ファンのサプライズ演出に感涙! 大
阪☆春夏秋冬『JUMP』大阪公演レポ

 そのワンマンライブ『BEAT ~鼓動~』に向けて大きな跳躍を決めるべく、6月4日に東京、そして6月18日には大阪にて単独公演の『JUMP ~飛翔~』を開催したしゅかしゅん。東京では恵比寿CreAtoに満員の観客を集めたが、果たして大阪公演の江坂MUSEはどうだったのか。その模様を現地レポでお届けする。
 3月からほぼ月イチペースで新曲を投入してきたしゅかしゅん。来たるべくワンマンライブに向けて、持ち曲を増やすことは至上命題の一つだ。6月4日の東京公演では『レインボーカラー』を披露し、ここ大阪でもファンは新曲の登場を心待ちにしていたことだろう。

 だが異次元のダンスを持ち味とするしゅかしゅんにとって、新曲の投入には複雑なフォーメーションのインストールが必要で、そう簡単にできるものではない。大阪公演の当日も彼女たちは、午前中から念入りな振付チェックを実施。振付師の先生から厳しい指導の声が飛ぶなか、メンバー同士も立ち位置やタイミングの確認を重ね、初披露から完成度の高いパフォーマンスを見せられるよう、入念な準備に打ち込んでいた。

 そんな準備は、本番の緊張を少し和らげてくれるのかもしれない。8カ月前の昨年10月18日に同じ場所で開催したワンマンライブの『イチハチ』では、のどから心臓が飛び出しそうなほどの緊張に襲われていたものだ。それが今日の本番前には、ライブを楽しもうという気概にあふれていたのである。
 オープニングのBGMが鳴り響き、メンバーが一人ずつポジションに付いていく。この演出を含め、今回の大阪公演は新曲を除けば2週間前の東京公演と同じセットリストで進められた。だが両公演を見比べたファンは、2つの公演がまるで違った様相を見せていたことを実感したはずだ。今を生きる成長中のアイドルに同じライブの繰り返しなどないことを、まざまざと見せつけてくれたのである。

 1曲目の『DAWN OF MY LIFETIME』に始まり、おなじみのナンバーを7曲ぶっ続けで投入。メンバーの表情や観客の反応にはこれまでをこえる熱さと激しさが宿る。だが決して東京公演が穏やかだったわけでない。しゅかしゅんにとって人生最大の勝負である『BEAT ~鼓動~』が近づいてくるにつれ、メンバーとファンが生み出す空間の圧力がどんどん増しているのだ。この場には会場にいる全員の「想い」が充満しているようだった。
 そんなステージはただ激しくて熱いだけではない。ダンサブルチューンの『BABY CRAZY』やアメリカンポップの『BABY』では、弾けるような笑顔でメンバーが幸せを届けてくれるのだ。アイドルにとって可愛らしさは欠かせない要素だということを、彼女たちは身を持って示してくれた。

 そしてライブハウスならではの熱気も見逃せない。2週間前の恵比寿CreAtoでもそうだったが、しゅかしゅんを求めるファンの圧には相当なものがあった。単独公演とあって、観客全員がメンバーのすべてを感じ取ろうとステージに集中し、刺さるような視線を送る。そんな気持ちを真正面から打ち返すしゅかしゅんのパワーには、この1年での成長が読み取れたことだろう。
 そんなステージはあっという間に序盤の7曲を駆け抜け、最初のMCでは「JUMPの意気込みを漢字一文字にしてきました」という企画を用意。それぞれが色紙を手に、夏に向かってジャンプする気持ちを明かしてくれた。

舞奈 「心」 私、理解力が悪いんですよ。ファンの人と話してても「何しゃべってんのやろ、舞奈ちゃん」って。いろんな方に「ホンマに舞奈、分かってる?」って聞かれるんですけど、実際、あんま分からないところもあります(苦笑)。でもその分、舞奈には歌しかないので、今日は熱い気持ちを歌として、心を込めてみなさんにお届けしたいなって思います! 今日来てくださっている一人一人の心を掴んで帰りたいと思います。
茉奈 「練」 『JUMP in Tokyo』の時も、ジャンプするには踏み込みが大切って言ったんですけど、私たちのライブでは日々の練習とか、「どうしよう? こうしよう!」って練っていく気持ちとかが大事やと思うので、そういうのも含めての「JUMP」にしていきたいと思います! 練習の成果を出し切ります!

杏菜 「掴」 目標とかチャンスっていうのは高いところにあるじゃないですか。だからジャンプして、チャンスと目標をぐっと掴んで、ぐぐっと上に上がっていけたらなと思ってます!
由奈 「高」 相当JUMPして、めっちゃ突き破るくらい跳んで、高鳴った鼓動をそのまま8月の『BEAT』までどんどん激しくしていって、『BEAT』で爆発させたいなと思います!

瑠奈 「越」 これから大きな壁にたくさんぶち当たると思うんですけど、『BEAT』に向けて、今回の『JUMP』みたいに大きく跳び越えていきたいです!
里奈 「一」 上を目指し、JUMPして、一番になりたいと思います!

恵園 「繋」 この『JUMP』が未来に繋がるワンステップになるようなステージにしたいと思います!

 トークの合間には、会場のファンから漢字一文字を募る場面も。3人のファンが選ばれるなか、「初! しゅかしゅん初めて来ました」という初参戦ファンの声には大歓声が挙がっていた。■舞奈が突然、涙を見せたワケとは

 ここでメンバーは、東京公演で初披露した白いドレスに衣装替え。新曲『レインボーカラー』の歌詞に「僕らの色で世界をもっと染めて」とあるように、しゅかしゅんワールドを作っていくという決意を表わしているのが、この純白ドレスなのだ。そこには「真っ白のドレスで何色にも染まっていこう」という意志が込められている。

 ここからはバラード系の『Last Day』、そして華やか系の『SHINE』と、女性のたおやかさを表現できる曲を連ね、白ドレスを引き立たせる。そして大阪では初となる『レインボーカラー』を披露だ。明るい曲調にメンバーの笑顔が輝く中、ふとボーカルの舞奈を見ると、目には涙が浮かんでいるではないか。しかも自慢の歌までもが涙声で上ずっている。一体どうしたことなのか。
 この時、客席は7色のサイリウムで埋め尽くされ、文字通りのレインボーが出現していたのだ。普段はサイリウムやペンライトを見ることがないしゅかしゅんのライブにて、ファンが自主的に企画した「サプライズ」。メンバーは「ペンライトの色がちゃんとここまで届いて、私たちの心をちゃんと染めることができました」と、ファンの気持ちをしっかりと受け止めていた。

 こうやってファンからパワーをもらったメンバーは、白ドレスのままアグレッシブな『C'mon!』を披露。ドレスが宙を舞い、地を這いずり回る姿はまさに、しゅかしゅんならではの“カタヤブリ”そのものだ。
 ここで2回目のMCに突入。東京公演ではライブの感想と今後の抱負を口にしたが、この日は各メンバーが手紙を用意し、ファンに対して読み上げるというスタイルを取った。各コメントの詳細は次ページに掲載しているが、ここで印象的だったのは自分の弱さを吐露することを厭わない姿勢だ。8月のワンマンに向けて押しつぶされそうな気持ちを赤裸々に語ることで、そんな不安を昇華させようとしていたのかもしれない。

 そしてファンにとってのサプライズは里奈の口からもたらされた。この3月にメンバー5人が高校を卒業し、大学進学を明言している舞奈、杏菜、茉奈、そして社会人としての決意を示している恵園に対して、里奈は自分の進路を明らかにしていなかった。それがこの日、「大学という道は選ばず、しゅかしゅんという道を選びました」と自らカミングアウトしたのである。
「看護学校を受けるか、しゅかしゅんするかいっぱい考え、悩みました」と語る里奈の横で、同じく進学しない道を選んだ恵園はたまらず号泣。里奈の悩みと決断を誰よりも理解する恵園は、あらためて自分が選んだ道がいかに茨の道なのかを実感したのかもしれない。

 そんな告白はさらに続く。杏菜はアイドル活動と大学の両立に苦心しているという。注意してくれる両親に対し、それが優しさだと分かっているのに反発してしまうことを自戒する彼女。その言葉は、アイドルを自分の娘のように応援している世代のファンに、しっかりと刺さったことだろう。
 そんな感動的なトークタイムの締めは、舞奈のギターを伴奏としたオリジナルソングの合唱だった。メンバーが毎日ツイッターで更新している「動画日記」のなかで、舞奈が披露した自作の歌を、ファンと一緒に斉唱。その短い歌詞には、メンバーとファンが抱いている想いがギュッと詰まっていたのではないだろうか。

♪ 汗と涙の結晶で
♪ 君の顔をちゃんと見れないような
♪ 目を閉じて感じてみるよ
♪ 8月のワンマン、ひとつになってた

 この歌詞にある通り、この日しゅかしゅんのライブを体感したファンの気持ちは、早くも8月の『BEAT ~鼓動~』に向けてひとつになったことだろう。そしてここからは、アンコールの2曲を含めた残り5曲を目いっぱい楽しむだけだ。本編ラストの『プラズマー』では、白いタオルが会場を埋め尽くしていた。
 そしてアンコール。流れてきた伴奏は、予想に反して明るめのアメリカンポップ調だった。そう、ここでついに新曲『What you gonna do』の投入である。照明も他の曲より明るめで、華やかさに満ちあふれた曲調は、ライトなファンも惹きつけられそうなポップさに満ちあふれている。

 ファンからも「最近の新曲で一番好き」との声も出るなど。しゅかしゅんらしさを維持しつつも新しい局面を切り拓いていく姿勢には期待が高まったことだろう。
 そしてラストの『Let you fly』では、会場のファン全員が肩を組んでのヘドバンを展開。一斉に波を打つ客席がなんばHatchやZepp Tokyoでも見られたら、さぞやスゴイ光景になることは間違いない。いや、むしろその光景の中の一人になることこそ。しゅかしゅんの魅力を体感する最良の方法だろう。

 こんな大阪☆春夏秋冬のライブを未見のアイドルファンは、ある意味で幸せ者だ。この衝撃を新鮮な気持ちで受け止められる機会は、この夏にたくさん用意されているからだ。アイドル横丁夏祭りやTOKYO IDOL FESTIVALではぜひ、急上昇中のアイドルとはどんなものかを、その目で確かめてみてはいかがだろうか。
※次ページ以降ではファンへの手紙、そして独占インタビューを大公開!

【大阪☆春夏秋冬 ワンマンライブ】

『BEAT ~鼓動~ IN OSAKA』
2016年8月11日(木・祝)大阪府 なんばHatch
OPEN 15:00 / START 16:00
チケット 前売り:3500円 / 当日:4000円(ドリンク代別途)

『BEAT ~鼓動~ IN TOKYO』
2016年8月21日(日)東京都 Zepp Tokyo
OPEN 15:00 / START 16:00
チケット 前売り:3500円 / 当日:4000円(ドリンク代別途)

■大阪☆春夏秋冬 公式サイト
■大阪☆春夏秋冬 公式ブログ
「ファンへの手紙」を全文掲載、彼女たちの心の声を聞け!

 単独公演『JUMP in OSAKA』のトークタイムに読み上げられた、メンバーからファンへの手紙。「しゅかしゅんと過ごす夏。この夏に向けての思い」をとくと実感していただきたい。

舞奈 「見つかった」という言葉を与えてくださった夏から、約1年が経つ今、こうしてまた新たな目標に向かって突っ走ることができて、本当に光栄です。だけどこの目標が決まるまでの寒い数ヵ月の冬は、停滞期という言葉ににふさわしい状態が続いていた気がします。そんな大変な中で、私は何のために歌を歌っているのかを、いつの間にか見失っていました。ライブの数が減ると共に、ファンの方の数も次第に減っていった気がして、このまま下がっていってしまったらどうしようって、不安になることが日々ありました。

 だけど、そんなメンバーの不満に、一気に雲の隙間から太陽の光が差し込んできた情報が、なんばHatchとZepp Tokyoでのワンマンライブでした。大阪城ホールまで泣かないと決めていたのに、涙はそんなプライドなど破り捨てて、ただひたすら嬉しさと感動と、感謝の気持ちが重なり合い、泣きました。でも人には、目標というちゃんとした形がなければ、前に進むことができず、そしてその目標というのはやはり、人の力と支えがなければ成り立たない。だからこの大きな目標を与えてくださったスタッフの方に、本当に感謝しております。有難うございます。

 どんなにしゅかしゅんの状態が悪くても、「大丈夫だよ」と応援してくださっていたファンの方に、家族、友達、マネージャーの皆さんも本当に有難うございます。だからこの夏は大切な人たちのために歌い、最高をさらに超えたはるか天空の神様に向かって、また新しい伝説を残す夏を皆さんとメンバーと過ごしたいです。
里奈 里奈は今年の3月に高校を卒業し、そこから大学という道は選ばず、しゅかしゅんという道を選びました。正直、これから大学に行くか、看護学校を受けるか、しゅかしゅんするかいっぱい考え、悩みました(ここで恵園が号泣)。でも里奈はしゅかしゅんを選びました。

 高校を卒業する前と今では、しゅかしゅんへの気持ちが変わり、さらに熱く、強くなりました。今しかできないこの時を大切にしていきたいです。里奈は、ライブの時に皆さん一緒に作る空間が最高に好きで、幸せだなっていつも思います。夏のワンマンライブ、会場が人であふれていて、みんなで心を一つにして歌って踊って、拳をあげてヘドバンして、会場が一体になっているんやろなって、そんなことを考える時間が幸せで、想像するだけで興奮が止まりません。

 今は不安でいっぱいですが、それよりも最高のステージをお届けするためにどうしたらいいのか、メンバーみんなで向き合っています。ワンマンライブを観に来てくださる皆さんの頭から、一生忘れられなくて離れないような素敵な一日、最高のステージにします。選んだこの道を信じて、この夏、みなさんと一緒に暑い夏を過ごしたいです!
瑠奈 私はこの夏、初めて高校生として夏を迎えます。今年の春に中学生から高校生となり、考えることや自分と向き合うことが多くなりました。そのなかでファンの皆さんの言葉に何度も何度も支えられてきました。言葉で人は変われるんだなと思わせてもらっています。だから私はこの夏、大阪☆春夏秋冬のパフォーマンスや歌で、何か変わることができる、変えることができる、そんなグループになりたいなと思っています。

 中学生のときの瑠奈と、高校生の瑠奈。どんどん変わっていきます。でも笑顔だけはずっと忘れずに、これからも自分らしく、夢でもあったなんばHatch、Zepp Tokyoでのワンマンライブ『BEAT』に向けて全力で頑張ります。ずっと付いてきてください。皆さんのことが大好きです!
由奈 去年出た夏のフェスやイベントに今年も出演させていただきますが、有難いことに前よりしゅかしゅんのことを知ってくださっている方が多いと思います。でもその分、良くも悪くも期待感というものが高くなってしまうので、その期待をどう超えていくのかが課題かなとすごく感じています。普段通りのしゅかしゅんで挑むのか、一工夫二工夫加えて挑むのか、難しいラインかもしれないですけど、持ち時間の中で熱く熱く全力でパフォーマンスすれば、人の心に印象を残すことがしゅかしゅんにはできると思っています。

 ただ時々、周りのメンバーに迷惑を掛けてしまったり、自分の中でいっぱいいっぱいになってしまうことがあって、自分で自己解決できる部分もありますけど、やっぱりこうやってステージに立って皆さんの顔を見ると、今のままメンバーを信じ、皆さんを信じ、突き進んでいくことが自分の中で正しいことであり、これからも続けていきたいことであります。各イベントの中でしゅかしゅんのライブが一番楽しくなるような夏を作ってみせます。

 そんなワンマンは皆さん、外せませんよね? (ワンマンに来なかった人が)なんで行かなかったんだろうと絶対、後悔させてみせます。どんな夏だって一緒にガムシャラにカタヤブっていきましょう! ワンマン含め、最高の夏にしてみせます!
茉奈 突然ですが、鈴虫ってみなさんご存知ですよね? 鈴虫はいつも夏になると鳴き声に癒してもらっているんですけど、なぜ鈴虫の鳴き声が人を癒せるのかというと、鈴虫の鳴き声は4500Hzで、リラックス効果をもたらす効果があり、PTSDの治療にも使われているんです。

今、「まな知識」を言わせてもらったんですけど、なんで鈴虫の話を今日もってきたかと言うと、茉奈は話し声とか歌とかですごく高音がキレイだねとか好きだよって言ってもらえることが多く、それがすごく嬉しくて、『DAWN OF MY LIFETIME』とかでも高いところを歌わせてもらったり、でもまだ舞奈みたいにとびっきり上手なわけではないけど、感謝の気持ちを込めて自信を持って歌えるように頑張っています。夏のワンマンまでに高音をもっと鍛えて、しゅかしゅんには茉奈の高音が欠かせないって言われるように頑張って、皆さんの心を震わせられるような声を届けられるようになりたいです。

 2016年のこの夏、7人で乗り越えるには大きすぎる壁が目の前にあります。今までも100%のライブを毎回お届けしていましたが、それだけじゃなんばHatchやZepp Tokyoを満員にするのは簡単じゃない難しいことだっていうのは分かっています。だけどこうやって「まな知識」とか高音の声だとか、ほかにもメンバー一人一人が自分の武器を作って、7人で力を合わせて、そして(ライブに)来てくださる皆さんとだったら、どんな壁だって壊せると思います。大きな壁をこの夏、一緒に壊してください。8月11日と21日が記憶に、そして歴史に残る日にできるように7人で頑張っています。この夏も感謝の気持ちと頑張る気持ちを忘れずに全力で突っ走っていきますので、最後まで一緒に付いてきてください。
杏菜 杏菜は大阪☆春夏秋冬の活動と大学との両立をしながら頑張っているんですけど、やっぱりその分やらないといけないことが多くて、大変で、時間配分も思い通りに行かなくて。毎日どんどん(SNSを)アップする時間が遅くなっちゃったり、家でもお母さんとお父さんが(私が)できていないことを注意してくれても、優しさで言ってくれているのは分かっているのに、ついついできていない悔しさを親にぶつけてしまったり、自分でもまだまだやりこなせていないって。

できていないってことを分かっているからこそ、もっと上を目指そうって思うし、負けそうになったり押しつぶされそうになった時、なによりファンの皆さんの存在や言葉や温かさに支えられていることで「よし頑張ろう!」って思えています。絶対に今より成長してみせますので、2016年の夏、関ケ原、@JAM、アイドル横丁、TIF、そしてワンマンライブの『BEAT』。何が何でも一緒に過ごしたいです。夏、ぜひ待ってます。
恵園 私は有難いことにトーク担当というポジションを頂いて、今まで以上に言葉を大切にキチンと届けるという思いが強くなり、こうして単独公演やワンマンライブでトークさせていただく機会が増えたり、関西テレビの音楽番組(音エモン)で舞奈と一緒にMCのアシスタントをさせていただいたり、本当にたくさんの周りの方のお陰で、このポジションを確立させていただけていると思っています。

 そして毎年最高で新しい夏がやってくるんですけど、今年は去年を上回る、記録更新となる暑い夏を皆さんと一緒に過ごしていきたいと思っています。今年の夏の一大イベントはもちろん、私たちの8月のワンマンライブ『BEAT』で、これまでのワンマンライブの何倍もキャパの大きなステージで、正直今はまだ不安があるのですが、その日付が近づいてくるにつれて、今回の単独公演『JUMP』をさせていただいて、たくさんの方が私たちと同じ時間を過ごしに来てくださっていることで、今年の夏も最高の夏になるなって少しずつ確信に変わっていっています。

 なんばHatchやZepp Tokyoに人が埋まらなくても、今までに培ってきた大きなパワーで全力で最高のパフォーマンスをお届けさせていただきます。でもやっぱり去年を超える、未来に繋がるような熱い夏にしたいので、皆さんのお力を貸していただき、歴史に残るような、そして皆さん一人一人の心に残るような最高の夏にします。この夏、私たち7人と最高の景色を見てください。よろしくお願いいたします。
※次のページでは、メンバーへの独占インタビューを公開!

【大阪☆春夏秋冬 ライブ予定】

7月2日~3日
アイドル横丁夏祭り!! 2016
横浜赤レンガパーク

7月16日
SUMMER BEACH FANTASY 2016 「音霊」
音霊 OTODAMA SEA STUDIO

7月17日
ラジオ日本「1ami9LIVE! #004」
TOKYO FMホール

7月20日
KawaiianTVプレゼンツ「アイドル新・三都物語」
なんば・YES THEATER

7月23日~24日
SEKIGAHARA IDOL WARS 2016
岐阜県・桃配運動公園

7月29日
NANIWAdelic
大阪・心斎橋BIG CAT

7月30日
東京ライブ予定

8月6日~7日
TOKYO IDOL FESTIVAL
東京・お台場特設ステージ

9月24日~25日
@JAM×ナタリーEXPO 2016
幕張メッセ国際展示場
大阪☆春夏秋冬『JUMP in OSAKA』独占インタビュー!

――今回の『JUMP in OSAKA』では手紙を読んだり一文字コメントをしたりと、コーナー演出も見所でした。

茉奈 8月の『BEAT』に向けての『JUMP』という位置づけでもあったので、2公演とも終わっちゃったので、あとは『BEAT』に向けてどう勢いを付けるかが大事だと思います。
舞奈 フェスやでフェス! 夏フェスでどれだけお客さんの心を掴めるかやな。
由奈 大阪☆春夏秋冬の名前は少し知られてきたと思うんですけど、実際に見てくださった方はまだ少ないですよね。
茉奈 歌が上手いとかダンスが激しいとか、いい風に想像してくださっている方もいると思うんですよ。その想像を超えていくパフォーマンスを見せられないとダメですよね。
恵園 期待を超えるグループでいたいですね。
由奈 去年を超えていかな!

――昨年は大阪☆春夏秋冬を知っている人がほとんどいませんでしたが、今年はハードルが昨年よりはるかに高くなっています。

茉奈 そうなんですよー、そこはちょっと怖いです。
舞奈 ハードル上がっているって話はメンバーでもしているんです。
恵園 与えてくださった時間の中でどれだけ見せられるか、ですよね。

――それでは今日初披露した新曲の『What you gonna do』について教えてください。

舞奈 しゅかしゅんらしい洋楽っぽいテイストでありつつも、これまでのレパートリーになかった新しさも感じられる曲になっています。
茉奈 歌詞はガツガツした恋愛ソングで、けっこう乙女っぽさもありますね。
杏菜 歌詞の面ではバラード曲と同じ方向性なんですけど、曲のテイストがまったく違うところは新しい部分だと思います。
里奈 アメリカっぽい雰囲気が大好きですね。
舞奈 こういう曲を与えていただけたのは、メンバーに大学生世代が増えたことで、大人っぽい曲も歌えるようになったのかなって思います。
――7人のうち5人がこの3月に高校を卒業しました。

舞奈 メンバー5人はもう、来年二十歳ですからね。
恵園 うぉっ、ホンマや!
杏菜 二十歳か~。
由奈 高二の私から見ても「こういう曲歌うようになったんやなあ」って思いますね。
舞奈 たぶん1年前の私たちがこの曲を歌ったら、魅力を感じなかったと思うんです。
茉奈 めっちゃ良い曲だけど、歌わされているって感じになってただろうなあ。
舞奈 そう考えたら今後は、こういう曲がどんどんマッチしてくるのかなって思いますね。

――今後は大人っぽい曲が増えていくかも。

舞奈 いろんなジャンルの曲に挑戦させてもらえるのは「カタヤブリ」って言ってる私たちにとっては嬉しいことですね。それらを全部しゅかしゅんのものにしていきたいです。
由奈 振付でも他の曲ではAメロからガツガツ踊ってるんですけど、この『What you gonna do』では振付に雰囲気があって、一人一人の感情移入が必要な曲だなって思います。
茉奈 振付の先生が表情にもこだわっていて、「もっと哀愁出して」とか指摘されてますね。
杏菜 事務所の先輩で振付を考えてくれた長谷川唯ちゃんは24歳なので、ダンスにも大人っぽさが入ってるんじゃないですかね。

――みなさんは女性として成長しているという実感はありますか。

茉奈 周りから「もう18歳なんだから!」と言われることは多くなりました。私の場合はくしゃくしゃ笑顔がトレードマークなんですけど、それも大人になったら封印ですかね…、やっぱりできないです!(苦笑)
瑠奈 私は「高校生になったんやから」って言われることが多いです。
由奈 同級生とか見てると、自分のほうが大人って思うこともあるかなあ。いつも18歳のメンバーと一緒に居るし。
舞奈 アイドルって『What you gonna do』みたいな曲はあまりないと思うんですよ。そのなかで私たちが大人になっていく過程でこういう曲を頂けたということは、いまのしゅかしゅんの状況にマッチしているような気がします。
杏菜 盛り上がるだけじゃなく、歌詞とかも聴く人に訴えかけられるような曲なんで、表情とかでも伝えていければなって思います。
――今日は舞奈さんの弾き語りでお客さんと一緒に歌う場面がありました。

恵園 思っていたよりたくさんの方が歌ってくださって驚きました! けっこう覚えるのも早くてね。
茉奈 舞奈ちゃんがツイッターの動画日記で歌っていた曲を演ったので、それを見ていてくださった人も多かったみたいです。
由奈 きっと、なんかこれ聴いたことあるなあって人も多かったんだと思います。
茉奈 しゅかしゅんのファンの方って、初めての曲とかでも聴いている途中で合いの手を入れたり振り真似をしたり、すごく反応が早いんですよ。今日もそんな一体感があったと思います。
舞奈 ノリがいいからね、大阪だから。
恵園 これが大阪魂やな!

――反応が早いという意味では『レインボーカラー』も大阪では初披露でした。

恵園 いやね、今日はあのサイリウムにホンマびっくりしました!
由奈 めっちゃたくさん振られていて、本当にキレイでした!
恵園 舞奈の涙を見て、『城ホールまで泣かんのやろ!?』ってステージ上で口に出しちゃったんですけど、私も客席観たら涙が出てきました。
杏菜 生誕祭とかでサイリウムを振ってもらったことはありますけど、今日はまったく予想してなかったので、本当のサプライズでしたね。
舞奈 素晴らしいファンの方々に恵まれて、しゅかしゅんは本当に幸せ者やと思います。有難うございました!
【JUMP ~飛翔~ IN OSAKA セットリスト】

M01 DAWN OF MY LIFETIME
M02 もしも逢えたなら
M03 BABY CRAZY
M04 戸惑い
M05 BABY
M06 妄想ラプソディ
MC  ※漢字一文字を披露
M07 Last Day
M08 SHINE
M09 レインボーカラー
M10 C'mon!
MC  ※ファンへの手紙を読み上げ
M11 Raise a FLAG!!
M12 カメレオン少女
M13 plasma
EN1 What you gonna do(新曲)
EN2 Let you fly

■大阪☆春夏秋冬 公式サイト

連載コラム

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