嬉しいなと思います。出会いが私たちを成長させてくれるように、この曲がいろんな人の心に残るように歌ってきたいと思います」(HARUKA)

そう紹介して、最後はこの映画のモチーフのひとつになった「あなたのことを想って指先でなぞる文字は」を披露。携帯を握りしめながらも想いを届けられない女の子の迷いを綴った切ないバラードナンバーが観客の心に刻まれた。揺れ動く感情に沿った起伏のあるメロディ、そして、声そのものに憂いをまとったMUTSUKIの歌は大きな存在感を残した。


入れ替わって、ベリーグッドマンが登場。

「本日、メジャーファーストアルバム『SING SING SING 4』をリリースしました、ありがとうございます。収録曲の「Eye to Eye」は、先ほど見ていただいた『先生に恋した夏』の主題歌に選んでいただいています。この曲をこうして上映会でライブさせていただいて、ありがたく思っています。」(Rover)

次々とたたみかけるMCで会場の空気を一気につかむと、さっそく「Eye to Eye」を1曲目に披露。洗練されたメロディを滑らかに歌うHiDEX、巧みに物語を組み立てるラップ担当のMOCA、鋭いコーラスワークのRoverと、三者三様の個性がいきなり光る。

HiDEXがヒューマンビートボックスを、Roverがベースがラインを口で奏で、いきなりフリースタイルラップを行うMOCA。意表を突かれつつもさすがのコンビネーションに驚かされるが、最後はコール&レスポンスに突入し、まるでライブ会場のように盛り上げて次の曲へつなげていく。

「じゃあ、ポップなラブソングを歌いましょうか」(Rover)というMCで、「君に恋をしています」を絶妙なコーラスで聴かせる3人。MOCAが客席に降りて観客のそばで歌ったりと、初恋を思い起こさせる純愛ラブソングが生み出す幸せな空気に会場が満たされた。

ラストは「ライオン」。自分を奮起させるために作った曲だけあって、前進するパワーを聴き手に与えてくれるナンバーだ。

観客全員が拳を突き上げる光景はもはやライブ会場と同じ。わずか3曲で圧倒的な熱気を生み出す、ベリーグッドマンの底力を見せつけたライブだった。







カメラマン:森リョータ

UtaTen

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