松岡茉優「聲の形」入野自由
らの絶賛引き出す「強めでお願いしま
す」

 「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」などで高い評価を受けた同名漫画を、「けいおん!」「たまこラブストーリー」などで知られる山田尚子監督と京都アニメーションが映画化。小学生の時に素直な気持ちを伝えられなかった将也と聴覚障害者の硝子が高校生になって再会し、かつての同級生たちとともに空白の時間を埋めていく姿を描いた。

 主人公・将也の少年時代を演じた松岡は、「名だたる声優さんに並んで、こんな新人俳優がひとりだけいるなんて」と恐縮気味に吐露。しかしMCから山田監督の熱烈オファーにより出演が決まった事実を明かされると、松岡は「観客の皆さんが納得するように、『熱烈』という部分を強めでお願いします!」と食らいついた。

 これを受け、山田監督は「松岡さんが出ていらっしゃるドラマに夢中になったことがあります。小学生の将也の声をどうしようと思っていた時に、そのことがすごく頭にあった。すごく好きでした!!」と強調。続けて高校生の将也役・入野は「松岡さん自身の『伝えたい』という思いが、この映画のテーマにバッツリ当てはまっている」と称賛し、硝子役の早見も「少年期の将也と硝子が思いをぶつけ合うシーンがあります。松岡さんと自分の声が重なり合い、ものすごいハーモニーが生まれた」と目を細めた。絶賛評を引き出した松岡は、「ありがとうございます! 全身全霊頑張りましたので、観客の皆様には少しでも温かく見ていただきたいです」と安どの様子で頭を下げていた。

 また、入野はアフレコ時を振り返り、「監督から『大きな小動物が怯えている感じで』というヒントを頂き、大柄の将也がいろんなことを経て怯えていると解釈し、とにかく想像しながら演じました」と告白。松岡も「ハンバーグという感じでお願いします。ハンバーグと叫んでください」と指導されたそうで、「アフレコブースで延々と『ハンバーグ!! これですね?』とやっていました(笑)」と話し、一同から「ハンバーグ師匠じゃん」とツッコミを入れられた。当の山田監督は、演出の真意を「まっすぐな答えを出してしまうと、演じる方のイメージを固定しちゃう気がするので、そうしています」と語っていた。

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